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T1第8節 ポートFC対ランプーン・ウォーリアーズ観戦記【タイリーグ2023-2024】


まえがき

どうも、きーきあっです。

FIFAインターナショナルマッチウイークがあった関係で、T1(タイの1部リーグ)は2週間ぶりの開催となります。

その間T3(タイの3部リーグ)を観に行ったり、あとは日本代表の試合をテレビ観戦したりと、それなりにサッカーライフは満喫していたものの、やっぱり愛するタールアことポートFCの試合が一番重要。

前節はアウェイで昇格組のウタイターニーFC相手に5-1と圧勝。更にその前はホームでコンケーン相手に6-1と大圧勝。
2試合で11得点と圧倒的な攻撃力を誇る我らがタールア。
今一番得点力があるチームは日本代表かタールアかってくらいで。

ということで今回は、

T1第8節 ポートFC対ランプーン・ウォーリアーズ

の観戦記です。

さて、この試合も大量得点でテンション上げ上げな試合となったのでしょうか。

スタジアムへGO!

そんな訳でタールアのホームスタジアム、聖地PATスタジアムへ。
キックオフは19時ですが、3週間ぶりのホームゲームということで、思わず早めにスタジアムに着いてしまいました。

でも安心。スタジアムの前には屋台がたくさん。
そうなんです。PATスタジアムはタイでもトップクラスのスタグル天国。
ですので、早く着いても十分楽しめますよ。

そしていつもの観戦仲間と開門時間までサッカー談義。
代表、Jリーグ、タイリーグなどネタは尽きません。
あっという間に開門時間がやってきます。

いざ、観戦!

いつものようにメインスタンドへ。
そしていつもの眺め。最高の眺めです。

バックスタンドに輝く日の丸。
今シーズンより志村 謄(しむらのぼる)選手が加入したからなんですけど、PATスタジアムに日の丸が掲げられているのは日本人としてとても嬉しいです。
しかもここ2試合で大活躍しているので余計に誇らしいです。

ここからは恒例のきーきあっ式スタメン紹介スタートです。

まずはGK。1番ソンポーン。
今シーズン、序列的には正GKですがそこまで絶対的ではないです。
180cmとGKとしてはそこまで大きくないですし、あとボールの反応もちょっと遅い気がするんですよね。
選手層が厚いなと感じる今シーズンのタールアで、唯一不安定なポジションかもしれません。

センターバックは5番プトロス。
開幕当初はボランチでしたが、ここ2試合はセンターバックでの出場。
球離れが遅く効果的なパスが前線に出せていないのと、屈強な身体を活かしたディフェンスを活かしてセンターバックで起用してほしいとずっと言ってたのですが、その願いが叶い!?良かった。実際センターバックの方がいいプレーをしていますし。
ちなみにイラク代表です。来年1月のアジアカップで日本はイラクと同じ組なので、もしかしたら対戦することになるかも。

センターバックのもう1枚は、8番タナブーン。キャプテンです。
やらかし癖があるので、プトロスと反対に彼はセンターバックではなくボランチで(もしくはベンチスタートでも)と願い続けているのですが、この日もセンターバックでの起用。
3週間前のホームの試合でもとんでもないヘマで先制点を与えてしまったので、この日こそしっかり守ってほしいところ。

右サイドバックは4番スパナン。
タールアのヤンチャ小僧。やたらと髪の色を変えます。今は金髪。
右サイドを駆け上がる攻撃力は魅力ですが、守備力にはちょっと難あり。
ただそんなプレーはいかにもタールアっぽくて好きなんですけどね。

左サイドバックは23番のケヴィン。
こちらもスパナンに負けないくらい、攻撃的なサイドバック。
左サイドハーフのボーディンとのコンビネーションも抜群ですし、左足のキックの精度も高いです。あとイケメンです。

ボランチは17番チャヌクン。
ポリス・テロFCから今シーズンより移籍してきた選手。
168cmと小柄ながら豊富な運動量でピッチを駆け回ります。

もう1枚のボランチは33番志村選手。
今シーズンよりタールアに加入するも、外国人枠の関係でなかなか出番がなく、ようやく訪れた2節前の試合で待望の初スタメン。
そこでアシストするなど活躍し、更に前節では逆転ゴールを挙げるなどしっかりとチャンスをモノにしました。
そしてこの日ももちろんスタメン出場。レギュラーの座を盤石としたいところです。

右サイドハーフは7番パコーン。
彼も開幕当初は途中出場が多かったのですが、そこでしっかりと結果を残してスタメンを奪い取りました。
右サイドからの正確なクロス、そしてゴール前のフリーキックなど、右足の精度は抜群です。

左サイドハーフは10番ボーディン。
ドリブル、パス、シュート、トラップと全てが一級品。
タールアのエースだけでなく、代表のレギュラーの座もゲットし、タイリーグでもトップクラスの実力を持つ選手に。
今シーズンもここまで3ゴールを挙げ絶好調です。

FWは25番ハミルトン。
191cmの長身ブラジル人FW。
ここまで7試合7ゴールはダントツでリーグトップ。
ちょっとキレやすいのがたまにきずですが、それを補って余りある得点力。
今シーズンはタルデリという同じブラジル人FWも加入したのがプラスに働いている感があります。

もう1人のFWがその37番タルデリ。
彼も7試合で5ゴールと、ハミルトンに次ぐゴールを挙げています。
ゴール数ほどは良いプレーをしているとはあまり思えないのですが、きちんと結果は出しているのはさすが。あとハミルトンがゴール量産しているのも彼のお陰だという部分もあるので、やっぱりいいのかな。

