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【タイ沼介護部】在宅介護や介護職の悩みは、1人で抱え込まず共有しよう

このたび、タイ沼内の新たな部活として、

「#タイ沼介護部」
を発足することになりました。

「えっ、料理部とか、カラオケ部とかなら分かるけど、介護部って何?」

「てゆうか、もはやタイと関係なくない?」

…という疑問を抱いた人も多いと思うので、

本日、「タイ沼介護部」の設立の意義や目的について、
ざっとお話ししておこうと思います。

「タイ沼介護部」の意義とは

「タイ沼介護部」の設立理由は、
大きく分けて、2つあります。

1. 現在の、直接的な理由と、
2. 将来の、間接的な理由です

では、順に見ていきます。

1.介護従事者は、意外と多い

1つめ、直接的な理由は、

現在、タイ沼内でも、
実際に介護に関わっている人が多いからです。


病院や介護施設に勤めている、
という方もいれば、

在宅で親や義両親の介護をしている、
という方もいらっしゃいます。

また、親に限らず、

配偶者や子供の介護をしている方もおられます。


なので、現状として、

「タイが大好きで、リアルでは、介護の仕事に携わっている」

という方が一定数おられるので、
そうした方々の交流や相談、情報交換の場として、

「#タイ沼介護部」
の存在が必要だと感じたためです。

以上が1つめ、
「現在」の、直接的な理由です。

2.介護従事者はどんどん増えていく

2つめは、「将来」における、間接的な理由。

それは、今後の日本では、
在宅介護、または施設での職員としての介護を問わず、

介護に携わる人が
どんどん増えていくからです。

2020年以降、人口ボリュームの最も大きい「団塊世代」と呼ばれる人たちが、
一斉に75歳以上の高齢者となります。

高齢者の数が増えるということは、必然的に、
「要介護者」の人口も増える、ということです。


そのため、2020年以降は、

団塊世代の介護の需要が
ますます高まっていきます。


介護の需要が上がれば、
介護職の求人も増えますから、

介護業務に携わる人の数も、
当然増えていきます。


また、施設での介護だけではありません。

在宅介護も、今後は増えていきます。

団塊世代の子供である、
いわゆる「団塊ジュニア」世代が、

親の介護のために仕事を辞め(離職)、
在宅で親を介護する、

というケースが増えているからです。
(こういうのを「介護離職」と言います)


最近のタイ沼は、
20代30代の若い人が増えたとは言っても、

団塊ジュニアの世代は、
依然、大きな人口ボリュームです。


そのため、タイ沼の中でも、
在宅で介護をしている団塊ジュニア世代の方も多くおられ、

私もこれまで、そういった方々の話を、
何人か伺ったことがあります。


つまり、、

たとえ、今あなたが、
介護とは無縁の生活をしていたとしても、

それはあくまでも、
「今まではそうだった」という話。


今後、2020年以降は、

あなたを含め、誰の身にも、
介護に携わる可能性がある、ということです。


こうした現状から、今後は、

「介護」というキーワードで人と繋がっていく必要性が、ますます高くなっていく

というわけです。


以上が、「タイ沼介護部」設立の理由の2つめ、
将来的、間接的な理由です。

「一億総介護時代」に突入した

こういった社会の状態を、
極端な言い方で、

「一億総介護時代」
なんて言ったりします。

「一億総介護」とはつまり、

「日本の人口の一億人全員が、介護する側、またはされる側のいずれかに回る」

ということです。


「一億総介護」…なんとも、夢のない言葉ですが、

しかし、これが世界で最も少子高齢化が進んだ、
日本という国の現実なのです。

「介護の悩み」は共通の話題になる

では、話をタイ沼に戻します。

タイ沼では、仲良くなった人同士で、
DMやスペースなどを使って会話をしたり、
あるいは実際に会って話をしたり、、

ということが多くあります。

でも、現状では、タイの話で盛り上がって、仲良くなることはあっても、

さすがに、介護の話が話題になることは、なかなかありませんよね。

タイ沼の友人に、介護の悩みを聞いてもらいたいと思っても、

「せっかく楽しい話で盛り上がっているのに、介護の話なんてしていいのかな、、」

と、どうしても遠慮してしまうからです。

タイ沼には、ふだん、介護や医療の現場で働いていらっしゃる方も大勢いらっしゃいますが、

だからといって、介護の話が共通の話題になる、というのは、
やはり、現状ではレアケースだと思います。

「#タイ沼介護部」のハッシュタグ

でも、せっかくSNSを通じて、
人と繋がれるのなら、、

「介護」という共通の悩みも共有できれば、
さらに充実したつながりが得られると思いませんか?

