ACL2東地区第3節 ポートFC対浙江FC観戦記【ACL2 2024-2025】
まえがき
どうも、きーきあっです。
先月に開幕したアジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)。
今シーズンから大会のフォーマットが大きく変わって、ACLエリート、ACL2、AFCチャレンジリーグの3つに分かれました。
その中のAFCチャレンジリーグに関しては、日本やタイのクラブには出場枠がないので、実際注目するのはACLエリートとACL2になります。
大会名のネーミングセンスはともかく、規模は大きくなったのは良いことですし、楽しみが増えるのも良いことですよね。
さて、そんな中で我らがタールアことポートFCも、ACL2に出場することとなりました。
昨シーズンはリーグ3位でしたので本来は出場資格がなかったのですが、リーグ2位のバンコク・ユナイテッドがFAカップも優勝しACLエリートの出場枠を得た関係で、リーグ2位としてのACL2出場枠を代わりにいただけることになりました。
棚ぼた式に手に入れた出場枠ですが、タールアサポとしてはACLに出場できることはとても嬉しいわけで。
さて、そんなACL2ですが、先月開幕し、第1節はアウェイでインドネシアのペルシブ相手に1-0と勝利。
0-0で試合が進み、これは引き分けかなあと思っていた中で、終了間際に29番のモタが決勝ゴール!
何とも幸先の良いスタートを切ることができました。
そして迎えた第2節。いよいよホーム開幕戦です。
と、言いたいところなんですが、この試合は第3節。
第2節はどうなったかというと、キックオフ直前に大雨により中断。そして1時間ほど待った挙句に何と試合中止。
正確に言うと10月30日に延期となりました。
というわけで第2節よりも先に第3節を行うことになりました。
また雨が降るんじゃないかって思いつつ、たとえ平日開催であろうと、そしてたとえ試合会場がPATスタジアムでなかろうと、行かない訳にはいきません。
というわけで今回は、
ACL2東地区第3節 ポートFC対浙江FC
の観戦記をお届けします!
今度は雨で中止となりませんように。
そう願いつつスタジアムへと向かうのでした。
スタジアムへGO!
というわけで仕事を終え、バイクを飛ばしてBGスタジアムへ向かいました。
前回雨で中止になった第2節の試合の時には、おつまみ系のスタグルしかなかったことを思い出し、時間的にも若干余裕があったので途中ラーメンを食べたので、到着時間はキックオフ30分前。
こちらがBGスタジアム。本来はBGパトゥム・ユナイテッドのホームスタジアムなのですが、PATスタジアムがACLの規定を満たしていないとのことで間借りしております。
せっかくのACLなのにPATスタジアムで戦えないのは本当に残念ですが、これはタールアが悪い。
早く新スタを造ってほしいです。これは切なる願い。
こちらメインスタンド側にあるスタグルエリア。
いつものBG戦よりは数は少ないものの、何軒かは屋台が出ていました。
ただ、ソーセージとか唐揚げみたいなおつまみ系のみで、ご飯ものはありませんでした。
またバックスタンド側のキッチンカーも、ソフトクリームとルークチンくらいしかなく、前回はあったハンバーガー屋台も来ていませんでした。
これはラーメンを食べてきて正解でした。
いざ、観戦!
ということで、スタジアムの中に入ります。
今回はバックスタンド側の席にしました。
ちなみに、シーズンチケット所有者はACL2のチケットが無料で貰えました。
タールアのシーチケは、ACLの他FAカップやリーグカップも準々決勝までのホームゲームは無料で観戦できるんですよ。
これでユニフォームが付いて3,500バーツですから、本当素晴らしいですよね。
本日の対戦相手は中国の浙江FC。
調べたところ、ここ数年は常に国内のリーグ戦で優勝こそないものの2位ないし3位には入っており、安定した強さを誇るクラブのようです。
実はタールアと浙江とは因縁がありまして。
昨シーズンのACLのプレーオフでタールアは浙江と対戦しており、0-1で敗れ本戦出場を逃しているんです。
今日はその時のリベンジを果たしてほしいものです。
さあ、両チームの選手が入場してきました。
こちら浙江のサポーター。
思っていたよりも多くのサポーターが来てました。
旗や横断幕も出していて、またチャントの声も出ていて素晴らしいサポーターでした。
タールアの選手たち。
この日のスタメンは以下の通りです。
GKは36番ウォラウット、センターバックは5番プトロスと35番ホニー。
右サイドバックは4番スパナンに左サイドバックは23番ケヴィン。
ボランチは33番志村選手と89番ピーラドン。
左サイドハーフは22番フェリペに右サイドハーフは14番ティーラサック。
トップ下に44番ウォラチット。
そして1トップに26番ドゥンブーヤの、4-2-3-1のフォーメーションで臨みます。
一方アウェイの浙江FCの選手。
ここまで2試合を消化して1勝1敗。
正直このグループで1番の強豪だと思っていたのですが、第1節でシンガポールのライオンシティ相手にまさかの敗戦。
