キャラクターシート:クロノトラス

一度は廃案にした本アイデアでしたが、筆がノリにのって彼女のキャラシートなるものができてしまいました。
どうしようこれ。ここに書いた内容、物語に起こせる自信がないんだが⭐︎

1. 基本情報

  • 名前:クロノトラス

  • 学年:中等部

  • 見た目

    • 髪型:黒髪ロング

    • 耳飾り:左耳

    • 耳色:外耳は髪と同じ黒、内耳は青

    • 目の色:青〜藍色

  • 性格:大人しめだが、トレーナーのことになるとやや意固地気味になる。トレーナーの世話を焼くことが好き。礼儀正しいがクラスメートと話す時は年頃の女子のように明るく振る舞う。寂しがり屋。

2. バックグラウンド

  • 出身地:北海道。現在はトレセン学園の学生寮に住んでいる。

  • 家族構成:一人っ子で、両親と自分の3人家族。
    両親は共働きで、よく家を留守にするため、一通りの家事を一人でこなすことができる。
    親からは愛情深く育てられたが、初等部後半に上がったあたりから「手のかからないしっかりした子だし、一人にしても大丈夫」という両親のある意味での信頼から、一人で過ごすことが多かった。
    寂しがり屋だが、両親が忙しいことを承知しており、自分のわがままで困らせてはいけないと、甘えるのを我慢してきた。

  • 過去の経験:一人っ子、かつ共働きの両親を支えるために一人でなんでもこなせることから、家に帰っても一人で過ごすことが多く、一人でいることの寂しさをよくわかっている。
    また、トレセン学園に入学後、母と同じダート路線で行こうとするも、幾度も選抜レースに出ては十分な成績を発揮できず、トレーナー群にアピールをしても半ば無視されるということを経験する。自分自身もトレーナーたちに見向きされない理由を頭では理解しているが、心の奥底では、自分はこんな場所に来るべきウマ娘じゃなかった、と思い始めていた。そこで出会ったのが非常勤講師、のちのクロノトラスのトレーナーである。

  • 価値観や信念:母が叶えられなかった「見る人に希望を与えられるようなウマ娘」になることを夢に、トレセン学園に入学。その夢を叶えたい真意は、幼い頃から構ってもらえなかった両親に、自分自身をもっとよく見てほしいという思いもあったかもしれない。

3. トレーナーに対する感情

  • トレーナーに固執する理由:自分を認めてくれた初めての存在であり、トレーナーが一人で苦しんでいることを知った彼女は、トレーナーを一人にしてはいけない、この人は私が支えてあげないといつかいなくなってしまうと思っている。

  • トレーナーへの愛情:いついかなる時でもトレーナーのそばにいたい(その真意は、自分とトレーナーの寂しさを埋めたいため)。
    不摂生な生活習慣のトレーナーをお世話する(例えば夕食の用意をする。物語が進んでいくと、朝食、昼食としてお弁当を作り始める。トレーナーが遠慮しても「私が好きでやっているので、遠慮なさらず!」と押し切った)。
    トレーナーとは個人的にLANE(「LINE」のようなメッセージサービス)で繋がっており、休日も予定を合わせてお出かけをし、トレーナーの服を見繕ったり、トレーナー宅で不足している日用品の買い出しを手伝ったりする。
    トレーナーや講師としての職務上、多くの人と話すのは仕方がないことは頭では理解しているつもりだが、トレーナーが他の女性、特に人間の女性と話している姿を見ると嫉妬のようなモヤモヤした感情を抱く。
    他のウマ娘たちに言い寄られ、ボディタッチなどをされている場面を見るのもどうしてもモヤモヤはしてしまうが、自分自身もウマ娘だからか、トレーナーが魅力的に見えるから当然かとも思っている。

  • 寂しさと独占欲:一人でいることの寂しさを経験から理解しているクロノトラスは、トレーナーを一人にしないように行動する。
    例えばトレーナーと契約したての頃は、クラスメートたちと昼食をとっていたが、たまたまカフェテリアの端っこの席で、たった一人で栄養ブロック菓子(キャロットメイト)と栄養ゼリー(にんじんゼリー)を食しているトレーナーの姿を見て、あまりにも痛ましい彼の姿に心を痛めた。以降、お昼は彼と一緒に食べるようにしている。
    そして栄養補助食品ばかりの彼の食事内容を憂慮し、自分自身が頼んだカフェテリアの定食を食べさせてあげたりした(トレーナーは「生徒の食事に教師が手をつけるわけにはいかない」と断ろうとしたが、クロノトラスが「食べるまでここから帰しません!」と強引に食べさせた。周囲のウマ娘からは「親子か?」と微笑ましく見られている)。
    やがて彼の昼食としてお弁当を用意するようになり、お揃いの弁当袋を取り出している姿を目撃されては、周囲から囃し立てられている(クロノトラスは口では「トレーナーの食生活のため」「巡り巡って自分のため」と抗議しているが、周囲から「そのように」見られていることを内心喜んでいる)。
    周囲の人間女性やウマ娘から「トレーニング方法を教えて欲しい」「勉強でわからないところがあったからマンツーマンで教えて欲しい」といったお願いをほぼ二つ返事で承諾するトレーナーにやきもちを焼いており、特に人間女性ととトレーナーが二人っきりにならないよう、トレーナーについて回ったり、トレーナーの部屋(校務員室)に招いた時なんかは、部屋内で勉強するふりをしながらトレーナーを監視したりしている。

