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T1昇格プレーオフファイナル2ndレグ ラヨーンFC対ナコンシー・ユナイテッド観戦記【タイリーグ2023-2024】



まえがき


どうも、きーきあっです。

T1(タイの1部リーグ)もいよいよ今週末が最終節となります。
そんなT1の話はまた明日アップする記事で触れるとして、今日はT2(同2部リーグ)の話です。

T2は一足先にリーグ戦は終了し、優勝したナコンラーチャシーマーFCと2位のノンブア・ピッチャヤーFCはT1自動昇格を果たしました。
どちらも今シーズンT2に降格したばかりのクラブで、ともに1年でのT1復帰となります。

そして残る1枠をかけ、リーグ3~6位のクラブにて昇格プレーオフが行われています。
準決勝は3位のラヨーンと6位のアユタヤ・ユナイテッド、4位のチェンマイFCと5位のナコンシー・ユナイテッドが対戦し、ラヨーンとナコンシーが勝ち上がりました。

また、その勝ち上がった両チームによるファイナルの1stレグが先日行われ、1-1のドローに終わりました。
アウェイのラヨーンが1-0とリードしながら、ナコンシーがアディショナルタイムに追いつくという、なかなか劇的な試合だったようです。

そんな中で迎える2ndレグはラヨーンFCのホームスタジアムで行われます。
こんな記事を書いているわけですから、もちろん僕も観に行きました。

昨年、そして一昨年と2年続けてこの昇格プレーオフを生観戦しているのですが、これが本当に面白いんですよね。
そりゃあT1昇格がかかった試合ですから、選手もサポーターも気合が入りますし、そんなスタジアムのピリピリした雰囲気も最高なんです。

というわけで今回は、

T1昇格プレーオフファイナル2ndレグ ラヨーンFC対ナコンシー・ユナイテッド

の観戦記です。

果たして昇格するのは、2020-2021シーズン以来のT1となるラヨーンか、初のT1となるナコンシーか。
結果はこの後すぐ!

スタジアムへGO!

まずラヨーンってどこなのよって話ですが、バンコクからバスで3時間ほどで行けます。
ということでまずはエカマイバスターミナルまで行きます。
エカマイバスターミナルは、BTSエカマイ駅からすぐのところにあり、アクセスは抜群。
こちらがエカマイバスターミナルです。

今回僕はエカマイバスターミナルまでバスで行きました。こちらが敷地内にある駐輪場です。

こちらが料金表です。

中に入りチケットを購入します。ネットで事前購入もできるのですが、今回は当日窓口で購入することにしました。

ラヨーン行きのバスはいくつかあるのですが、大きいバスはどれ?って聞いたらこの窓口を勧められました。
ラヨーン行きのチケットは180バーツでした。
ちなみにあちこちから客引きのように「パタヤー!」とか声がかかるので、動揺しないようにしましょう。

時間になったので乗り場へ行きます。
こちらが今回乗ったバス。思ったよりも小さいな。

車内はこんな感じです。

バスは定刻通りに出発し、そして2時間45分ほどでラヨーンバスターミナル2に到着しました。

車内でNetflixの映画「ゴールデンカムイ」を観たりしているうちにあっという間に着いた感じです。
ちなみに「ゴールデンカムイ」は面白かったです!

ラヨーンに着いたところでまずは今回宿泊するホテルへ向かうことにしました。
バスターミナルにはバイタクとタクシーが待機していましたが、まずタクシーに声をかけ行き先を告げ値段を聞くと、150バーツとのこと。
確か車で10分ほどの距離だったはず。それで150バーツは高いだろってことで却下。しかも100バーツと提案しても渋りやがる。
じゃあいいやと続いてバイタクの元へ。行き先を告げ値段を聞くと60バーツとのことで即決。

そして10分ほどでホテルに到着しました。
今回の宿は【カリスマレジデンス】です。
なんか凄い名前ですが、スタジアムから徒歩圏内なのと値段が手頃だったので選びました。

部屋はこんな感じです。
バスタブはないですが、広いし綺麗で良かったですよ。

地図も載せておきますね。

と、ホテルを紹介したものの、チェックインは14時と言われまだチェックインできず。
まだ3時間近くあったので、仕方ないからスタジアムの下見にでも行こうと、荷物を預け出発しました。

下見といっても、目の前の大通りを渡ればすぐスタジアム。
そんなに時間潰しにはならないかなって思い向かいました。

こちらがラヨーンスタジアムです。

キックオフは18時ですし、まだ誰もいないだろって思ったら、何やら人だかりが。
おお、チケットが売っているじゃんってことで僕も買おうとしたところ、何と無料とのこと。
Facebookをフォローし、LIKEをすれば貰えるそうで、早速やって(正確にはやってもらい)チケットをゲットしました。

チケット代が浮いたなら、その分ユニフォームでも買ってお金を落とそうということで、ユニフォームをチェック。

今シーズンもこの試合が最後ということで、なんと1着300バーツ!
せっかくなので片野選手のマーキングをしようかと思ったら、売り切れと言われてしまいました。
残念だけど、片野選手が人気なのは日本人として嬉しいことです。

その後はお昼ご飯を食べたりし時間を潰し、改めてホテルへ。
無事チェックインし、休憩してから改めてスタジアムへと向かいました。

この日はフードフェアみたいなお祭りをやっていて、スタジアムまで続く道にはたくさんの屋台が出ていました。
美味しそうなものがたくさん売っていたのですが、朝食そして昼食とガッツリ食べてしまい、休憩をしてもお腹は一杯。

それでもせっかくなので何か食べようと、別腹を使ってこちらのソフトクリームを食べました。

またお祭りとは別に、スタジアム前にも色々屋台が出ていました。
T2、それも地方のスタジアムにしては結構な数と種類の屋台が出ていてテンションが上がりますが、やはりお腹いっぱいなので水だけ買ってスタジアムの中に入りました。

本当ならビールを買いたいところですが、ビールも飲めないくらいにお腹いっぱいだったんですよね。

最後にスタジアムの地図を貼っておきますね。

いざ、観戦!

