君のため

THE BLUE HEARTSの歌に「君のため」という曲がある。実はわたし、この歌の歌真似をとても上手に出来る。主に遠征の車の中で披露しては御殿場-海老名間あたりのまどろみの時間を和ませたりしている。

ちなみにわたしの音楽のルーツに
THE BLUE HEARTSの存在は実に色濃く刻まれている。やっている音楽にはとても分かりにくく内包しているのでまあ誰も気づかない。

そしてここまでの話は今回のテーマとはさほど関係がない。

この3日前より
断絶交流という関東で活躍しているバンドの
川口純平というマイメンのソロツアーに帯同している。
なかなかハードなツアーではあるし
なんならわたしが組んだのだ
いやほんとハードだ。

でもある種の充実感を全身で感じている。
ローション相撲の際の次課長の河本さんくらい
全身に充実感がまとわりついている。

人のためになにかをやるというのは
一見とても良い事に見えるが
自分の感じ方の中で「良い事度」が上がると
おそらく簡単にそこに依存してしまう。
耳触りが良いのがとても麻薬的なのだ。

しかし純平氏のツアーの成功を
共に楽しみながら作り上げるという
この「人のため」は非常に楽しい。

しかしながら
自分の事をおろそかにする理由にしてしまう
という危険な側面が出てきてしまう場合
こういう事を生業の中心に据えないようと
気をつけなければならない。

でもね
本当に楽しかったなこの3日間。
今日が最終日なので
感極まったりしないようにしっかり酒を飲んで
馬鹿笑いしていたいと思う。

ああ、君のため
僕がしてあげられることは
それくらいしか今は
できないけれど
(君のため/THE BLUE HEARTS)

いいんだよきっと
それくらいで


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