タイ語を教えながら、タイドラマなどのサブカルの勉強も継続している理由
「サブカルに強いですね」とよく言われる。
サブカルというのは、アニメやマンガ、歌謡曲、芸能界などをまとめて、ひとくくりにした言い方だ。
僕は、タイ関連の発信者の中では、
わりとサブカルには強い方だと思う。
また、そのおかげで、
僕は、同じようにサブカルが好きな読者を集めることに成功できている、という側面もある。
たとえば、
タイソング好きの人には、
タイソング関連のタイ語を教え、
アイドルのBNK48が好きな人には、
BNK48関連のタイ語を教え、
そして、
タイドラマのファンの人には、
タイドラマ関連のタイ語を教える、
…といった具合である。
いわゆる「オンデマンド」というやつだ。
オンデマンド、つまり、
こちらが一方的に、
情報を提供するのではなく、
読者からの需要に応じて、
その人が知りたい情報を提供する、
ということ。
このやり方は、
開講当初から功を奏し、
わりとうまくいっていた。
おかげさまで、僕は、
複数のジャンルのタイ語を、
それなりに網羅できていると思う。
特に、この令和時代は、
タイドラマが空前の大ヒット。
「タイドラマがきっかけで、
タイ語の勉強を始めました」
と言う人が、すごく増えた。
こうなると、、
僕がタイドラマを知らないと、
生徒が知りたいタイ語を、
正しく教えることができない。
なので、僕自身も、
タイドラマはなるべく見るようにしていて、
「タイドラマに出てきたタイ語」に関する質問にも、すぐに対応できるよう、心がけている。
そこで、冒頭のくだり。
この話をすると、だいたい、
「サブカルに強いんですね!」
「すごいですね!」
と言われる。
この「すごいですね」
という発言の意図は、おそらく、
「そんなにもタイドラマやタイソングを研究しているなんて、すごいですね」
ということだろうと思う。
ただ、僕自身としては、
これが何か「すごいこと」とか、
「特別なこと」だとは思っていない。
むしろ、
「他の発信者さんや、タイ語講師の人も、もっとタイのサブカルを研究すればいいのに」
とさえ思っている。
サブカルを知れば、サブカルが好きな読者に、もっと情報を届けられるのに、
「サブカルを研究せずに、タイ語のことだけを発信するなんて、もったいない!」
というのが、僕の考えだ。
これは、例えて言えば、、
バレー部の顧問が、バレー漫画の『ハイキュー!!』をじっくり読んでみるようなものだ。
もしも、『ハイキュー!!』がきっかけで、バレー部に入部した子が多いなら、
顧問だって、『ハイキュー!!』を多少は読んでおいた方がいいだろう。
それによって、部員との関係性が築けるなら、
チーム全体としても、プラスになるからだ。
この理屈は、なんとなく、分かってもらえると思う。
でも、
タイ語発信者の人にこの話をすると、
いったんは、肯定してくれるものの、、
「たしかにそうですよね、、でも、私はやっぱり、タイドラマにはあんまり興味がなくて、、」
という反応をされる。
どうやら、多くの人は、
たとえ必要な知識だったとしても、それを「すぐに学ぼう」という気にはならないらしい。
僕はここで、ハッと気が付いた。
僕の才能は、
「サブカルに強いこと」ではなくて、、
自分が知らないサブカルの研究を、苦もなく継続できること
これが、僕の才能なんだと気付いた。
ほとんどの人は、自分が関心のないことは、研究もしないし、知ろうともしない。
タイドラマ未経験の発信者の多くは、そのまま「未経験」であり続ける。
彼らは、「タイドラマの知識が必要だ」と頭ではわかっていても、
「よし、じゃあ研究してみよう!」
とはならないのだ。
結果として、
多くのタイ語発信者やタイ語講師の人にとって、
タイドラマというジャンルは、未知のまま。
タイドラマが、ちまたでこれだけ大ヒットしているにも関わらず、である。
いっぽう、僕だって、
最初は当然、ドラマ未経験だった。
でも、今後のタイ語発信においては、
タイドラマの知識が絶対に必須だと分かっていたし、
しかも、
自分の大切な生徒が「ドラマのタイ語を知りたいです」と言っているのなら、
僕は講師として、進んで、それを研究すべきだと思った。
ドラマを見ては、セリフや俳優さんの情報などもチェックして、主題歌を翻訳する日々。
その結果、僕は、
タイドラマやタイソングに関する知識が、みるみる増えていった。
ブログ内のタイソングの記事は、
150を超えた。
ブログの総記事数が150、ではない。
タイソングの記事だけで150、である。
これは、けっこうな快挙だと思う。
中には、僕が全然知らなかったドラマとかもあって、
その記事を書くためだけに、
ドラマを最終回まで全部通して観たこともある。
でも、その時間は、全く苦痛じゃなかった。
そもそもエンタメなんだから、
観れば楽しいに決まっている。
それに、記事を書けば、書いた分だけ、
読者に喜んでもらえる。
これ以上のモチベーションがあるだろうか。
あとは、この繰り返し。
2getherのファンからの質問に答えるために、
2getherを全編観る。
SOTUSのファンからの質問に答えるために、
SOTUSを全編観る。
(どちらもタイの大人気ドラマのタイトル)
ドラマを通して観たおかげで、
僕は、ドラマの周辺情報も知れる。
もちろん、映像作品としても、破格におもしろい。
そのドラマのファン、という読者からの質問にも、正しく答えることができるし、
感謝もしてもらえる。
人からの感謝に勝る喜びはない。
これは発信者として、大きな財産だ。
だから僕は、決して、
「サブカルに強い」のではない。
僕なんかただの「ニワカ」だから、
全く詳しくなんかない。
僕よりもタイドラマに詳しい人なんて、いっぱいいる。
僕の才能は、
「サブカルに強い」とか、
「タイドラマに詳しい」とか、
そういうことではなく、
「自分の大切な読者が『サブカルを知りたい』と言ったら、
そのたった1人のために、サブカルの研究を継続できること」
これがきっと、僕の才能なんだと思う。
だから僕は、質問をくれる読者の皆さんには、いつも本当に感謝している。
質問に答えたら、読者からは「ありがとうございます!」とお礼を言ってもらえるけれど、
むしろ、お礼を言いたいのは、こっちのほうなのだ。
あなたが僕に質問をしてくれたおかげで、僕はその知識を、いっそう深めることができたのだから。
本当に、感謝しかない。
心から、ありがとうございます。
以上をまとめると、
僕は決して、
「サブカルに強い」のではなく、
サブカルが好きな読者の皆さんが、
たくさん質問を寄せてくれたおかげで、
結果的に、ちょっと詳しくなれた、
というお話。
。
1日わずか10分の動画学習で、タイ文字の基礎が確実に身に付く!! https://thaigo.link/membership-join ↑↑↑ オンラインの受講者数国内No.1、『タイ文字講座』のご案内