こちらメインスタンドからの眺め。キックオフまでまだ2時間近くあるのに、既にメインスタンドは7割ほど埋まっていました。
いくら無料とはいえ凄い!
それだけT1昇格を期待しているってことですね。

さあ、両チームの選手が入場してきました。

キックオフ直前のメインスタンド。満員です。

バックスタンド側もよく埋まっています。

ゴール裏も!

また、アウェイのナコンシー・ユナイテッドのサポーターもこの日は大勢駆けつけてました。
ナコンシー・タマラートはタイ南部の都市で、ラヨーンまでは940kmほどあります。
よくそんな遠くからこれだけのサポーターがやってきたなあとちょっと感動しました。

そんなナコンシーの選手。
1stレグはホームでドロー。ただ、リードされた後半アディショナルタイムに追いついての引き分けなので、勢いはあるかもしれません。
2ndレグで勝って初のT1昇格となるか!?

一方ホームのラヨーンの選手。
1stレグは勝ちきれませんでしたが、それでも貴重なアウェイゴールを挙げています。
ホームで勝って2020-21シーズン以来2度目のT1昇格を果たせるのでしょうか。

そんなラヨーンですが、この日は4番片野選手、41番伊藤稜馬選手がそれぞれスタメン出場を果たしています。

さあ、キックオフです!

試合は序盤からホームのラヨーンペースで進みます。
惜しいシーンもありますが、ゴールは奪えず0-0で前半を終了します。

この辺りから黒い雲が空を覆いはじめ、これはいつ雨が降ってもおかしくないなって天気になりました。

そして案の定、後半途中から雨が降り始めました。
最初はそれほど強くなく、意外と早く止むかもと思ったのですが、だんだん雨脚が強くなり、気がつけば大雨。土砂降りです。

そんな中でもこの日訪れた7,500人のサポーターは懸命に声援を送ります。
ちなみにラヨーンスタジアムの収容人員は7,500人ですので、超満員ということになります。
実際席はほとんど埋まっており、更に立ち見なんかもかなりいたので、この数は大袈裟じゃないなって思いました。

そんな大勢のサポーターからの声援を受け、ラヨーンの選手はナコンシーゴールに襲い掛かりますが、決定力を欠きゴールが奪えません。
ただ、このままスコアレスドローに終わっても昇格が決まるラヨーンは、終盤になると守備固めともいえる選手交代を行い、また露骨に時間稼ぎを行うようになります。

特にアディショナルタイムは、ちょっとそれはどうなのよっていう時間稼ぎをしつつ時計の針を進め、ついに試合終了のホイッスルが鳴りました。

初戦に続いて引き分けですが、アウェイゴールルールにより、ラヨーンが見事T1昇格最後の1枠を掴みました!

メインスタンドのサポーターも大喜び!

そしてバックスタンドからはサポーターがピッチへとなだれこみます。
普段なら許されない行為ですが、この日ばかりは仕方ないですね。
バックスタンドは屋根がなく、サポーターは雨に濡れながら声援を送っていましたし。

試合の感想なぞ・・・

まずはラヨーンFCの選手、サポーター、そしてクラブ関係者の皆さん、T1昇格おめでとうございます!

T1から降格後2シーズンは9位そして7位と低迷しながらも、今シーズンは3位としっかりプレーオフのチケットを手に入れ、そしてプレーオフでも粘り強く戦い見事にT1昇格となりました。

この試合を観る限り、T1で戦うには少し厳しい感じもしますが、きっと選手を補強したりして来シーズンは戦う準備を整えてくれると思います。
また来シーズンが楽しみです。

さて、この日の試合ですが、伊藤稜馬選手がキレッキレでした。
左サイドハーフ(というかウイングに近いかな)でプレーしたのですが、ドリブル、そしてパスと相手チームの脅威になるプレーを見せてくれました。

このままクラブと一緒に昇格するのか、それとも移籍するのかは分かりませんが、まだ24歳と若くこれからが楽しみな選手です。
来シーズンも注目したいですね。

そして片野選手。この日のプレーに関しては正直今まで観た中では良い方とは言えなかったんじゃないかなって思います。
もちろんセンターバックとして相手の攻撃を何度も跳ね返していましたし、無失点で試合を終えているのだから文句ないだろうって話なんですけど。

ただそれはあくまでこの試合に限ってのこと。
実際リーグ戦は34失点と、優勝したコラートに次ぐ少ない失点数ですし、そんなチームの守備の要としてシーズンを戦ったのですから、本当に素晴らしいと思います。
そんな片野選手は今年で42歳の大ベテラン。
今シーズンも35試合に出場と、まだまだ現役バリバリ。

伊藤稜馬選手と同じく、そのままチームとともに来シーズンはT1で戦うのか、それとも他のクラブでプレーするのか分かりませんが、まだまだプレーを見たいので、どこでプレーするのかに注目したいです。

さて、これでT2の全日程が終了し、T1昇格はナコンラーチャシーマーFC、ノンブア・ピッチャヤーFC、そしてラヨーンFCの3クラブとなりました。

一方T3へと降格してしまうのは、カセサートFC、カスタムズ・ユナイテッド、そしてクラビFCの3クラブとなります。

ただ、降格に関してはあるクラブが来季T2のクラブライセンスを取得しない(できない?)なんて噂があり、それによって降格するクラブが変わる可能性があります。
どうなるかは分かりませんが、こちらもある意味注目です。

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!

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