![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123322792/rectangle_large_type_2_2c49b3766a12d243f85b467d9e8f654c.jpeg?width=800)
タイ語Q&A~ลง(下りる)の意外な使い方「เขียนลง 動作の方向」
Q:「เขียน ชื่อ ลง」←この ลง は必要?
เขียน ชื่อและที่อยู่ ลง ตรงนี้
(ここに名前と住所を書いてください)
↑
タイ語の問題集に、このような文があったのですが、この ลงは必要なんでしょうか? 無くても通じそうな気がするのですが・・・
A:ลง には、動作の方向を表す用法がある
質問ありがとうございます!
たしかに、タイ語には、こういった「なぜ入っているのかがよく分からない」単語がけっこう多いですよね。
เขียน ชื่อและที่อยู่ [ ลง ] ตรงนี้
(ここに名前と住所を書いてください)
↑
じつは、ここの[ ลง ]は、無くても全然大丈夫です。
なので、これは、
試験問題用というか、
「ลงを入れるケースもある」
という知識を問うための問題だと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1701489042486-761isXbYBO.jpg?width=800)
我々外国人は、ลงなしで、
เขียนชื่อ ตรงนี้
と言っても、普通に通じます。
では、このลงは、
何のためにあるのかというと、、
これは、「動作の方向」を表すためのลงです。
今回は、この「動作の方向」というテーマについて、少し深堀りしてみましょう。
「動作の方向」を表す ลง
たとえば、ลงがない文、
เขียนชื่อ ตรงนี้
と言った場合を考えてみましょう。
ตรงนี้(ここ)は、
「ここの部屋で書いてください」
という解釈も、可能になります。
これは、例えば……
用紙をもらって、それを家に持って帰って書くのではなく、
「今、ここの会場で書いてください」
というシチュエーションです。
(もちろん、文脈から判断できますが、あくまでも、「そのようにも訳せる」ということです)
เขียนชื่อ ตรงนี้
という文が、
「ここの部屋 で 書いてください」なのか、
「ここの欄 に 書いてください」なのか、
これを識別するマークが、
「ลง」です。
ลงの元の意味は、
「降りる、下る」などですが、
他の動詞とลงを組み合わせると、
「そこに手を下ろす」
というニュアンスになります。
なので、「เขียนชื่อ ลง~」という形にすることで、
「そこにペンを下ろして、名前を書く」
という、より詳しいニュアンスを、表すことができます。
1日わずか10分の動画学習で、タイ文字の基礎が確実に身に付く!! https://thaigo.link/membership-join ↑↑↑ オンラインの受講者数国内No.1、『タイ文字講座』のご案内