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T1第29節 ポートFC対チョンブリーFC【タイリーグ2022-2023観戦記】

この日はホーム最終戦

どうも、きーきあっです。

タイリーグもこの試合を含め、残り2試合。
そしてこの試合がホーム最終戦。

この時点で我らがタールアことポートFCは勝ち点49で3位。
4位のムアントン・ユナイテッドとは勝ち点2差ですので、この試合に勝てば最終節を待たずしてリーグ3位が決まります。

2位のバンコク・ユナイテッドとは勝ち点差が大きく離れていますが、それでも3位で終えればACLプレーオフの出場権を手に出来ます。

これは絶対に勝たなければ、そしてACLプレーオフ出場権を手に入れねばということで、前日スイス旅行から帰ってきて時差ボケも含めイマイチな体調でも当然スタジアムへと向かいました。

いざ、観戦!

ということでPATスタジアムへ。

現在のバンコクは非常に暑く、日中に出かけると秒でバテます。
スタジアムに着いたのは16時前でしたが、それでもまだまだ暑い。

ということで開門時間までコーラを飲みながら過ごします。

いつもなら屋台ではビールを売っていて、周りには飲んだくれのタールアサポーターが大勢いるのですが、この日は皆無。

何故ならば選挙の関係でこの日は禁酒日だったんです。そのため屋台でビールは売っていませんでした。

てっきりルールなんてなく治外法権だと思っていたスタジアムの敷地内もちゃんと守るんだなあと、ちょっとびっくり。

この日は禁酒日でした

開門時間になったので、早々にスタジアムの中へと入ります。
何故ならメインスタンドは屋根があるから。

ということでメインスタンドからの眺めです。
この眺めも今日でしばらく(といっても3カ月ちょっとですけど)見納めかと思うと、何だか感慨深いものがあります。

ちなみにこの日はチケットが完売してました。
開門時はメインスタンドのみ完売と出てましたが、帰りにチケット売り場を見ると全て完売という紙が貼られていました。

ホーム最終戦ということでゴール裏のサポーターも早い時間から埋まっていました。

さあ、両チームの選手が入場してきました。

そしていつものように国王を讃える歌が流れたところで、ゴール裏からジャンボフラッグが!

いつの間にこんなものを用意していたのか、そしてタールアサポーターもこんな事をやるようになったのかとビックリ。

ただ、タールアはオレンジと青がチームカラーなのに、白を入れた3色にしたのは何故なのか?それだけが最後まで疑問でした。

ただビッグフラッグはかっこよかったですけどね

こちらがタールアの選手たち。そしてスタメンは、

GKは1番ソムポーン、センターバックは4番エリアスと27番ティラバッシ。
右サイドバックは15番スパナンに左サイドバックは8番タナブーン。
ボランチは9番ネゲバと21番プトロス。
右サイドハーフは7番パコーン、左サイドハーフは10番ボーディン。
トップ下に44番ウォラチット、そして1トップに25番ハミルトンという布陣でした。

と、一応4-2-3-1のようなフォーメーションと書きましたが、8番タナブーンが最終ラインに入った3-5-2のような陣形も使っていたような。

試合前恒例の円陣。何としても勝ちたい試合だけにオーナーのマダムペーンも気合が入ってました。

さあ、キックオフです!

18時の試合開始時点でも暑かった

さて試合ですが、先制したのはタールアでした。
7番パコーンの右サイドからのクロスを、10番ボーディンがダイレクトで合わせ見事なゴール!

しかし、その後右サイドバックの15番スパナンからGKへのバックパスが中途半端になってしまい、結果ゴールを奪われてしまいます。
もう相変わらず無駄な失点を・・・と思っていたところ、前半ロスタイムに左サイドからのフリーキックが相手DFのオウンゴールを誘い勝ち越し。

そして後半は9番ネゲバのシュートが決まって3-1。これで勝負ありました。

ネゲバがメインスタンドの奥様に送ったハートマーク

結局試合は3-1でタールアがチョンブリーを下し、結果3位が確定しました。
ということは、ACLプレーオフの出場権もゲットです!

実は試合後、もう1つ大きなセレモニーがありました。
長年タールアでプレーした5番スアレスと22番ロチェラが、今季限りでタールアを退団することになったのです。

タールアがこういう形で外国人選手の退団セレモニーを行うのは異例のこと。
それだけ2人とも長年タールアに貢献してきた選手だということです。
本当にお疲れさまでした。

それとこの時には気付かなかったのですが、16番シワコーンも今シーズン限りでタールアを退団するのだそうです。

シワコーンといえば、僕がタールアのサポーターになって一番最初に好きになった選手です。
シワコーンはボランチの選手で、それほど体格には恵まれていないのですが、視野の広さと意外なところで決めるシュートが魅力的な選手でした。
ここ2~3年は怪我などで出場機会が減ったり、T2(タイの2部リーグ)へレンタル移籍で出されたり、かつてのプレーが観られなかったのが残念でしたが、彼もまた長年タールアを支えてきた選手です。
シワコーンに関しては、まだ他のクラブでプレーする可能性もあるかもしれませんが、本当にお疲れさまでした!

試合の感想なぞ・・・

特別内容が良かったわけではないのですが、何とか勝ったというか、何となく勝ったというか、まさに今シーズンのタールアを象徴するような試合でした。

今シーズンはホームでの開幕戦ながら、昇格組のランプーン・ウォーリアーにまさかのドロー。
大型補強をし、今年こそは優勝を狙えると思っていただけに、この躓きは正直ショックでした。

その後2連勝するものの、1敗の後は4試合連続の引き分けと、イマイチ勝ちきれず勝負弱さが目立ちました。

その後2度の監督交代もあり、これは今シーズンもダメかな、何とか少しでも上の順位を目指してくれと、開幕前に優勝を信じていたとは思えない弱気な姿勢で応援していました。

それがAFF三菱電機カップを挟んだ中断後から微妙に調子が出始め、そしてこの試合まで1引き分けを挟んで6連勝と、最初からこの力を出していたら優勝争いできたじゃんって思えるほどの強さでした。

タールアが復調した最大の理由は、中断明けにBGから加入した18番パトンポンと44番のウォラチットでした。

彼らが入ったことでリズムが生まれ、明らかに攻撃に厚みがでました。
特に44番ウォラチットはタールアに不足していたパスの出し手という役割を見事に果たしてくれました。

ウォラチットは完全移籍でタールアに残留するなんて話も出てますが、ぜひとも残ってほしいです。いや、絶対に必要です。

ということで、ジリ貧でしかなかった昨シーズン後半とは大違いで、来シーズンに期待を持てる内容それから結果を出してくれたタールア。
しつこいようですが、本当に来年こそは優勝を狙えるんじゃないかと。

おそらくシーズンオフにはまた色々欲しがりなマダムペーンがきっと補強をしてくれると思いますし。
あとは優秀な監督が来てくれれば。←これは毎年言ってる気が

ということで、まだリーグ戦も残り1試合ありますが、早くも来シーズンに向けて楽しみでしかありません。
その前にACLのプレーオフがあるので、そこで勝って何とか本戦に進んでほしい!
そしてJリーグ勢と対戦するのが観たい!

頑張れタールア!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!

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