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【バンコクの美味しいカオソーイ大図鑑】第1巻


はじめに


どうも、きーきあっです。
こちらは【〇〇大図鑑】と称してバンコクの色々なジャンルのものを紹介していく記事でございまして、ここでは【バンコクの美味しいカオソーイ大図鑑】というタイトルでお届けします。

カオソーイはタイ北部の名物で、カレー味のスープの麺料理です。
日本ではカレーラーメンとか呼ばれていたりしますが、カレーとラーメンの組み合わせなんて、日本人が嫌いなわけがありません。
ということで日本人にもファンの多い、そんなカオソーイが美味しいお店を紹介していきます。

と言いながら大図鑑というタイトルを付けているにもかかわらず最初は掲載するお店が少ないですが、これからどんどん増やしていくのでどうぞお楽しみに!

そうそう、店名の前に【超絶】が付いているのは、超絶おすすめという意味です。僕が絶対の自信をもっておすすめできるお店ということで、ハードルを無駄に上げて紹介しているので、特に注目してみてください。

※ここに載っている情報は来店時のものですので、営業時間や定休日、料理の値段などが現在と異なることがあります。予めご了承ください。


シップソーン パンナー@シーロム


こんなお店

僕がタイに住み始めた頃、バンコクでは今ほどカオソーイが食べられるお店が多くなく、そんな中で調べた時に出てきたお店。
ということで、シーロムに昔からあるカオソーイの有名店。

一見カオソーイが食べられるお店かどうか分からない外観ですが、昼時は行列もできるほどの人気店なので安心して飛び込んでください。

店内の雰囲気&メニュー

こちら店内の様子。
テーブル席が数席とそれほど広くないこともあるので、昼時は混雑しますが回転が早いのでそれほど待たないかも。

メニューはタイ語と英語表記で写真付き。
カオソーイは鶏肉と牛肉から選べます。大盛りは+5バーツ。
あとはカノムジーン・ナムギアオとクイッティアオ・ナムギアオという麺料理と、それとトッピングなど。

テーブルの上には調味料セットと揚げ麺、ケープムー(豚の皮を揚げたもの)など。

こんな料理を食べてきた!

今回食べたのはこちら。カオソーイ・ガイです。
値段は50バーツでした。
カオソーイは断然鶏肉派なので鶏肉を選んでます。

運ばれてきてから思い出したのですが、この店は量が少ないんです。
大盛りにしてようやく他の店の1人前、普通盛りだとそれこそ3口くらいで食べ終わってしまう量なんです。
鶏肉も一般的には手羽元が1本入っていたりしますが、こちらは鶏肉が何切れかのみ。

味はというと、さすが人気店、カレーとココナッツミルクの風味がよく、まろやかなスープに卵麺との相性もバッチリ。
カオソーイのスープは辛いお店とそうでないお店に分かれますが、こちらは後者。辛いのが苦手な人でも美味しく食べられる辛さです。

美味しいのと量が少ないのとで、秒殺といった感じで完食です。

あっという間に完食し、胃袋はまだウォーミングアップを済ませたくらい。
さてここでもう1杯今度は牛肉のカオソーイを食べるか、それとも他の麺を食べるか考えだした結論はこちら。

カノムジーン・ナムギアオです。値段はこちらも50バーツです。

こちらはスープはやや辛め、そして麺は素麺のような麺です。
カオソーイよりは若干クセがあるので、多少好き嫌いは分かれるかもしれませんが、僕はカノムジーン・ナムギアオも好きなんです。

ということで2杯目もあっという間に完食。
まだまだ胃袋的には余裕でしたが、キリがないのでここでやめておきました。

きーきあっメモ

割とオーソドックスというか昔ながらのカオソーイといったところです。
その分食べやすいというか、万人受けしそうな味です。
色々なお店でカオソーイを食べてきたなんて人には特徴がないとか普通とかいった感想をもたれそうですが、そこはひとつ安定の美味しさってことで。

まずはここのカオソーイを食べてから、他のお店で食べると色々違いが分かって面白いかもしれません。

ということでもちろんおすすめなのですが、何度もしつこく書いているように量が少ないのでガッツリ食べたい人は最初から大盛りを注文しましょう。
それでもそこまで量は多くないですけどね。
ただ逆に言えば、色々食べ歩きしたい人にはちょうどよい量かも。

あとは閉店時間が早いので、早めのお昼ご飯か朝ご飯代わりに食べることをおすすめします。
昼時も混みますしね。

そんなわけでカオソーイ好きはお試しあれ!

