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T1第12節 ポートFC対BGパトゥム・ユナイテッド観戦記【タイリーグ2023-2024】


まえがき

どうも、きーきあっです。
代表戦が入ったり、アウェイが続いたり、僕自身がラオスのルアンパバーンへ旅行したりして、最後にPATスタジアムでタールアことポートFCの試合を観てから1カ月半。
その間にタールアは1分け2敗。勝てていないんです。
前節はチェンライ、その前はバンコク・ユナイテッドと、タイリーグが誇る強豪クラブとの対戦が続いているのもありますが、正直チームの調子は下降気味。その間に監督も交代したり、またFA杯でもブリーラムに負けたりと、はっきり言ってしまえばどん底状態。

そんな中で迎えたこの日の試合。相手はBGパトゥム・ユナイテッド。
更にこの後はチョンブリー、ブリーラム、ラーチャブリーとの対戦と、アジアカップ中断期間までに試練は続きます。

でもこういった相手に勝たないと優勝はおろかACL出場権だって手に入れることはできません。
先ほど書いたようにFA杯でも負けていますし、リーグ戦とリーグカップに全力を注がなければなりません。

ということで今回は、

T1第12節 ポートFC対BGパトゥム・ユナイテッド

の観戦記です。

スタジアムへGO!

というわけで聖地PATスタジアムへ向かいます。
いつも一緒に観戦している仲間が日本へ一時帰国しているため、この日は久しぶりにタールアの試合を1人で観戦することになりました。

といっても、タールアの試合以外は1人で観戦しているわけですし、それにここなら屋台のお姉さんをはじめ、顔見知りのサポーターが何人もいますし、何より勝手知ったホームスタジアムなので寂しくはありません。

むしろ久しぶりの観戦にテンションが上がってしまい、ネックストラップやタイリーグがネットで視聴できるカードを買ってしまう始末。
ネックストラップはともかく、既にAISに加入済みなのでカードなんて買う必要はなかったのに。
それがこちら。ネックストラップは149バーツ、カードは59バーツでした。ちなみにそのカード、帰りに落としてしまったようで現時点で行方不明。ですのでこの画像が唯一残る思い出になりました。

スタジアム前の道に広がる屋台。何度も言いますが、タイリーグのスタジアム有数の充実したスタグルがPATスタジアムの自慢。

いざ、観戦!

開門時間が来たのでいつものようにメインスタンドに陣取ります。
先ほども書いたようにこの日は1人だったのですが、結局顔見知りのサポーターと一緒に観戦することになりました。

お互い数年前から知ってはいましたが、ここまで長く話すのは初めて。
試合中に英語でめっちゃ野次るので、てっきりプレミアを長年観てきたみたいなイギリス人だと思ってましたが、アメリカ人でした。って、アメリカ人なのかい。
タイに20年以上住んでいるそうで、日本食が大好き。来年の3月にも日本へ行くそう。
バンコクの美味しい日本食の店について聞かれたのでいくつか答えましたが、行ったことあるという店がいくつもあってびっくり。
しかもラーメンが好きだそうで、ラーメン屋さんもめっちゃ詳しかったです。
そこから更に同じく顔見知りのタイ人サポーターも加わり、試合前に写真を撮ったり、なんか結局賑やかな観戦に。

今振り返ると、この時は楽しかったなあ。

ここからは恒例の、きーきあっ式タールアのスタメン紹介です。
まずはGK。1番のソンポーン。

昨シーズン終盤から加入し一応今季は正GKの座を掴んでますが、個人的にはちょっと不満。特に飛び出しが中途半端なのがいつも気になります。
実際前節のチェンライ戦でも、前に出過ぎていてロングシュートを決められてましたし。しかもその後ももう1本あわやというシュートも打たれてましたし。

右サイドバックは4番のスパナン。
絶対次男坊か末っ子だろうっていうヤンチャな性格。そんな性格そのまんまの積極的な攻撃参加がウリ。
シュート力もある攻撃的なサイドバック。