  • 執着が生まれたきっかけ:トレーナーが非常勤講師に至るまでの経緯を聞いた時、そしてトレーナーが一人でこの世をさろうとした経験があることが分かった時。
    一人でいることの寂しさを理解しているクロノトラスにとって、初めて自分のことを認めてくれたトレーナーを絶対に失いたくないと思ったことが最初のきっかけ。
    また、トレーナーが他の職員から陰口を言われたり冷遇されていたことを知り、自分自身の手で幸せにしてあげなければならないと思ったことが、さらに彼女の執着を強めている。

  • トレーナーとの最初の出会いの印象:クロノトラスが一人で自主練をしているとき、トレーナー(出会った当時はまだ非常勤講師)が、ターフを走るウマ娘たちを寂しそうな目で見ていて、同じ寂しがり屋として共感するものを感じ、声をかけた。
    トレーナーになる前の彼に対する印象は、理科や数学の授業で見たことのある教師で、とても物腰が柔らかく、ウマ娘たちのレース生活に深く理解を示してくれる優しい先生、と言う印象。
    だが、どこか辛そうに、そして寂しそうにウマ娘たちを遠巻きに見ていたことが、頭から離れなかった。

4. 性格と行動

  • 普段の性格:おとなしく礼儀正しいが、トレーナーに対してはやや強引になる。
    特にトレーナーは自身に対して無頓着(自身の健康より担当バ=クロノトラスを優先する、うつ病の症状が悪化しても深夜時間になっても働き続ける、過労で失神しても、起き上がったらすぐに仕事を始めようとする)であるため、自分自身がトレーナーを制して、躾けてあげなければと、母親のような心を持っている。
    しかし、トレーナーが自分のために献身的に働いてくれていることを理解しており、そんなトレーナーを甘やかし、あわよくば自分なしでは生きられないように仕向けたいという、仄暗い性格が見え隠れしている。

  • 趣味/好きなこと:趣味は料理。一人で練習しているうちにいろんなジャンル(イタリアン、フレンチ、中華その他)に手を出すようになった。裁縫も一通りできるが、編み物はまだ練習中。
    また時計を見るのが好き(幼少期、両親が帰ってくるのを時計を見ながら今か今かと待っていた。両親が帰ってくる嬉しさと時計が刷り込まれ、時計好きになった)。
    ショッピングでは時計屋の前を通るのが密かな楽しみ。

  • 弱み/恐れていること:トレーナーが自分を置いて去っていくことを、この世の何よりも恐れている。
    そして、トレーナーが自分自身を追い詰め、自分の見ていないうちに、どこか遠いところに行ってしまうのではないかと言う不安を抱えている。
    そのため、自分自身が「トレーナーが帰る場所」となれるよう、トレーナーの世話を積極的に焼くようになる。
    物語中、クロノトラスが疲労を蓄積させて倒れてしまったことに、トレーナーは「自分のせいだ」「自分はまた過ちを犯してしまった。また不幸にしてしまった」と自分を強く責め、置き手紙を置いてトレセンを去ろうとした。
    クロノトラスが置き手紙に気づき、トレーナー寮に押しかけてトレーナーを説得したことで、トレーナーはクロノトラスとの契約を続けることに決めたが、この一件がクロノトラスに大きな影を落とす。
    どこかでトレーナーがいなくなってしまわないか、また一人にならないかの不安に駆られ、深夜になってもメッセージを送り続けたり、トレーナーが自分のもとをさる夢を見た際には飛び起き、学生寮を飛び出してトレーナー寮の彼の部屋へ向かうなどの奇行に走ったりした。
    精神的にある程度安定してきたクロノトラスは、深夜のトレーナー寮へ突撃することは無くなったが、たまに夜にLANEでメッセージを送り続けたり、学生寮の部屋で同室の相手がいないときは、電話をかけたりする。

5. 物語での役割

  • 物語全体/テーマとの関わり:クロノトラスがトレーナーの昔の話、すなわち、トレーナーが昔担当したウマ娘が亡くなり、そのことを自分のせいだ、自分はウマ娘に不幸を振り撒く最悪な人間と言う思い込みを、自分自身の走りと勝利によって否定し、トレーナーはウマ娘に幸せをもたらす素晴らしい人であることを証明する。
    そして、一人でどこかに消えそうな雰囲気を醸し出すトレーナーに、クロノトラスは「あなたは一人じゃないし、一人になんか絶対にさせない」と言い、どこまでもついていく、あるいはクロノトラスとともに歩む世界へと引っ張り上げようとする。

  • 成長の過程:トレーナーと出会う前は、どんなに努力を重ねても勝利を得られず、みんなに希望を届けると言う夢に絶望を感じていた。
    しかしトレーナーとの出会い、そして「みんな」というぼんやりとしたものではなく、「トレーナー」にとっての希望になりたいと具体的な夢を持ち、そのために努力をすることで、後に圧倒的勝利を納める。
    そして、最初は真面目で大人しい普通の少女であった彼女が、やがてトレーナーを愛することを知り、彼に対して病的なまでに愛を注ぐようになっていく。

  • クライマックス:クライマックスは全然考えてない・・・。あ、でもトレーナーとは結ばれます。これは決定事項⭐︎