タイ語Q&A~ลง(下りる)の意外な使い方「เขียนลง 動作の方向」
Q:「เขียน ชื่อ ลง」←この ลง は必要?
A:ลง には、動作の方向を表す用法がある
質問ありがとうございます!
たしかに、タイ語には、こういった「なぜ入っているのかがよく分からない」単語がけっこう多いですよね。
↑
じつは、ここの[ ลง ]は、無くても全然大丈夫です。
なので、これは、
試験問題用というか、
「ลงを入れるケースもある」
という知識を問うための問題だと思います。
我々外国人は、ลงなしで、
เขียนชื่อ ตรงนี้
と言っても、普通に通じます。
では、このลงは、
何のためにあるのかというと、、
これは、「動作の方向」を表すためのลงです。
今回は、この「動作の方向」というテーマについて、少し深堀りしてみましょう。
「動作の方向」を表す ลง
たとえば、ลงがない文、
เขียนชื่อ ตรงนี้
と言った場合を考えてみましょう。
ตรงนี้(ここ)は、
「ここの部屋で書いてください」
という解釈も、可能になります。
これは、例えば……
用紙をもらって、それを家に持って帰って書くのではなく、
「今、ここの会場で書いてください」
というシチュエーションです。
(もちろん、文脈から判断できますが、あくまでも、「そのようにも訳せる」ということです)
เขียนชื่อ ตรงนี้
という文が、
これを識別するマークが、
「ลง」です。
ลงの元の意味は、
「降りる、下る」などですが、
他の動詞とลงを組み合わせると、
「そこに手を下ろす」
というニュアンスになります。
なので、「เขียนชื่อ ลง~」という形にすることで、
「そこにペンを下ろして、名前を書く」
という、より詳しいニュアンスを、表すことができます。
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