タイ語Q&A~「よろしくお願いします」を表すタイ語フレーズ4選
Q:タイ語で「よろしくお願いします」は何と言う?
A:直訳のタイ語はないので、場面ごとに分けて考えよう
ご質問ありがとうございます!
たしかに、日本人は、「よろしくお願いします」という言葉をよく使いますよね。
初対面の挨拶でも使うし、
職場や学校での挨拶でも使います。
また、今回のように、人にお願いをする時にも「よろしく」と言います。
つまり、日本語の「よろしくお願いします」は、
使う場面が多すぎるので、
ひと言のタイ語でカバーしようとするのは、さすがに無理がある、というわけです。
なので、
・・・という風に、「よろしく」を使う場面ごとに分けて、
その場面にふさわしいタイ語のフレーズを、1つ1つ考えていく必要があります。
僕は、だいたい「4つ」ぐらいに分けられるかな、と思っています。
では、順に見ていきましょう。
1.初対面の「よろしく」
まずは、初対面のあいさつで使う「よろしく」。
これは、タイ語の決まり文句があります。
新しいグループに入った時や、
新しい職場に入社した時、
新しい部署に配属された時など、
要は、初めて会った人に対して、
「これからよろしくお願いします」
という挨拶です。
ขอ ฝาก ตัว ด้วย
コォー ファーク トワ ドワィ
日本語の「よろしくお願いします」には、これが一番近いので、まずは、このフレーズを丸暗記してしまいましょう。
わずか4語のフレーズなので、
すぐに覚えられると思います。
また、言い方のバリエーションとして、
頭の「ขอ コォー」を付けたり外したり、
文末を「ค่ะ カァ」や「นะคะ ナカ」に変えたりします。
・・・などなどです。
「ฝาก ตัว ファーク・トワ」の直訳としては、
ฝาก ファークが「預ける」なので、
「体を預ける」
つまり、
「私の体を預けます」
↓
「私のことをよろしくお願いします」
ってことですね。
また、ฝาก ตัว(体を預ける)には、
という言い方もあります。
肉と体、という似た言葉を重ねて、
意味を強調しています。
なので、タイの人は、
という挨拶をすることもありますが、
我々日本人は、わざわざこんなに長い挨拶はしなくて良いでしょう。笑
これだけで、OKだと思います。
あと、先ほど、「初対面の挨拶」と書きましたが、
ฝากตัว ด้วยは、新年のあいさつとして使うこともあります。
その場合は、
「ปีนี้ ก็ ピーニーゴォ(今年も)」
を頭に付けて、
ปีนี้ ก็ ขอ ฝากตัว ด้วย นะคะ
ピーニーゴォ コォー ファーク トワ ドワィ ナカ
(今年もよろしくお願いします)
と、言います。
ただ、これは、どちらかというと、
ちょっとかしこまった感じのあいさつです。
芸能人やインフルエンサーなどが、
SNSの投稿や動画などで使うことが多く、
同僚や友人同士での挨拶としては、
ちょっと不自然な気もします。
タイ語の新年のあいさつは、
สวัสดีปีใหม่
サワッディー ピーマィ
(あけましておめでとう)
だけでいいと思います。
そもそも、「今年もよろしくお願いします」という挨拶自体が日本風なので、
この部分は、無理に訳さなくてもいいのです。
あえて訳すなら、
という言い方もあるかな、という感じです。
新年のあいさつは、基本、「สวัสดีปีใหม่ サワッディー ピーマィ」だけでOKです。
では、次です。
2.依頼、お願いの「よろしく」
ฝาก ファークには、「預ける」という意味のほか、
動詞の前に置いて、
「~お願いします」と依頼の意味になることがあります。
なので、場面によっては、ฝาก ファーク~の文は、日本語の「よろしくお願いします」に近くなります。
・・・などなど、カッコ内の文は直訳ですが、
いずれも、日本語なら、「よろしくお願いします」に相当すると思います。
また、ฝาก ファークの後ろに来る動詞(V)も、
・・・などなど、「人からお世話をしてもらう」というニュアンスの言葉が多いです。
なので、
という風に、覚えておきましょう。
では、3つめ。
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