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T1第8節 ムアントン・ユナイテッド対コンケーン・ユナイテッド観戦記【タイリーグ2024-2025】


まえがき


どうも、きーきあっです。

私事で大変恐縮なのですが、9月27日はちょっとした記念日でして。

何の記念日かといいますと、9月27日はタイに住むべくバンコクの地に降り立った日なんです。

それから10数年、まさかタイでこんなにサッカーを観ることになるとは夢にも思いませんでした。
当時はタイにプロリーグがあることすら知らなかったくらいですからね。

それが今や、年に40試合以上観戦するほどタイリーグにハマってしまい、更にこのような観戦記やタイリーグガイドなんかを書いたりする始末。

何なら今は日本にいた時よりもサッカーを観ているかもしれません。

そんな記念日ということで本当はどこかで美味しいものでも食べようかと思ったのですが、タイリーグの試合があることがわかり、だったらこっちの方が僕の記念日らしいなということでサッカー観戦を選びました。

というわけで今回は、

T1第8節 ムアントン・ユナイテッド対コンケーン・ユナイテッド

の観戦記をお届けします。

思えば、タイで初めてサッカーを観たのもムアントン・ユナイテッドの試合でした。これは何という偶然。

さて、金曜日の夜に1人サッカーを観に行くという、お前友達いないのかってツッコミたくなる観戦記をとくとご覧くださいませ。

スタジアムへGO!

ムアントンのホームスタジアム、サンダードーム・スタジアムへと向かうのですが、金曜日ということもあって結構な渋滞。
バイクでの移動なので車よりはスムーズに流れますが、それでも思っていたよりも時間がかかり、キックオフの15分前にスタジアムに到着しました。

こちらがサンダードーム・スタジアム。メインスタンド側の入口です。

メインスタンド側にあるチケット売り場。バックスタンド側にもチケット売り場はあります。
ただ、僕はタイチケットメジャーで事前に購入済みなのでスルー。
最近はほぼタイチケットメジャーで購入することが多いです。

時間もないので、水だけ買ってそそくさとスタジアムに入ります。
ちなみに今シーズンのメンバー。メインスタンド側に貼ってあります。

いざ、観戦!

ということでこちらがメインスタンドからの眺め。
指定席なのでギリギリに着いても安心です。

いつ来ても本当に素晴らしいスタジアムです。
もちろん僕のホームスタジアムであるPATスタジアムも大好きなスタジアムなのですが、ここはフットボールのスタジアムって感じの雰囲気や造りなので大好きだったりします。

もうキックオフ時間も間近。

両チームの選手が入場してきました。

コンケーンのサポーター。成績が振るわないのもありますが、平日なのでやはり寂しいサポーターの数になりますね。

こちらはメインスタンド側。この後何だかんだで結構埋まりましたが、バックスタンド側、そしてゴール裏はサポーターの数も少なかったです。
もっと来てもいいと思うんだけどなあ。

こちらはコンケーンの選手。
ここまで0勝5敗2分けで最下位。まだ今シーズンは未勝利です。
今日こそ初勝利となるか?

一方こちらはムアントンの選手。
先日のチェンライ戦が大雨による冠水の影響で延期となったこともあり、他のクラブよりも1試合少ないですが、ここまで3勝1敗2分けと5位につけています。

シーズン前に主力選手であるジャルンサックとポップがそれぞれ移籍したことを考えると、健闘しているといえるのではないでしょうか。

さあ、キックオフです!

バンコクは絶賛雨季の真っ最中ですが、この日は幸いにも雨に降られず、夕焼けもきれいです。

試合と同じくらい気になったのが両チームの監督。
まあ、2人とも感情をあらわにすること。何なら選手より熱いです。

こちらはムアントンの新監督、レッティエリ。
昨シーズンまでリトアニアのクラブで監督を務めていたようですが、今シーズンからムアントンの監督に就任しました。

ムアントンにはかつてマリオというイケオジ監督がいましたが、彼もなかなかのイケオジ。
ただマリオと違ってよく怒ります。この日も自チームの選手が消極的なパスをしたりするとキレまくってました。

一方こちらはコンケーンのトライロビッチ。スロベニア人の監督です。
コンケーンはチームの不振により早々に監督を解任し、9月5日から彼が監督になりました。

過去にはランパーンFCで監督を務めたこともありますが、2年ほどブランクがあるようです。
果たしてそれがどうなのかってところですね。
ちなみに彼が監督に就任後、1敗1分けという結果です。