それでも第2節でインドネシアのペルシブにしっかり勝利し立て直してきています。
さあ、キックオフです。
前半はお互いゴールネットを揺らしながらオフサイドの判定で取り消されるシーンが1度ずつありましたが、それ以外はどちらかというと浙江ペース。
タールアは大事に行き過ぎているのか、カウンターのリスクを恐れているのか、ボールを奪ってからの動きも遅く、また最終ラインが低い位置でパス回しをするのが危なかっしくて仕方ありません。
今シーズン、リーグ戦も含め前半が良くないなって試合はいくつかありましたが、前半でここまでイライラしたのは初めてってくらいの内容でした。
それでも何とか0-0でハーフタイムを迎えました。
立て直してくれるであろうという期待をしつつ、後半がスタート。
前半よりはよくなったものの、それでもゴールの匂いはなかなかしないなあと思ったところで、タールアは26番ドゥンブーヤから29番モタに、44番ウォラチットから47番シッタへ、それぞれ交代。
その交代直後の69分、ついにタールアが先制します。
23番ケヴィンが左サイド深くまで切り込みグラウンダーのパス。
それを22番フェリペが蹴り込んでゴール。
先制ゴールに沸くタールアのサポーター。
この日の入場者数は1,971名。平日だしBGスタジアムだし仕方ないですが、ちょっと寂しい入りでした。
PATスタジアムだったら少なくともこの倍は入っているはずですし、本当に悔やまれます。
試合は1-0のままアディショナルタイムに入ります。
アディショナルタイムは5分。勝っている時は長く、負けている時には短く感じる時間です。
そんなアディショナルタイムを何とか凌いで、タールアは1-0で浙江を下しました。
これで2戦2勝です。またライオンシティが引き分けたのでグループ首位に立ちました。
試合の感想なぞ・・・
前半は本当に歯痒い内容で、正直言うとイライラしていました。
ただ今シーズンのタールアが違うのは、前半が悪くてもハーフタイムを挟んだ後半には立て直すことです。
リーグ戦でも前半にボロボロの内容でリードされながら、後半に追いついたり逆転したりする試合がいくつかありました。
この試合も、後半で修正し先制ゴールを挙げたのですから、前半だけでイライラするのはよくないなと反省しました。
それに浙江はこのグループで一番の強敵。それ故に前半は慎重に入ったのかもしれませんし、何なら引き分けでもOKくらいに思っていたのかも。
そんな中でしっかりと勝ったのですから、やっぱり前半だけでイライラするのはよくないなと反省しました。
これでACL2のグループリーグは2戦2勝。しかも2試合とも1-0の勝利。
リーグ戦では1-0で勝つような試合がほとんどできないのに、何故ACLでできるんだろうか。謎だ。
あと、得点シーンも第1節と同じ展開だったのにもびっくり。
第1節は、後半終了間際に23番ケヴィンが左サイドを切り裂いてグラウンダーのパスを出し、それを29番モタが押し込んでゴールを決めていました。
サイド攻撃はタールアの武器であり、それがACLでも通用することがわかりました。だったらもっとやってほしいですけどね。
と、色々言いましたけど、浙江は強かったです。
フィジカルも強いし、攻撃にも迫力がありました。正直よく勝てたなと。
こういう試合ができるのがACLの魅力であり、またこういう相手と戦うことでチームの経験値が上がるんだなあと改めて思いました。
ブリーラムがタイリーグで無双しているのは、ACLで強い相手と戦っているからなんだろうなとも思いますし、それを考えるとタールアも毎年ACLに出なきゃなあと。
それに浙江FCのサポーターの応援を見ていると、タイリーグのサポーターとは応援のスタイルが全く違って、それもまた新鮮。
どちらかというとJリーグのサポーターに応援スタイルが近い感じがしました。
タイリーグのサポーター文化っていうのは、JリーグやKリーグ、そして中国とはまた違う感じがするんですよね。
良いとか悪いとか、進んでいるとか遅れているとか、そういうことではなく、とにかく違うんです。
実際にタイリーグの試合を観ればその違いが分かると思うので、気になる人はぜひスタジアムに足を運んでみてください。
ということで、グループリーグ2試合を終え、タールアはまさかの首位。
しかも第2節は雨で中止になって1試合少ない中での首位と、絶好のスタートを切りました。
中止となった第2節は来週の水曜日、10月30日にBGスタジアムで行われます。
ここで現在2位のライオンシティに勝てば、決勝トーナメント進出をほぼ手中に収めることができそうです。
もちろん僕も行きますよ。そしてタールアの勝利を願い応援します。
来週はたとえ前半がボロボロでも後半に立て直すことを信じ、イライラしないようにします。
できれば前半から良い内容の試合を見せてほしいですけど。
あ、その前に10月27日(日)にホームでムアントンとのリーグ戦があります。
サポーター同士で因縁があるクラブとの対戦なので、この試合も盛り上がること間違いなしです。こちらもお見逃しなく!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!