※最新来店日:2023年7月

基本情報

店名:シップソーン パンナー
場所:16/4 Si Lom 3, Silom, Bang Rak, Bangkok 10500
アクセス:BTSサラデーン駅から徒歩7分
電話番号:0863341489
営業時間:月~金 7:30-13:30 土 7:30-14:00
定休日:日
URL:
Facebook:


【超絶】กิ๋นก่อ​ (Kin​ Kor)@ソイチュラ12


こんなお店

国立競技場近くにオープンした北タイ料理店。
なんでもちょっと変わったカオソーイがあるということで、カオソーイ好きとしては見逃せないなと思い、行ってきました。

店内の雰囲気&メニュー

こちら店内の様子。いかにもオープンしたばかりといった感じでとてもきれいでした。
あとやっぱり北タイ料理店っていう雰囲気でした。←当たり前

メニューはタイ語と英語表記で写真付き。
カオソーイがメインで他の料理もあるにはあるのですが、まだオープンして間もないからなのか、まだ用意できない料理もいくつかあったのがちょっと残念。

これ、以前チェンライで食べてからハマったので食べたかったのですが、残念。また来なきゃ。

こちらのお店の特徴は、カオソーイの麺を選べること。
通常の麺に加えてラーメンやイカスミを練り込んだ麺、それにうどんまで!

こんな料理を食べてきた!

ここからは実際に食べた料理を紹介していきます。
まずはこちら。僕が頼んだ
「Khao-Soi Australian Wagyu Oyster Blace Beef」
です。値段は289バーツでした。
ちなみに麺はうどんを選んでます。

ええ、皆さんが仰りたいことは良く分かります。
おそらく、
「カオソーイに289バーツ?高いよ!」
と、
「カオソーイの麺がうどんって、それじゃあカレーうどんじゃねえか。」
ってことですよね。それは皆さんが正しいです。

そもそも僕だって、北海道あたりの観光地で味噌ラーメンに無理やりカニとかホタテとか載せて2,000円みたいなやつは何だかなって思いますし、タイでもパッタイにでっかい海老を載せて500バーツ!みたいなやつはちょっと違うよなって思いますもん。

そんな中でこのカオソーイを食べてみたのですが、これがびっくり。
スープはクリーミー&マイルドでたまらなく美味しいんです。
普段どんな美味しいカオソーイでも、スープを飲み干すなんてことはまずないのですが、ここのカオソーイはスープを全部飲んでしまいました。
一方うどんもしっかりとコシがあって、バンコクのヘタな日本料理店で出てくるうどんよりも美味しかったり。
そして牛肉もいい意味でカオソーイに載せちゃいけないレベル。
これだったらご飯と一緒に食べたいくらい。

総合的にはやっぱりカオソーイ風カレーうどんという気がしないでもないですが、そりゃうどんを選んだらそうなるよねって話だし、きっと普通の麺を選んだらちゃんとカオソーイになるんでしょう。
どちらにしてもめっちゃ美味しいことには変わりないのでオッケーかと。

さて、先ほどのカオソーイも十分変化球的なやつですが、こちらは変化球どころか魔球って感じ。
ということでこちらは妻が選んだ
「Khao-Soi Haeng Hokkaido Scallops」
です。値段は同じく289バーツでした。

簡単に言うと、汁なしカオソーイのイカスミ麺を使った汁なしカオソーイホタテ載せなのですが、ここまでいくともはやカオソーイの原型すらとどめてない気がしないでもないです。
ちなみにこちらは麺の種類は選べずイカスミ麺になるようです。
お店の人曰く、黄色と白と黒のコントラストを楽しんでほしいそうです。

さて、気になる味なんですけど、これまたびっくり。
見た目は揚げ麺が辛うじてカオソーイ感を無理やり出していて、それよりもイカスミパスタのようなビジュアルですが、味はしっかりカオソーイ。
厳密に言えばカオソーイ味の混ぜそばみたいな感じですが、でも本当美味しい。
麺はパスタみたいな感じかと思ったら、中華麺に近いかな。
ホタテも美味しかったですよ。

それともう1品。サイウア(タイ北部のソーセージ、チェンマイソーセージとも呼んだりします)も注文しました。
値段は89バーツでした。

カオソーイとは正反対でこちらは王道の、普通のサイウアでした。
普通といっても、ちゃんと美味しかったですけどね。
他の店よりも味付けがマイルドで食べやすいかな。

きーきあっメモ

今回食べなかったゲーンハンレーやカノムジーン・ナムギアオなんかも気になりますし、なにしろカオソーイが美味しかったので、ノーマルなカオソーイも改めて食べてみたいなとも思ってます。
つまり再訪したいってことです。

本当にカオソーイと呼んでいいのかと思いますが、味は抜群に美味しかったので【超絶】マークを付けちゃいます。

ということで皆さんもぜひ!おすすめですよー!

