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T3チャンピオンズリーグ南地区第3節 バンコクFC対ノースバンコク・ユニバーシティー観戦記

T3ってどんなリーグ?

どうも、きーきあっです。
ソンクラーン休みを挟んで、タイリーグもいよいよ大詰め。
T1(タイの1部リーグ)は先日ブリーラム・ユナイテッドが優勝を決め、見事に2連覇を達成しました。
更にFAカップもリーグカップも勝ち上がっているため、へたすると2年連続三冠達成なんて可能性もあったりします。
ブリーラム強し。

さて、今回はそんなT1ではなく、T3というタイの3部リーグの観戦記です。
まず簡単にT3の仕組みというか、リーグの概要を説明します。

T3は全部で6地区に分かれリーグ戦を行います。
地域ごとのクラブ数は以下の通りです。

  • 北地区 12

  • 東北地区 13

  • 東地区 12

  • 西地区 12

  • 南地区 12

  • バンコク地区 14

各地区でホーム&アウェーのリーグ戦を行い、それぞれの地区の上位2クラブがチャンピオンズリーグ出場権を獲得します。
そしてこの12クラブを北部、南部の2つのリーグに分け、総当たりのリーグ戦を行います。

各リーグの1位はT2へ昇格、そして各リーグの2位同士がホーム&アウェーで戦い、その勝者もT2へ昇格することができます。

というわけでクラブ数75に対しT2昇格の切符はわずかに3という、非常に厳しいリーグがT3なんです。

そして今回はそのT3のチャンピオンズリーグの観戦記というわけです。
タイの3部リーグの観戦記という非常にマニアックな内容ですが、ぜひ読んでみてくださいませ!

想定外な出来事が・・・

今回の試合はバンコクFCのホームゲームということで、バンコクFCのホームスタジアム、バンモッドスタジアムへと向かいました。

バンモッドスタジアムはバンコク南西部にありますが、アクセス的には若干不便。
もし行かれる場合はタクシーを利用するのがベスト。
もっと安く行きたいという人は、BTSサパーンタクシン駅周辺から75番のバスに乗って、ジャルンクルン通りをひたすら南下していけばスタジアム前まで行くことができます。

僕はというと、通常であればバイクで自宅から30分かからないくらいで行ける距離なので、いつものようにすいーっとバイクを飛ばして向かいました。

しかし走っている途中で何か変だなと思い始めます。
日曜日の夕方なのでそんなに混むはずのない道路が混んでいるのと、ところどころ道路が濡れているんです。

この日はめちゃくちゃ暑く、当然雨なんて降っていません。
何だろうなと思いながら走っていくうちに嫌な予感がしました。
いや、この時点でもう予感ではなかったんですけどね。

そして、タイに住んで最初の頃に同僚から、地域によってはソンクラーンの水かけ祭りが1週間遅くやるんだという事を聞かされたのを思い出しました。

その地域というのが、まさに僕が今向かっているエリアなんです。

で、その時の道路はこんな感じです。


最悪です。元々水かけ祭りに参加するつもりで来ているならまだしも、こちらはただサッカー観戦に向かう途中。
当然水鉄砲なんて持っていないし、水に濡れる覚悟をしているわけでもありません。丸腰です。

これは何とか逃げ切りたいと思ったのですが、残念ながら道路は渋滞。
水をかけ合いながらノロノロと進むわけですから、道路は詰まるばかり。

渋滞にハマったらもう逃げ場はありません

その間に、水をかけ合っている人たちの流れ弾に当たったり、泥をつけられたり、挙句の果てには後ろから小さな女の子が水鉄砲で僕を徹底的に狙ってきたりと、ただただやられ続けました。

最悪です。もう最悪です。

結局ずぶ濡れそしてドロドロになりながらスタジアムに到着しました。
この時点でもうヘトヘト。そして心が折れています。

それでもせっかく来たのだからとチケット売り場へと向かいました。
チケット売り場はグッズ売り場も兼ねており、メインスタンド正面入り口脇にあります。

チケットはメインスタンドが100バーツ、バックスタンドが50バーツです。
またアウェーは150バーツと最も高いのですが、タイリーグのスタジアムではどこもそうです。

こちらがチケットです。3部リーグとは思えない立派なチケットです。

こちらがメインスタンド入口です。

そうそう、スタジアムの地図も載せておきますね。

いざ、観戦!

スタジアムの中に入ります。こちらがメインスタンド空の眺めです。
専用スタジアムではないので、ピッチの周りにトラックがあるので若干距離がありますが、割と観やすいです。

こちらバックスタンド側。ウルトラス的な人たちはバックスタンドに陣取ってました。
キックオフは17時だったのですが、まだ日も落ちておらずかなりの暑さ。
メインスタンドは屋根があるけどバックスタンドは屋根がないので、絶対暑いだろうなって思いながら眺めていました。

バンコクFCのエンブレムは牛というのにかけた「BULLIGAN」の弾幕がすごく好き

さあ、両チームの選手が入場してきました。

こちらはアウェーのノースバンコク・ユニバーシティーの選手たち。
ノースバンコクはバンコク地区で優勝し、このチャンピオンズリーグに臨んでいます。
ちなみにチャンピオンズリーグは2戦して1勝1分けで勝ち点4。
試合開始前の時点では3位につけています。

一方ホームのバンコクFCの選手たち。
リーグ戦はノースバンコクと勝ち点では並びながらも得失点差で2位という惜しい結果に。
また、チャンピオンズリーグはここまで2戦し1勝1敗で勝ち点3。
試合開始前の時点では4位でした。
ここで勝たないと、T2昇格が厳しくなるので、ぜひ勝ちたいところ。

そうそう、バンコクFCは大久保剛志選手が右サイドバックでスタメン出場しています。

さあ、キックオフです!

と、試合の流れを書きたいところでしたが、残念ながらバンコクFCは前半は殆どゴールの匂いを感じさせるシーンがなく。
後半も惜しいシーンもあったりはするものの、点は奪えず。
また、ノースバンコクは押し気味に試合を進めながら、こちらも決定力を欠き、結局スコアレスドローに終わりました。

試合の感想なぞ・・・

スタジアムへ向かう途中の道路ではハラハラドキドキしたのに、試合ではそのような気持ちになるシーンが少なかったのが正直なところ。

特に前半は暑さのせいでもあったのでしょうが、淡々と試合が進んだ感じでした。
日も落ちて若干プレーしやすくなった後半も、両チームとも決め手に欠けるというかフィニッシュの精度が低いというか、点が入る気がしませんでした。

これで両チームとも勝ち点1ずつで、ノースバンコクは勝ち点5で3位、バンコクFCは勝ち点4で4位と順位は変わらず。
首位が勝ち点7なので、まだ両チームともチャンスは残されていますが、次節の結果次第ではT2への昇格ならずということも。

どちらもバンコク地区代表として頑張ってほしいですし、バンコクのクラブが1つでも多くT2に上がってほしいと思っているので、次は勝って最終節まで望みをつないでほしいです。

ということで、T3チャンピオンズリーグ観戦記は以上です。
最後に1つだけ。

帰りは行き以上に水をかけられ泥を顔に塗られ、ボロボロの状態で帰宅した事を報告します。

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた。


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