先ほど紹介したレッティエリは自チームの選手にキレてましたが、彼は主審の判定にキレてました。
どちらもキレるんかい。

試合はというと、圧倒的にムアントンのペース。
惜しいシーンはありながらも決定力に欠け、0-0でハーフタイムを迎えます。

後半のキックオフ。

しかし前半同様にムアントンが攻めるもゴールは決められず。
そこで投入したのがこの2人。

メインスタンドのサポーターがめっちゃ声援を送っていたので、彼らが期待されているのがよく分かります。

調べてみたところ、まず11番の選手はエミル・ロバック。21歳。
スウェーデン出身でポジションはFW。スウェーデンではU-16、U-17、U-19と各カテゴリーで代表に選ばれています。
今シーズンからムアントンに加入しましたが、188cmと体格にも恵まれていて、なるほど確かにやってくれそうです。

一方27番はロナウド・クワテ。19歳。
国籍はインドネシアですが、トルコリーグでデビューしています。
ポジションはFWですがウインガータイプのようです。
驚くことにまだ19歳なのにU-20、U-23、そしてインドネシアのフル代表にも選ばれています。
もしかしたらすごい選手なのか?というか、日本代表とのW杯予選の試合で観られるかもしれませんね。

彼らが入ることでゴールが生まれるかもという期待がありながらも、残念ながらそのままスコアレスで試合終了。

あの期待はなんだったんだ。

試合の感想なぞ・・・

試合はスコアレスドローに終わりましたが、中立の立場から観ている身としては、決してつまらないという試合ではなかったです。
惜しいシーンがいくつもありましたし、それなりに楽しめました。

ただ、自分がサポーターだったら、そうは思わなかったかも。

まずコンケーンですが、これはちょっと重症かもしれません。
この試合を含め5試合連続でノーゴールなのですが、それも納得です。
ゴールの匂いが全くしません。

あと、GKが前半からやたら時間稼ぎをしていて、イエローカードを貰ったりしたのですが、これもどうなのか。
チームとしての方針というか監督からの指示なのか、それとも攻撃陣が全然点を取らないので、何とか引き分けに持ち込みたいからGKが自主的にやっているのか分かりませんが、いずれにしても僕がサポーターだったら冷めます。

相手がブリーラムとか強豪クラブだったらまだしも、ムアントンですよ。
今のムアントンはそんなビビる相手でもないでしょ。

ということで、コンケーンに関しては過去の経験からいって降格の匂いがプンプンします。
監督は代えましたが、次は選手補強、特に前線の選手を何とかしないと本当にヤバいかも。

個人的にコンケーンは3シーズン続けて弾丸1人バスアウェイツアーに行くくらい好きな街なので、頑張って残留してほしいです。

一方、ムアントン。
ゴールこそ奪えなかったものの、コンケーンとは違ってチームのコンセプトは感じられる戦い方でした。
パスもきれいに繋がりますし、守備もここまでリーグ最少の5失点というのも納得なくらいにしっかり守れています。

あとはシュートの精度がもう少し何とかなればってところです。まあその精度がめちゃくちゃ低かったんですけどね。
この日に関しては、どれだけ外すんだよってくらい外しまくってました。

それと途中で紹介した2人の選手、ロバックとロナウドですが、この日に関していえばまだまだこれからの伸びしろに期待ってところです。
ポテンシャルは間違いなくあると思うし、まだ21歳と19歳と若いですから、経験を重ねていけば良い選手になると思います。

彼らが両ウイングでスタメンを張るようなことになれば、10番のポメラットと合わせてすごく楽しみな布陣になるのではないかと。

と、これだけ魅力的で可能性を秘めているチームなのに、この日の入場者数は2,500人ちょっと。寂しい数字でした。

確かに昨シーズンの開幕時と比べると、エカニット、ウィーラテップ、ジャルンサック、そしてポップと主力が続々抜けていてネームバリュー的には寂しいかもしれませんが、それでもある程度の結果は出してますし、やっているサッカーも魅力的なんですけどね。

この日に限っていえば金曜開催だからかもしれませんが、それでもシーズンを通しても昨シーズンより平均入場者数が3割弱減っているんですよ。(Wikipedia調べ)。

ムアントンのサポーターは元々少なくないはずなので、今こそこの若いチームを応援してほしいなあと、ライバルクラブのサポーターながら思ってしまいました。

ということで、最初に書いたように僕にとっての記念日でしたが、こうやってサッカー観戦ができるのは本当に幸せなんだなあと改めて思いました。

そしてタイに住んでいる間、というか死ぬまでに1度はタールアがリーグ優勝するシーンを見届けたいなあと思いながら帰りました。
果たして本当にそんな日が来るのでしょうか。いや、きっと来るはず。

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!

読んでいただきありがとうございます。あなたのサポートできーきあっはもっと食べてもっと太っちゃいます。