そこで、活用していただきたいのが、
「#タイ沼介護部」のハッシュタグです。

介護や医療関係の職場での悩みや、
あるいは、在宅介護のストレスなどをつぶやく際、

「#タイ沼介護部」のハッシュタグをつけることで、
共感者と繋がりやすくなります。


また、こうして、タイの話題だけでなく、
お互いが介護を通してつながることで、
さらにつながりが親密になります。


たとえば、

「こないだの放送見た?」
「あー見た見た、良かったよねー」

「ところで、おとうさんの介護、どう?」
「そうそう、それがさー」

みたいな感じで、普通の文脈で、
介護の話を聞いてもらうことができます。


つまり、これまでは、
「タイ沼のこと」を軸に人とつながっていたのが、

「#タイ沼介護部」のハッシュタグをつけることで、

・タイ沼住人であり、かつ、
・介護にも携わっている

という相手と、ピンポイントに繋がることができる、
というわけです。

「活発でなくても、構わない」

もちろん、「#タイ沼介護部」なんていう部活は、
現状では、あまりにもマニアックすぎて、

「急速に部員が増える」なんてことは、
当分はないだろうと思います。


なので、

「#タイ沼介護部」のタグをつけたとしても、
しばらくは誰にも知られずに、

水面下の小さな活動で、
たまーにTLに浮上する、
みたいな感じになるかと思います。

・・・でも、それでいいんです。

「部が存在することに意義がある」

たとえ、今はまだ、
部員が少数であっても、、

「介護部という部が存在する」
ということに意義があります。


実際のところ、
多くの場合、、

介護の事案は、
何の前触れもなく、
突然訪れる
からです。

昨日まで元気で、ピンピンしていたのに、
ある日突然、脳から出血して要介護者になった…

なんていう話は、
ザラにあります。


いざ、自分の身の周りで
介護の事案が起こって、

「周りに共感者がいない!」
「誰にも相談できない!」

というような状況のときでも、
介護部の存在さえ知っていれば、

「あっ、そう言えば、そんな部活があったような、、」

と言って、部内で共感者を見つけることができます。


これはいわば、
「駆け込み寺」のような存在です。


なので、介護部は、
たとえ活動が活発ではなくても、

ただ存在しているだけで、
十分にその機能を発揮している

と言えます。

こうした取り組みは、
「一億総介護時代」の日本において、
ますます重要性が高まっていく

と感じています。

私も介護経験者

ちなみに、ここまで書いておいて、

「私は、ただの設立者で、部活とは無関係です」

などと言ってフェイドアウトするのは、
さすがに卑怯だ(笑)と思うので、

私のことも、少し書いておきます。


じつは、、

かく言う私自身も、介護施設で5年以上、
介護職員として勤めていたことがあります。

なので、おむつ交換や排せつ介助など、
介護に必要な業務は、ひと通りできます。

また、施設の職員とは今もまだつながりがあるので、
今でも、送迎のドライバーを務めることもあります。


また、タイ人妻の母親も、
在宅介護だったので、

妻の母親の最期は、
タイの自宅で看取りました。

現在も、私の両親を、
日本の自宅で介護しています。


こうした経歴があるので、

私も、「タイ沼介護部」の部員を名乗る資格(?)は十分あると思っています。

・介護職員が日々感じている矛盾や苦しみ

・突然親が要介護になったときの苦しみ

・誰にも相談できないつらさ

…など、こうした悩みを、私自身もよく知っているからこそ、

「介護部の存在が、どうしても必要だ」
と、つねづね感じていて、

このたび、「タイ沼介護部」の設立に至った、というわけです。

タイ沼介護部の唯一のルール

部活では、投稿の際の細かいルールは、特にありません。

「#タイ沼介護部」のタグをつけておく、
ということぐらいです。


ただし、、

1つだけ、絶対に破ってはならない、重要なルールがあります。


タイ沼介護部のたった1つのルールとは、何か。

それは、

「他人の介護のやり方を、
 絶対に否定しないこと」

です。

介護をしている、という時点で、
部員はもうすでに、
非日常の極限状態です。


なので、

たとえ、「えっ、そのやり方は、どうなの?」と、他人が感じたことであっても、

本人からすれば、
「さんざん追い詰められた末に、決断したやり方」

であることが多いんです。


ただでさえ、介護の現場で追い詰められて、
なんとか日々回しているのに、

せっかくできた友人から、
「そのやり方はダメだよ」なんて言われたら、
本当に傷ついてしまいます。


実際のところ、、

介護者が一番傷つくのは、
無関係の第三者から言われる、
正論のコメントです。


大事なことなので、
もう一度言います。

介護者が一番傷つくのは、
無関係の第三者から言われる、
正論のコメントなのです。


「そんなの、分かってるに決まってるでしょう?」

「人の状況も知らないくせに!」

「だったらあなたが介護すれば?」

ってなもんです。

これ、本当につらいんです。

こんな対応をされては、
「話さなきゃ良かった…」
と、悲しくなるのも当然です。


なので、介護部では、

他人の介護のやり方は、
100%尊重する。
「良くない」と感じても、
自分が真似しなければいいだけの話で、
他人のやり方を絶対に否定しない。


これを、タイ沼介護部の
唯一のルールにしておこうと思います。

おわりに

さて、長くなりましたが、、

今回の記事は、「タイ」や「タイ語」とはまっっっったく関係ありません。(笑)

なので、関係のない人にとっては、
本当に関係のない記事になってしまったかもしれません。


ただし、何度も言っているように、
これからは「一億総介護」の時代なので、

・タイ沼住人であり、かつ、
・介護にも携わっている

という人の数も、今後は確実に増えていくことが予想されます。


なので、介護についての知識も、
無いよりは有るに越したことはありません。


今回の記事を読んで、

そういう部活があるらしい
と、頭の片隅にでも、覚えておいてもらえればと思います。

「何かの機会に、タイ沼介護部の存在が、
 あなたのお役に立つかもしれません」


では今後とも、
「タイ沼介護部」を、
どうぞよろしくお願いします!



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