T3東部地区第3節 トーコー・カスタムズ・ユナイテッド対パドリュー・シティ観戦記【タイリーグ2024-2025】
まえがき
どうも、きーきあっです。
ひとくちにサッカー好きといっても色々ありまして、自分が応援するクラブの試合だけ観に行く人、応援するクラブ以外の試合も観に行く人、スタジアムには行かないけど、毎試合テレビでチェックする人、特に応援するクラブはないけど、とにかくサッカーの試合を観に行く人。
本当にマチマチなんですよね。
それ以外にも欧州のリーグしか興味がない人、試合はあまり観ないけど選手のサインを集めるのが好きな人、またユニフォームを集めるのが趣味だという人などなど、サッカーの楽しみ方は人それぞれなんです。
で、僕はと言いますと、応援するクラブの試合も、そうでない試合も観るのが好きで、とにかくスタジアム観戦が一番好きというタイプです。
ついでにいうと、スタジアムオタクというか、スタジアムフェチというか、サッカーのスタジアムが好きだったりします。
ということでこの日も応援するクラブとは全く関係のない、しかもタイの3部リーグの試合を観てきました。
それもバイクで片道1時間かけて。
ええ、わかってます。多分病気です。サッカー観戦をしないと手が震えたりしちゃうタイプのやつです。
というわけで今回は、
T3東部地区第3節 トーコー・カスタムズ・ユナイテッド対パドリュー・シティ
の観戦記をお届けします。
ただでさえタイリーグ好きというジャンルはマニアックな中で、更にそのマニアな人達を置いてけぼりにするような観戦記ですが、どうぞお付き合いくださいませ。
スタジアムへGO!
というわけで、カスタムズのホームスタジアムである「カスタムズ・ラートクラバン54スタジアム」へと向かいました。
スタジアムの場所ですが、バンコクの隣県サムットプラカーン県にあり、スワンナプーム空港の近くと言えば何となくイメージが沸くでしょうか。
行き方ですが、スワンナプーム空港へ向かうエアポートリンクのラートクラバン駅からタクシーで15分くらいで行けます。
こちらがそのラートクラバン54スタジアムです。
僕はバイクで行きましたが、スタジアムの敷地内に駐車場もありますよ。
スタグルに関しては、残念ながら期待できません。
ソーセージなんかを売る屋台と、コーラなどのドリンク屋台くらいです。
ただ、スタジアムにはペットボトルなどの持ち込みが自由なので、近くにあるセブンイレブンやカフェアマゾンなんかでドリンクを買ってくるのもよいかと。
チケットは入口側にあります。イメージとしてはチケットを買ってそのまま中に入る感じです。
こちらがそのチケット。値段は80バーツでした。
T2時代は100バーツでしたので、T3になって値段が下がったことになります。
こちらがメインスタンド側。お好きな席にどうぞ。
最後に地図も載せておきますね。
いざ、観戦!
こちらメインスタンドからの眺めです。
収容人員が2,000人ほどと非常に小さなスタジアムですが、サッカー専用ですし観やすいです。
と言いたいところですが、メインスタンド側は柵と選手が座るベンチが目の前にあるので、中段よりも上に座るのがおすすめです。
バックスタンド裏にはお寺が見えます。いかにもタイって感じで良きです。
さあ、両チームの選手が入場してきました。
こちらアウェイのパドリュー・シティの選手。
T3も多少はチェックしているのに知らない名前だなと思ったら、それもそのはず。
昨シーズンはセミプロリーグに所属しており、そのセミプロリーグ東地区で優勝し、今シーズンからT3に昇格してきたクラブでした。
まだクラブ設立から3年しか経っていないそうで、そんな中でT3昇格は凄い!
そんなT3で迎える初めてのシーズンですが、ここまで2試合戦って1敗1分けの成績です。
今日こそT3初勝利なるか!?
ちなみにホームスタジアムは、ピンクガネーシャでお馴染みのチャチュンサオ県だそうです。
だからユニフォームもピンクなのか!←そんな訳ない
一方こちらはホームのカスタムズの選手。
昨シーズンはT2で戦っていたのですが、17位と低迷しT3へ降格。
2シーズン前はT1昇格プレーオフの決勝戦まで勝ち上がっていたのに、いったいどうしちゃったんでしょうか。
シーズン開幕前はクラブ消滅かもしれないという噂もありましたが、見事に残りました。
今シーズンから「トーコー」という企業名が付いているのですが、どこの会社なんだろう?
