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電子書籍の出版方法~AmazonKindle ~

電子書籍を出版すると言うと、はじめての人は「難しそう」「大変そう」と感じるかもしれません。

しかし、出版することのプロセス自体はそれほど難しくありません。(執筆するには、それなりのパワーはもちろんいりますが・・・)

ここでは、Amazonで電子書籍を出版したい方に、Amazon Kindeで電子書籍を出版したい方に出版までのステップや、販売するのに必要なことについてお伝えしていきます。

電子書籍を出版するまでの流れ


実際に電子書籍を出版するまでには、
どのようなことが必要なのでしょうか。

電子書籍を出版するまでの流れについて見ていきましょう。

まず、大きく分けるとステップが4つあります。

第1ステップは、本の企画をつくる

第2ステップは、本の内容を決める

第3ステップは、原稿を執筆する

第4ステップは、Amazon Kindleで出版する

です。


ステップ1:本の企画をつくる

本の企画を作るのは、家を作るときの土台と同じようなものですので、とっても重要です。
企画を考えるときには、まず本を作る目的を明確にしましょう。

本を出版する目的を明確にし、ジャンルを決める

同じ電子書籍を出版するにしても、自分のビジネスの拡大にしたいのか、集客につなげたいのか、名刺代わりにしたいのか、副業として取り組みたいのか・・・と、目的によって、かなり内容や書き方は変わってきます。

ビジネスの拡大につなげたいのであれば、自分の専門的な内容にする必要がありますし、副業として1冊でも多くの人に読んでもらいと思うのであれば、トレンドにあったジャンルを選ぶことが必要です。

目的が決まったら、次にジャンルを決めます。次の問いに答えられるように考えてください。

【どのジャンルを選ぶのか】
【なぜ、自分がそれをやるのか】

コンセプトを決める

次にコンセプトを決めます。


コンセプトでは、シンプルに、
【誰に、どんなメリットを提供するのか、そのベネフィットは何か】
を考えてください。

【誰に】とは、本を読んでくれるお客さんのことです。あなたの本は、どんな人に読んでもらいたいでしょうか。それを決めてください。

そして、次に本を読んでくれるお客さんに対して、【どんなメリットを提供するのか】を考えましょう。メリットは、その特徴や他と違うところなどを意味します。

それが決まったら、【そのベネフィット】を考えましょう。

ベネフィットとは、「利益」のことを意味します。ベネフィットは、マーケティングにおいてもよく使われている言葉で、「お客さんが商品から得られるよい効果や影響」のことを指します。

パーソナルブランディングを考える


他の同じようなことをしていると人と差別化するために、
【あなたはどんな人なのか】を示し、
【他との違いを生み出すことができるのか】
を示すことは大切です。

でも、今まで誰も書いたことないこととか、思いつかないようなアイデアは、ほぼないと思ってください。もし、あるとすれば、かなりのデキる人で、おそらくこれを読んでいることはないのでは・・・と思います。

それでも、せっかく書くからには、すでに誰かが書いているような内容では、あなたが書く意味がありません。それで、差別化していくためには、他の人とは違った視点を入れたり、あなたの経験や意見、オリジナルの部分を盛り込むことが必要になってきます。


ステップ2:本の内容を決める


次に、本の内容について考えていきます。ここは、特に力を入れて頑張ってください。

時々、電子書籍を出版しようとする人から連絡をもらうことがありますが、本を書いたものの出版する価値があるのか・・・と悩んでいるという内容のメッセージが届くことがあります。

せっかく書いたのにもったいないとも思いますが、内容が雑だったり、薄っぺらいものであると、かえって足を引っ張ることにもなりかねませんので、そこは注意が必要です。

本の目次、章、小見出しを決める


次の手順で目次を作成しましょう。
・章を組み立てる。
・それぞれの章ごとに、その中で何を書くのが項目を見出しにする。
・見出しにどんな内容を書くのかを箇条書きやキーワードで書き出す。


タイトルを作成する


タイトルには、次の3つのエッセンスを入れましょう。
【誰向けに】
【読者は何を得られるのか】
【あなたは誰で何を提供できるのか】


表紙のイメージをつくる

私は今までに出版した本はすべて、表紙を外部の人に作っていただきました。デザインなどに携わっている方であれば、自分で挑戦するのもいいと思いますが、普段あまり関わっていないのであれば、プロの方に依頼することをおすすめします。