左サイドバックは23番のケヴィン。
彼も守備利欲より攻撃力を買われて起用されている選手。
10番ボーディンとのコンビで左サイドを崩すのがタールアの攻撃パターン。
以前は怪我がちだったけど、最近はそんなひ弱さも解消され、タイ代表にも選ばれるほどに。

センターバックは5番プトロス。
開幕当初はボランチで起用されていましたが、現在はセンターバックで試合に出ることが多いです。
パス捌きがそれほどスムーズじゃないのでセンターバックの方が適用だとずっと思っていたので、この起用が正解だと思ってます。
現役のイラク代表。イラクとは来月のアジアカップで同じグループに入っているため、日本代表との試合で出場するかも。

もう1枚のセンターバック、28番のクラウフ。
ナコンラーチャシーマーFCより今シーズンから加入したイギリス人選手。

開幕戦でプレーを観て、あまりの不安定な守備になんでこの選手を獲ったんだろうって思ったのですが、案の定その後は外国人枠の関係もありベンチ外が続き出番なし。

監督が変わった前節からまたベンチ入りし、この日はスタメン出場。
しっかりとアピールして僕が持っているイメージを払拭してほしいです。

ボランチは8番タナブーン。
個人的に最も言いたいことが山ほどある選手。
ボール持ちすぎて奪われ、それが失点や大ピンチにつながるシーンがあまりに多すぎ。
キャプテンなんだし、もっとしっかりしてくれといつも思ってますし、彼がスタメンの座を奪われるくらいになってようやくタールアが強いチームになると思ってます。
とりあえずお願いだから早めにパスを出そうね。

もう1枚のボランチは33番の志村選手。
開幕当初は外国人枠の関係でベンチ外が続いていましたが、少ないチャンスをしっかりと活かし、今ではレギュラーの座を掴みつつあります。
運動量も豊富だし、ガツガツボールを奪いに行くし、すごく好きなプレースタイルです。
試合中にチームメイトや監督ともどんどんコミュニケーションも取っているし、チームに溶け込もうとしていますし、更なる活躍を期待しています。

右サイドハーフは7番のパコーン。
開幕戦から途中出場が続いていましたが、その限られた時間で結果を出し、レギュラーの座を奪い返しました。
今シーズンは攻守に活躍していて非常に頼りになります。右サイドからのクロスやゴール前でのフリーキックで見せる精度の高いキックが武器です。

左サイドハーフは10番のボーディン。チームのエースです。
クラブだけでなく代表でもレギュラーの座を射止めています。
ドリブル、パス、トラップ、シュートと全てが素晴らしいです。
好不調の波も以前よりは小さくなってきましたし、彼が全盛期のうちにタールアも優勝したいんだけどなあ。

トップ下は18番パトンポン。
非常に突破力のある選手で、ドリブルでガンガン相手陣内に攻め込みます。
気持ちも前面に出るし、なんか応援したくなる選手です。
本当ならもっと出番があっていいんじゃないかなあ。

1トップは37番タルデリ。
今シーズンより加入したブラジル人FW。
開幕戦からゴールを挙げたり好調でしたが、彼の調子が落ちてきたのとともにチームの成績も落ちてきました。
チーム得点王のハミルトンがこの日はベンチ外ということで1トップでの起用です。
ここでしっかり結果を出してほしいところ。

さあ両チームの選手が入場してきました。
いつもはタイリーグのアンセムが流れるのですが、この日は何故かFIFAアンセムが流れました。何故に?

ゴール裏のサポーターも盛り上がってます。

こちらアウエーのBGの選手。
ここまで暫定ながらリーグ2位。ACLはグループリーグ5戦5敗と結果を出せませんでしたが、リーグ戦は好調です。
BGといえば今シーズンよりチャナティップが加入したのですが、代表での試合で負傷しこの日はベンチ外。

一方ホームのタールアの選手。
ここまで暫定でリーグ3位。ただ直近では3戦して1分け2敗と成績は下降気味。

さあ、キックオフです!