スタメン紹介も終わったところで、試合に戻ります。
ということで両チームの選手が入場してきました。

こちらアウェイのランプーンの選手。
昨シーズンに初のT1昇格を果たし、10位と大健闘し残留。
しかし今シーズンはここまで1勝5敗1分けと苦戦し、最下位。
ただ昨シーズンも中盤までは最下位を行ったり来たりしていたので、ここから巻き返していく可能性も十分あります。

一方こちらがタールアの選手。
ここまで5勝1敗1分けで暫定2位。
昨シーズンは開幕ダッシュに失敗したことを考えると十分すぎる成績。
ただ、ここまで強豪クラブとの対戦がないので、ここからが本当の勝負です。そのためにはしっかりとこの試合は勝っておかないと。

マダムペーンもスタジアムに来てました。

そんなマダムペーンを中心に試合前恒例の円陣。

さあ、キックオフです!

開始直後こそタールアが攻めるものの、ランプーンの選手もただ守るだけでなく、ガンガン攻めてきます。実際20分過ぎからはランプーンがあわやというシーンがあり一進一退の攻防となります。

それでも先制したのはタールア。
コーナーキックから相手選手がクリアしたところを23番ケヴィンが左足を振りぬきシュート。
これがサイドネットに突き刺さるゴラッソ!素晴らしいゴールでした。

その後前半終了間際にタルデリが2点目となるゴールを決めたかと思われましたが、VARの結果ファウルがあったとしてゴールが取り消し。

そのまま1-0でタールアがリードして前半を折り返します。

ここまで7試合で9失点と、上位陣でダントツの失点数のタールアですから、1-0で試合を進めるのは非常に危険。
案の定、後半の53分に同点ゴールを決められてしまいます。

しかし今シーズンのタールアはここからが強い。
VARで得たPKを25番のハミルトンが決め、2-1と勝ち越し。

更に10番ボーディンが左サイドから中にドリブルで切れ込んでシュート。
これが決まって3-1。今日もまた圧勝か!?

しかしランプーンの選手は最後まで心が折れず、この後1点を返し、更に猛攻を仕掛けてきます。
追いつかれるのかとドキドキしましたが、なんとか凌いで3-2でタールアが勝利。
3連勝で暫定首位に返り咲きました。

試合の感想なぞ・・・

3-1になった時点で相手は最下位のランプーン。この日も5-1とか6-1とかいうスコアで圧勝なのかなって思ったのが大きな間違い。
逆に、今シーズンで一番苦戦した試合になりました。
何なら負けた試合の方が相手を圧倒してましたし。

でもそれはタールアの選手がダメだったというより、ランプーンの選手が健闘したと言いたいです。
アウェイでしかも相手は圧倒的な攻撃力を誇るタールアですから、ガチガチに引いて守ってくると思っていたんですよね。

それが前半からバチバチにやり合ってきたのにはビックリしました。
先制点を奪われても、勝ち越しゴール、ダメ押しゴールを奪われてもその度に反撃してきましたし、最後まで追いつき、いや勝ちにきてました。

とても最下位に沈むチームのサッカーではなかったですし、このサッカーをやれるなら残留争いどころか昨シーズンと同じ10位前後までいけるんじゃないかなあ。
個人的にすごく好感が持てるチームでした。

一方のタールア。この日も2失点したので8試合で11失点と、とても首位(暫定ですけど)のチームとは思えない数字ですが、それを補うのが爆発的な攻撃力。
この日も3ゴールを挙げたので、8試合で26点。1試合平均3点以上ですから、そりゃあ多少点を取られても問題ないです。

この日の2失点も痛いですが、元々1-0で勝てるとは最初から思ってませんし、失点した以上に点を取ればいいので、この芸風もといプレースタイルでいってほしいです。

そして志村選手。この日もボランチの位置から前線に飛び出してシュートを放ったり、また時には最終ラインまで下がったりと、攻守に活躍しました。

と、言いたいところですが、後半はちょっと疲れが出たのか運動量が落ち相手にマークを外されるシーンがありました。あとは痛いパスミスもあったり。

でも前の2試合で活躍したからなのか、ピッチ上では自信溢れるプレーや表情をしていました。いや、正確に言うと試合前のアップをしている姿から自信に溢れてました。
それに試合中何度もコーチにポジショニングやフォーメーションを確認して、それを他の選手に伝えたりしていたのも印象的でした。
なんかいつの間にか中心選手っぽくなってるって感動しましたよ。

何となくチームに必要な選手になりつつあるのを感じますし、これからも更なる活躍が期待できるなあって思ってます。
ということで、本当に応援しています。頑張れ!

さて、そんなタールアは次節27日(金)にアウェイでスコータイと対戦します。
遠いスコータイ、しかも金曜開催ということで残念ながらテレビ観戦になりますし、更にその翌週はホームで行われるバンコク・ユナイテッドとの大一番が所用で観戦できません。
更にまた代表戦がある関係でリーグ戦が中断し、再開後の試合は日曜夜にアウェイでのチェンライ戦なので、これまた観に行けません。

つまり、次にタールアの試合を観戦できるのは12月に入ってから。
長い!
まあその間にT2とかT3とか他のカテゴリーを観たりするのでサッカーが観られないわけじゃないんですけどね。あとはワールドカップ予選もあるし。

ということで、暫定首位の現在から、次回スタジアムで観る時に順位がどうなっているのかが気になりますが、それでも今シーズンはいけるはず!
頑張れ、タールア!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!


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