※最新来店日:2023年7月

基本情報

店名:กิ๋นก่อ​ Kin​ Kor
場所:32 Soi Suanluang 1, Wang Mai, Pathum Wan, Bangkok 10330
アクセス:BTSナショナルスタジアム駅から徒歩11分
電話番号:061-364-7892
営業時間:月~土 11:00-21:00
定休日:日
URL:
Facebook:


Hann Khao Soi Lovers(ハン カオソーイ ラバーズ)@サパーンクワイ


こんなお店

サパーンクワイの交差点近く、BTSサパーンクワイ駅から歩いて7~8分ほどのところにあるお店。
店名はカオソーイ・ラバーズですが、カオモックガイやカノムジーン・ナムギアオなんかもあります。

店内の雰囲気&メニュー

店内はテーブル席が4席ほどと、それほど広くはありません。
普通の食堂といった雰囲気です。

メニューは壁に写真と料理名、それと値段が書いてあるだけ。

こんな料理を食べてきた!

今回食べたのはカオソーイ・ガイ(鶏肉のカオソーイ)です。
値段は普通サイズで70バーツでした。

運ばれてきた時からスープの色が濃く、濃厚そうだなと思ったら案の定。
濃厚かつ辛い!ガツンとパンチのある味です。
ココナッツミルクが入ったまろやかなタイプもいいですが、この店のスープもまた良きです。

そんなスープと平打ちタイプの麺との相性もバッチリ。
麺の量も普通サイズにしては多めな気もしますが、それでもあっという間に完食しちゃいました。

麺は平打ちタイプ。カオソーイはこのタイプの麺が一番好みです
カオソーイではおなじみの高菜と玉ねぎもたっぷり。ライムは付いていませんでした。

きーきあっメモ

味も濃いめだし辛いしで、もしかしたら好き嫌いが分かれるかもしれませんが、僕はめっちゃハマりました。
何となく白飯と一緒に食べたくなるカオソーイでした。

辛いのが全くダメという人にはちょっとおすすめしにくいですが、多少なら大丈夫って人にはぜひ食べてほしいです。
こんなパンチのあるカオソーイも良いではないかってきっと思うはずです。

ということで、カオソーイ好きは一度お試しあれ!

※最新来店日:2023年7月

基本情報

店名:Hann Khao Soi Lovers(ハンカオソーイ ラバーズ)
場303 Saliratthawiphak Rd, Samsen Nai, Phaya Thai, Bangkok 10400
アクセス:BTSサパーンクワイ駅から徒歩7分
電話番号:087-695-0890
営業時間:8:00-21:00
定休日:なし
URL:
Facebook:


カオソーイ・チェンマイ(ข้าวซอย เชียงใหม่)@クロントゥーイ


こんなお店

クロントゥーイエリアにある昔ながらのカオソーイ店。
カオソーイ好きで、しかもこの近くのスタジアムによくサッカー観戦に来ているにもかかわらず、今まで一度も訪れた事がありませんでした。

それは16時までの営業かつ日曜日が定休日だったから。
それでも先日バイク免許更新のために平日休みを取り、その帰りに食べることができたので、この度晴れて紹介することができました。

そうそう、最寄り駅からはちょっと距離があるので、駅からバイクタクシーで行くか、最初からタクシーで乗り付ける方が良いかもしれません。

店内の雰囲気&メニュー

いかにもタイのローカル食堂といった雰囲気の店内。

メニューは壁のホワイトボードに書かれています。
それもタイ語のみ。まあカオソーイを食べるからいいんですけど。

って、後で調べたら、英語どころか日本語メニューもあるらしいです。
日本人に見られなかったのか、それともどうせコイツはカオソーイを食べるんだろうなと思われたのか。

こんな料理を食べてきた!

