タイで出会う猫

オンヌットの行きつけのカフェに猫がいた。

近寄って猫を撫でようとすると、全拒否ではないが、向こうから纏わり付いてくるような気安さはない。微妙に警戒している感じがする。猫と遊ぶのはなかなか難しい。それでも触れるのを許してくれるだけ有難いとは思う。

カフェで前はその猫を見かけたのだが、昨日、猫を発見したのはカフェから50mほど行ったところの路上であった。放し飼いにしているから、どこでも彷徨くようである。それでも、テリトリーみたいなものがあるのだろうか。

タイでルートセールスの営業マンをしていた時に、バンコクからプラチンブリのお客さんの工場に行く途中で、よくチャチュンサオのガソリンスタンドに寄った。

シェルのガソリンスタンドだったが、あそこにはとても愛想の良い猫がいた。行くと必ず大歓迎してくれて、私の足にぐるぐると自分の身体をくっつけてくる。

しばらくはプラチンブリ方面に遠出するのが楽しみになった。

しかし、いつの間にか猫はいなくなってしまっていた。どこへ行ったのかはわからない。

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