タイ語Q&A~อเมริกาは何と読む?
Q:「อเมริกา」のつづりについて
A:外来語は、たまにこういう書き方をする
ご質問ありがとうございます!
>>二重子音ではないはずなのに、
じつは、อเมริกาは、二重子音に属します。
1文字目に「ア」の母音を挟んでいるので、
これは、考え方としては、อとมの二重子音ですね。
では、なぜ、อเมの「エ」の母音記号は、真ん中にあるのでしょうか。
(擬似)二重子音は、二文字をセットで扱うので、
本来であれば、「エ」の母音記号は一番左に置くはずですよね。
อเมの「エ」の母音記号が、一番左ではなく、
なぜ真ん中にあるのか、ということについて、、
理由は、大きく2つ考えられます。
1.外来語あるある
1つは、外来語だから。
元々、タイに「อเมริกา」というタイ語があったわけではなく、
英語の「America」をタイ文字に置き換えただけです。
なので、書き方のルールは、
わりといい加減というか、自由に書いて良かったのだと思います。
結果的に、「อเมริกา」が書きやすくて読みやすいから、定着したのではないか、
というのが、1つめの理由。
2.เ エーが左にあると誤解しやすい
2つめの理由は、
母音が「เ エー」だから。
「เ エー」は、子音文字の左側に置きますが、
もしも、「アメー」のところを、
「เ エー」を一番左に持って来て、
เอมと書いてしまったら、
どうなるでしょうか?
เอมと書いてあったら、「エーム」なのか、「アメー」なのか、分からなくなってしまいます。
おそらく、多くの人は、เอมは「エーム」と読むでしょう。
でも、「อเม」と書いてあれば、
読み方は「アメー」の1通りで決まります。
先ほど書いた通り、外来語をタイ文字で書く時の書き方は、けっこう自由で、
書く人の好みとか都合とかにも左右されたりします。
たぶん、初めて「อเมริกา」と書いた人は、読み方の「誤解」を防ぐ意味でも、
あえて、「เ エー」の記号を真ん中に挟んで、「อเม」と書いたのではないだろうか、、
というのが、2つめの理由(推測)です。
สเต็ก は何と読む?
じつは、外来語には、こういう書き方は多いです。
代表的な例としては、
「ステーキ」があります。
「ステーキ」は、タイ語で、
สเต็ก
サテックと言います。
よく見ると、
สเต็ก サテックと、
อเมริกา アメーリカーは、
全く同じパターンです。
1文字目を「ア」の母音を添えて読んで、
2文字目に「エ」の母音記号を付けています。
おそらく、タイ人のネイティブの感覚としては、、
と書いてあった方が読みやすく、また、一目見て、「外来語っぽい」と判断できるんじゃないかなーと思います。
僕自身はネイティブではないので、以上はあくまで推論ですが、
1文字目を先に置いてから、「เ エー」の記号を真ん中に挟んでいるのは、たぶん、そういう理由からだと思います。
とりあえずは、この2つを、代表例として覚えておくと良いと思います。
以上、よろしくお願いします!
。
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