浦出美緒

日本タナトフォビア協会代表|死ぬのが怖い人 |タナトフォビア(死恐怖症)な人| プライ…

浦出美緒

日本タナトフォビア協会代表|死ぬのが怖い人 |タナトフォビア(死恐怖症)な人| プライベートな訪問看護師、たまに大学教員 (専門:医療倫理、小児看護)| 日本タナトフォビア協会:https://thanatophobia.jp |noteでは好き勝手書きなぐります!

最近の記事

【詩】27

「27年前の今日は  見たこともないきれいな青空でした  あなたは世界で一番かわいい赤ちゃんでした  お誕生日おめでとう」 4行のショートメッセージは父の愛 耳を塞ぎたくなるような暴言も 目を背けたくなるような反抗も 全て許されていて、全て許していて 憎しみばかりを増幅させて 分かりあうことなどないと思っていたのに 憎しみばかりを握りしめて 愛すこともないと思っていたのに たった4行のメッセージで 私は大人になりました ありがとう 元気でいてね、長生きしてね

    • 【詩】嘘つきgram

      いいねって押すたび ハートをひとつ送るたび 自分の心に蓋をする 親指は別の生き物のように動く コントラストを上げるたび いいとこだけを切り取るたび 周囲は色を失っていく 四角い世界が全てのように見える 時折息が苦しくなる ああそうだ この景色も撮っておこう 涙でにじむレンズ越し わたしのリアルをわたしの中に いつか誰かに見せれたらいい

      • 誕生日には、自分の遺影を撮りなさい

        「自分は一人ぼっちなんだ」 と、時折無償に淋しくなる。 所詮みんな一人ぼっちだ。 真の意味で思考を共有することはできない。 自分だって自分が分からない時があるのだ、他人なんてなおさらだ。 大声で叫びたくても出来なくて、口から自分の中の何かを出してしまいたくなる時がある。それはもちろん一人の時、部屋で泣きながら歌ったり、なんてことない映画のシーンに感情を吐き出すように嗚咽する時。1時間程すると気分が落ち着いて、平気な顔で日常生活に戻る。 ホルモンがそんな感情にさせるのか