先制したのはタールア。相手の左サイドを崩してからの4番スパナン。
左足を振りぬき見事なゴールでした。

更にタールアが追加点を挙げます。1点目と同じく相手の左サイドを崩し、今度は7番のパコーン。

強豪BG相手に前半で2点リードというまさかの展開にスタジアムは大盛り上がり。
しかし前半終了間際にBGから猛烈な反撃を喰らいます。それでもGKのソンポーンが奇跡的なセーブを連発。
この数分間で3点を防ぐ神がかり的な活躍で、2-0とタールアがリードしてハーフタイムを迎えました。

こんな最高の気分でハーフタイムを迎えるのはいつ以来だろう。
そんな清々しい気持ちでしたが、後半はBGペース。
それでも何とか凌いできたタールアも75分に失点。これは見事なゴラッソだし仕方ない。ここから気持ちを切り替えていけばと思った中でVAR。

VARはタールア陣内でのハンド疑惑。結果は23番ケヴィンのハンド。
PKをBG10番ティーラシンが決め、ついに追いつかれました。

更に後半ロスタイムには同じくティーラシンに決められて逆転。

結果、2-3でタールアは逆転負けを喫しました。最悪の負け方です。

試合の感想なぞ・・・

ホームで2点リードしながら、残り15分で3点を取られての逆転負け。
こんなダメージの大きい負け方ってありますか?ってくらい最悪の負け方ですよ。

でもまあ、そんな負け方をするのが今のタールアだってことです。実際後半の内容は良くなかったですしね。
タナブーンはあれだけいってもまた無駄にボールを長く持って奪われるし、この日に関しては左サイドのボーディンとケヴィンが機能してないし、1トップのタルデリのところでボールが全然収まらないし、最後の失点のところで、ティーラシンがあの場所でボールを持った時に誰も詰めに行かないし。

そもそも、火曜日にACLの試合があったBGが最後まで運動量が落ちず、万全の状態で試合を迎えたはずのタールアの選手の足が止まっていたのもおかしな話で。

もう1つ、新監督のランサンもこの日が2試合目の采配になりますが、選手交代などで流れを変えたり相手の勢いを止めることもできませんでしたし。
志村選手の負傷交代という不運もありましたが、選手交代も効果的とは言えませんでしたしね。

と、愚痴や不満を言い出したらきりがないですし、言いたいことはまだまだいくらでもあります。
でも仕方ないです。だってタールアですもの。僕がタールアのサポーターになって数年、こういった試合を山ほど観てきて、嫌というほどガッカリしたり怒ったりしてきましたし。

それでもタールアを嫌いになるかって言われたらなりませんし、タールアが好きですし。タールア以外のサポーターにタールアのことを悪く言われたら腹が立ちますし。
だからきっと次の試合ではまた勝利を期待しスタジアムへ足を運ぶんでしょうけどね。

まだリーグ戦は半分も終わってませんが、はっきり言ってこの試合に負けたことで、リーグ優勝は絶望的だと思います。ACL圏内も非常に厳しいんじゃないかな。
それでもリーグ戦は続くし、FA杯は早々に敗退してしまいましたがリーグカップは残ってますし、引き続き応援していかないと。

こうやって悔しさを味わったり、反対に勝利を喜んだりできるのがサポーターなのですから。できれば喜びが圧倒的に多い方がいいんですけどね。

そんな訳でショックで打ちひしがれた昨夜から少しだけ立ち直りました。
次はアウェイでのチョンブリー戦。

土曜開催なら1泊してとかも考えましたが、日曜開催なんですよね。
バイクで行くにはちょっと距離もあるし、試合が終わってからバイクで帰るのもちょっと危ない感じだし、これはテレビ観戦かな。

チョンブリーは現在16チーム中15位と絶不調ですが、タールアも人のことは言えないので安心できません。
それでもここでしっかり勝って、その次にホームで開催されるブリーラム戦へ勢いを付けたいところです。

ということで頑張れタールア!お願いだからこんなやけ酒をしたくなるような負け方はもうしないでね。

以上、きーきあっがお伝えしました。それではまたまた!



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