電子書籍を読んでくださったからから、「出版しました」と連絡をいただくことがあるのですが、やはりプロに頼むのと素人が作ったのでは、かなり違いがあるなと感じます。

表紙を外部の方に作っていただくためには、あなたの考えている本のイメージをデザイナーさんにわかりやすく、正確に伝えることです。

「思っているのと違った」と言われる方がいますが、これは、伝え方が悪いのだと思います。

次の点をお伝えすると、かなりの割合で、イメージに近いものができてきます。

【表紙に表示するもの】
・書籍のタイトル
・サブタイトル
・帯の有無
・著者名
・著者肩書

【書籍の内容】
・書籍概要
・プロフィール

【表紙のイメージ】
・表紙のイメージ図
・画像の有無
・自分のイメージしている内容(フォント体やフォントサイズ、雰囲気、色など)


ステップ3:原稿を執筆する

電子書籍では、表紙やタイトルが購入してもらうきっかけになることが多いものの、やはり本文に書いてある内容が読者満足度や評価に大きく影響を及ぼすことには変わりません。

表紙やタイトルがいくら素晴らしくても、内容が伴っていないのであれば、読者からの評価も下がりますし、かえってマイナスブランディングにつながってしまうこともあるのです。

もちろん読者の方の主観的な感想もありますし、すべての読者にとって思っていたものと同じということは難しいかもしれませんが、少なくともタイトルや表紙などから想定される内容とかけ離れていたり、期待はずれだと感じさせてしまうような内容にしないことは必要です。

そこで、原稿を書くときに意識してほしい点についてお伝えしていきます。

読みやすい原稿にする

読みやすい本にするために、次のことに気をつけましょう。

・文章は、誰にでもわかりやすいものにする。

・目次の章や見出しに合わせて、書くべき内容を箇条書きにし、文章全体に一貫性を保つ。

・書き終わったら、必ず何回も読み、推敲する。


電子書籍の書式を整える

書式が整っていないと、一気に素人感がでてしまいます。目次や見出し、内容のフォントを揃えること、語調を統一すること、改行や文頭の1マス下げることなどは、しっかり整えましょう。


私が今まで出版した中で、おすすめの設定は、以下になります。

・Wordを活用する場合、縦書きで文字数は38文字の15行設定

・フォントの大きさ
 基本・・・14ポイント
 章・・・20ポイント
 見出し・・・18ポイント

・語調は、基本は「です」「ます」調

「はじめに」「おわりに」を書く

「はじめに」「おわりに」は、本の体裁を整える上でも、また読み手に、この本はどんな本なのか期待や興味を抱かせたり、読み終わったあとの満足感を感じてもらうにも必要です。


「はじめに」に書く内容は、次の内容を入れましょう。

・本の内容


・なぜ、その内容を選んだのか

・どんな人にこの本を読んでもらいたいのか

・本を読んだら、どんなことがわかるのか、ベネフィットがあるか

・自己紹介(なぜ、自分がそれを語る資格があるのか)


そして、「おわりに」では、本を読んでくれた読者への感謝と、本全体を通してのまとめをします。

ステップ4:Amazon Kindleで出版する

原稿ができたら、いよいよ出版の準備に入ります。

Amazon Kindleで出版するために必要なものは、次の2つです。

・表紙(jpg)
・原稿(ePub、mobiなど)

ファイルの形式については、次のところで説明していきます。
そして、このファイルをAmazon KindleにUPして、登録すれば完了です。


Amazonで電子書籍を出版したい方に、Amazon Kindeで電子書籍を出版したい方に出版までのステップをお伝えしてきました。

少しは、電子書籍出版のイメージわいてきたでしょうか。

ここでは、ごくシンプルにお伝えしてきましたが、この内容をもっと詳細に説明した本が、こちらの【Kindle出版したいと思ったら読む本】です。

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なお、Kindleunlimitedの読み放題に入っている方は、【無料】で読めます。

レビューも高評価を頂いています。

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