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タイ料理のガパオライス、「ガパオ」のタイ文字のつづりは?

有名なタイ料理の、ガパオライス。

タイ語では、
「パット・ガパオ」と言います。


パットは、「炒める」
という意味の動詞なので、

「パット・ガパオ」とはつまり、
「ガパオの葉を炒めたもの」という意味です。


今回は、「これをタイ文字で書くとどうなるか」というお話。


パット(炒める)のつづりは「ผัด」で、
わりとシンプルなんですが、

「ガパオ」のつづりは、
意外とややこしいです。

กะเพรา

↑「ガパオ」はタイ文字で、このように書きます。

「ガパオ」のタイ文字のつづりをよく見ると、
後ろは พร (phr)の二重子音です。


そう、じつは、

「ガパオ」は、
二重子音だったのです!

กะ เพรา
前半が普通( ka )で、
後半が二重子音( phrao )

二重子音なので、本当は、
「ガ・プラオ」というのが正しい発音です。


しかし、

二重子音のR/Lは、省略されることが多い
という法則があるので、

「ka-phao ガ・パオ」
と読むのが一般的。

じっさい、日本でも、
「ガパオライス」と呼ばれています。


しかし、
タイ文字の正しいつづりとしては、

前半が普通の「กะ ガ」
後半が二重子音の「เพรา プラオ」


なので、

「กะ เพรา ka-phrao ガ・プラオ」
が正しいつづり、というわけです。

画像2


しかし、、

この「ガ・プラオ」というつづりは、
意外にややこしい。

というか、「ひっかけ」が多い。

「ひっかけ」は、2つ存在します。


まず1つめ、

「ガパオ」という名前が有名すぎるために、

二重子音を忘れて、
両方普通の音で、
「กะ เพา ガ・パオ」と書いてしまう。

これが、ひっかけその1。


2つめのひっかけは、

「ガ」で始まるタイ語の単語は、
「กระ グラ」と書くことが多いので、

「ガパオ」もそれと同じノリで、
「กระ เพรา グラ・プラオ」と書いてしまう。

つまり、

前と後ろ、両方とも、
二重子音にしてしまう、
というミスです。

これが、ひっかけその2。


しかし、正解は、
どちらでもありません。

กะ เพรา
前半が普通( ka )で、
後半が二重子音( phrao )

  ↑
最も「思いつきにくい」組み合わせ。
これが、「ガパオ」の正解なのです。

まとめると、次のようになります。
↓ ↓ ↓

画像1


そして、
この「ガパオ」を炒めたものが、

「パット・ガパオ」
というわけです。

กะ เพรา ガ・プラオ 
(ガパオ)

ผัด กะ เพรา パット・ガ・プラオ 
(ガパオ炒め=ガパオライス)


「ガパオ」、および、「パット・ガパオ」のタイ文字のつづりは、
ぜひ、覚えておきましょう!!

でも、じつを言うと、、

「ガパオ」の正しいつづりは、
タイの人も、意外と忘れがちなんです。

なので、もしもあなたが、
「ガ・プラオ」の正しいつづりを書けたら、
タイの人に自慢できると思います!


今回は、「ガパオ」のタイ文字のつづりについてのお話でした。


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