今求められるPTAのあり方②
「差別」ではなく「区別」
よくこんな記事を目にします「PTAを退会したら卒業式の花束の代金を請求された」とか「非会員だから運動会の景品がなかった」など運動会シーズンや卒業式前後になると毎年のように流れる記事。
そもそもPTAとは任意加入の団体です。ちなみにあなたの住む家の自治会も同じように任意団体です。誰もが当たり前のように加入している団体ですが、それを最近は「任意だ!任意だ!」と騒ぎ立て問題視する方は非常に多いです。
ただ上記のような景品がない、もらえなかったなどに対して「これは差別だ!」と騒ぎ立て文句ばかりをいう人は、ほとんどが非会員の大人です。親の独りよがりの都合で非会員を選択した以上、本来会員のみ得られる情報や施策、記念品や講演会などの行事参加もその権利を失うことは当然であります。
しかしながら、親はどうあれ、子ども達に不平等を与えてはならないと、悲しい思いをさせてはならない、いう役員の皆さんの配慮のおかげで、非会員から別途徴収したりするのは本来であれば感謝すべきところであります。
今こそ入会同意書を
上記のような利権ばかりを主張する自己中心的な親にしっかりと釘をさすべく、今必要なのは入学式などで説明を受け、その後異論なければそのまま自動入会というようなシステムの改革を行うべきです。もちろん入会同意書を提示する作業は明らかに同意しない人が出て混乱を招くこともございますが、しっかりと入会するメリット、デメリットを説明しておかねばなりません。ただし、そのメリットデメリットの内容もしっかりと精査してお伝えしなければならないこともあり、こういう案件は単位(各学校)PTAではなく郡市PTAや県PTAへそういう雛形作成の依頼を出してみるのも一つだと思います。
同意しない、入会しないのでこのような案件には異論申し立てを致しませんという署名捺印を頂いておけばトラブルも防げるものとなります。学校問題でも中にはスクールロイヤーやPTAでも弁護士顧問契約しているところもあります。いざというときのためにしっかりと同意書をとってみてはいかがでしょうか。