ググっても分からないんですよね。
さて、そんなカスタムズですが、2人の日本人選手が所属しています。
写真の左に見えるのが、4番の平尾 拓士(ひらお たくと)選手です。
平尾選手はFC TIAMO枚方から今シーズンよりカスタムズに加入しました。
ポジションはMF、なんとまだ21歳。
ここで結果を出して、更に上のカテゴリーでプレーしてほしいです。
写真右に見えるのが、77番松永大雅(まつなが たいが)選手です。
松永選手は昨シーズン途中に、同じT2のチャンタブリーFCからカスタムズに移籍。
そしてT3に降格した今シーズンも引き続きカスタムズでプレーします。
ポジションはMF、年齢は26歳です。
この日は左サイドハーフに平尾選手、右サイドハーフに松永選手と、それぞれスタメン出場。
カスタムズの両翼を担うのが日本人選手というのが面白いです。
面白いと言えば、監督も日本人なんです。
名前は後藤 圭太氏。今シーズンからカスタムズを率いているようです。
ということで日本人パワーでT2昇格を目指してほしいですね。
さあ、キックオフです!
全体的にはホームのカスタムズのペースで試合はすすむものの、パドリューもやられっぱなしでなければ、ドン引きで守るわけでもありません。
こんな感じでまったりな雰囲気のメインスタンドではありますが、それでも惜しいシーンには声が上がり、いいプレーには拍手が起こります。
前半は0-0でハーフタイムを迎え、後半が始まります。
前半に続き後半も攻めあぐむカスタムズ。
そんなカスタムズの隙を突き、なんとパドリューが先制します。
76分、コーナーキックからカスタムズの79番が痛恨のオウンゴール。
カスタムズも終盤に日本人2人とFWの14番の3人を一気に代え、前線の選手を投入しますが、流れを変えられず。
結局0-1でカスタムズは敗れてしまいました。
反対にパドリューは嬉しいT3初勝利を飾りました。
試合の感想なぞ・・・
中立としてまったり試合を楽しむ立場としては、それなりに面白かったですし、何より今シーズン初昇格のパドリューがT3初勝利を飾るという、歴史的瞬間を目の当たりにした嬉しさもありますし、トータルとしては満足しました。
ただ、カスタムズのサポーターだったら悔しいだろうなあと。
いや、攻めてはいましたし、チャンスはあったんですよ。
松永選手と平尾選手の両サイドハーフから、前線の14番の選手にボールを出し、彼がボールを納めるというパターンもしっかりと作れていましたし。
敢えて言わせていただくなら、79番のボランチの選手がちょっとなあ。
とにかく球離れが遅いんです。もっとシンプルにボールをはたいたり、両サイドハーフに出せばいいのに、なんかボールをこねくり回して、パスコースを探している姿がやたらと目立ちました。
はっきり言ってしまえば、彼が攻撃のリズムや流れを止めてしまっていました。
まあ、彼もオウンゴールをしてしまったりと悔しい試合になったでしょうから、次の試合でやり返してほしいです。
一方、勝ったアウェイのパドリュー。
T3初勝利おめでとうございます!いやー素晴らしい!
相手は昨シーズンT2で戦っていて、自分たちは昨シーズンセミプロリーグで戦っていたのですから、言うなれば昨シーズンはカテゴリーが2つも違っていたわけで。
それが今シーズンは同じカテゴリーで戦うことになり、その相手にT3初勝利とは本当に凄い。
決勝点こそオウンゴールでしたが、しっかりと攻めていましたし、それが良い結果となったのではないでしょうか。
第4節以降もガンガン行って、T3東部地区をかき回してほしいです。
また、負けたカスタムズも3試合が終わっただけです。落ち込んでいる場合ではありません。
まだ20試合以上残っているので、早く立て直し、T2昇格を目指してほしいです。
ということで、T1からT3まで、どこにでも現れるきーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
読んでいただきありがとうございます。あなたのサポートできーきあっはもっと食べてもっと太っちゃいます。