ということで食べたのはもちろんカオソーイ。
しつこいようですが、基本カオソーイはチキン派なので、カオソーイ・ガイをチョイス。値段は70バーツでした。

見た目からしてオースドックスというか王道というか、まさにカオソーイというビジュアル。

味も見た目どおり、いい意味で普通というかノーマルというか。
麺は平打ちタイプで好みだったし、骨付きの鶏肉も大きいのがドーンと入っていますし。
スープの辛さも程よく食べやすいです。

ということで、この前にカレーを食べたのが信じられないくらいあっという間に完食しました。

王道の薬味セット
鶏肉も大きいのがドーン!
カオソーイはやっぱり平打ち麺でしょ!

きーきあっメモ

最近、今風!?にアレンジされたちょっとオシャレなカオソーイとか、高級カオソーイとか、そういったカオソーイが増えている中、昔ながらのカオソーイといった感じで逆に新鮮でした。

味も文句なかったですし、やっぱりカオソーイって美味しいよなって改めて思いました。

初めてカオソーイを食べるならこういうのがいいんじゃないかな。
ということでカオソーイ入門編というべきこの一杯をぜひ!

※最新来店日:2023年7月

基本情報

店名:カオソーイ・チェンマイ(ข้าวซอย เชียงใหม่)
場所:71 71 At Narong Rd, Khlong Toei, Bangkok 10110
アクセス:MRTクイーンシリキット駅から徒歩21分
電話番号:02-672-7711
営業時間:月~土 8:00-16:00
定休日:日
URL:
Facebook:https://www.facebook.com/KhaosoyChiangmai/

Hann Kae(ฮ้านเก๋)@ナンリンチー通り


こんなお店

ナンリンチー通りにあるカオソーイやカノムジーン・ナムギアオなど、北タイの麺料理が食べられるお店。
カフェを思わせる外観ですが、味は本格的。

店内の雰囲気&メニュー

こちら店内の様子。
縦に細長く、それほど広くはないですがまだオープンして数か月ということもありとてもきれい。

メニューはタイ語と英語表記で写真付きです。
カオソーイをはじめとした麺料理3種と、サイドメニューは揚げワンタンとルークチン、そしてトッピングのみ。

カフェっぽいオシャレな雰囲気とは裏腹にメニューは結構硬派。


こんな料理を食べてきた!

ということで今回食べたのはこちら。
って、もちろんカオソーイなんですけどね。
そしてもちろんカオソーイ・ガイを選んでます。値段は119バーツでした。

カオソーイで119バーツって高くない?
そう思う気持ち、よく分かります。すごくよく分かります。
でも実際食べてみると、そんな金額に対する思いはどっかに飛んでいきます。

スープは結構辛いんですけど、辛さの後から旨味がしっかりとやってきますし、ツルンとした食感の平打ちタイプの麺もスープに合います。
また手羽元も大きいのがゴロンと入ってまして、こちらも食べがいがあります。

実は前にも1度訪れ食べたことがあるのですが、やっぱり美味しいなあと思いながらあっという間に完食です。

きーきあっメモ

100バーツ超えのカオソーイなんて美味しいのは当たり前でしょって思うかもしれませんが、ちゃんとお値段分、いやお値段以上の満足感が得られると思いますよ。

カオソーイ好きにはぜひおすすめしたいのですが、スープがちょっと辛めなのである程度辛さの耐性がある人だったら美味しくいただけるのではないかと。

あと、カオソーイの他にカノムジーン・ナムギアオやカノムジーン・ナムヤーも美味しいので、そちらの方が好きって人もぜひ!

※最新来店日:2023年8月

基本情報

店名:Hann Kae(ฮ้านเก๋)
場所:76, 1 Nanglinchee Road, Thung Maha Mek, Sathon, Bangkok 10120
アクセス:BRTタノンチャン駅から徒歩11分
電話番号:0825949365
営業時間:10:30-20:00
定休日:なし
URL:
Facebook:


最後に


というわけで全部で5軒のお店を紹介しました。

皆さんの好きなお店、または行ってみたいお店はありましたでしょうか。
いずれも僕が自信をもっておすすめできるお店ばかりなので、ぜひ行ってみてください!

そうそう、バンコクにはまだまだ美味しいカオソーイがたくさんあるので、これで終わりではありません。
また近々第2巻をアップしますので、どうぞお楽しみに!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!

読んでいただきありがとうございます。あなたのサポートできーきあっはもっと食べてもっと太っちゃいます。