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T1第4節 ポートFC対PTプラチュアップFC観戦記【タイリーグ2023-2024】

まえがき

どうも、きーきあっです。
約2週間ほどの代表戦の中断期間を終え、タイリーグが再開しました。

再開のタイミングでT3(タイの3部リーグ)も遅れて開幕し、ますますタイでのサッカー観戦生活が忙しくなり、幸せいっぱいです。
前日はこんな感じでハシゴ観戦したり。

さて、そんな中で我らがタールアことポートFCも日曜日にホームに戻ってきました。
約1か月ぶりの聖地PATスタジアムでの試合。そりゃあテンションが上がらない方がウソってもんです。
という訳で今回は、

T1第4節 ポートFC対PTプラチュアップFC

の観戦記をお届けします!

スタジアムへGO!

ということで、我らの聖地PATスタジアムへと向かいます。
いつも一緒に観戦している仲間が、ユニフォームのマーキングをするので少し早めにスタジアムへ行くというので、僕も気持ち早めにスタジアムに着きました。

でも残念ながらマーキングはまだ受付していないようで、結果ただ早く着いて開門時間までの時間を過ごしただけに。
ただ、観戦仲間とは久しぶりに会ったのでいろんな話ができたのでよかったですけどね。
でもちょっとショックな話も聞いてしまい、試合前に若干いやかなり動揺しましたけども。

こちらはスタジアム前の屋台が並ぶ通り。
バンコクいやタイリーグ有数の屋台の数です。お祭りのような雰囲気で楽しいですよ。

いざ、観戦!

開門時間がきたので、いつものようにメインスタンド側に陣取ります。

メインスタンド側から見て左側のゴール裏。
いつの間に椅子が全部撤去され、いつの間にタールアのクラブカラー、青とオレンジに塗られています。
これは美しい!

反対側のゴール裏は椅子が設置されています。

さて、久しぶりにきーきあっ的タールアのスタメン紹介をします。
まずはGK。1番のソンポーン。
前回のスタメン紹介では写真を撮り忘れ、改めて紹介。
昨シーズン後半から移籍してきましたが、それまでの正守護神ウォラウットが開幕戦からやらかし気味で、序列はソンポーンが上になったよう。
悪いプレーで序列が下がるのではなく、良いプレーで序列を上げてもらいたいところ。

センターバックは13番のアッキー。
ポリス・テロから今シーズンより移籍してきた選手。
186cmと背も高く、センターバックの層が薄くなってしまったタールアとしては、期待せずにはいられない。

センターバックのもう1枚は16番チンナワット。
同じく新加入の選手。元々ブリーラムに所属し、昨シーズンまでは今夜の対戦相手プラチュアップでプレーしていた。
この日は先ほど紹介したアッキーと今シーズンはじめてコンビを組んでのスタメンだけど、果たして。

右サイドバックは4番のスパナン。
右サイドから積極的に駆け上がって攻撃に絡むプレーが魅力でシュート力もある。
最近は定期的にタイ代表にも選ばれており、更なる活躍が期待できる選手。

左サイドバックは23番のケヴィン。
スピードに乗ったドリブルと正確なクロスが武器。
左サイドハーフのボーディンとともに、2人のコンビネーションで相手の右サイドをズタズタに切り裂く。
若干守備がルーズなのと、怪我がちなのが悩みどころ。

ボランチは5番プトロス。
センターバックも右サイドバックもこなすが、今シーズンはボランチで起用されることが多い。
現役イラク代表で、先日の代表ウイークで行われたキングスカップの決勝戦、タイ対イラク戦でもスタメン出場。
あ、本当にイラク代表だったんだって再認識した。

インサイドハーフは44番ウォラチット。
169cmと体格的には恵まれてないが、テクニックと広い視野でとても気の利いたプレーが出来る選手。
昨シーズン後半から快進撃が続いたのは間違いなく彼のお陰。
パスを出せる、ボールを散らせる、相手を活かせるというプレーが出来る選手がタールアにはいなかったので、最後のピースが埋まった感じ。

もう1人のインサイドハーフは77番のネゲバ。
チーム1のテクニシャン。トリッキーなドリブルやピタっと止めるトラップはしばしばスタンドを沸かす。
本来はもっと前めのポジションが本職だと思うが、ボランチに近い位置でのプレーが慣れてきたのか、守備でも貢献度が高くなっている。

左ウイングは10番のボーディン。
チームのエース。左サイドハーフと呼ぶか悩んだけど、だいぶ前にポジションを取ることが多くなったのでこれからは左ウイングということで。
シュート、パス、ドリブル、全てが高レベル。いや、タイでもトップクラスのレベル。
タイ代表でもレギュラーをほぼ掴んだ感じ。
そんな素晴らしい選手なのに、たまにビックリするくらい試合から消える時がある。その「たまに」がだいぶ少なくなってきたので、もう期待しかないし信じるしかない。

右ウイングは37番タルデリ。
ノンブア・ピッチャヤーFCから今シーズン移籍してきたブラジル人FW。
開幕から3戦連続でゴールを挙げ、期待通りというか期待以上の活躍。
この後紹介するFWのハミルトンもノンブア・ピッチャヤーからの移籍組で、なんか本当ノンブアのサポーターには申し訳ない気持ちで一杯。

そしてトップは25番ハミルトン。
191cmの長身を誇るブラジル人FW。
昨シーズンタールアに加入した際には前年の得点王ということもあって、もっとエゴイスティックなプレーをするのかと思いきや、意外にも周りを活かすこともでき、結果周りの選手のゴール数も増えた。
もっと前線に張って、ゴールをどん欲に狙っていい気もするけど、とにかく頼りになる選手。
ただ、カッとなりやすく無駄なカードを貰うのだけは何とかしてほしい。

と、スタメン紹介も済んだところで、試合の話に戻りましょう。

タールアのゴール裏。この日もサポーターが大勢訪れました。

アウェイのプラチュアップの選手。
ここまで3試合戦って1勝2分とまだ今シーズンは負けていません。
3試合で3得点2失点と堅い守備を誇ってます。
その堅守の立役者といえる5番ティラバッシは昨シーズンまでタールアでプレーしていたブラジル人DFです。
今シーズンからプラチュアップでプレーします。

一方こちらはタールアの選手。
ここまで3戦し2勝1分けと、同じく無敗です。
対照的なのは得点数と失点数。3試合で8得点はリーグトップ。
一方失点は4と、ここまで毎試合失点をしています。
攻撃のタールアに守備のプラチュアップと、矛と盾の戦いって感じですね。

試合前恒例の円陣。

この日もマダムペーンはスタジアムに姿を見せました。
タイサッカー協会の会長になるんですかね。

さあ、キックオフです!

戦前の予想通り、攻めるタールアに守るプラチュアップという構図が多くみられましたが、そんな中先制したのはホームのタールア。
決めたのは23番ケヴィン。右サイドのクロスからゴール前混戦になったところを右足を振りぬき見事なゴール!
効き足じゃない右足でのシュートだったのと、左サイドバックのケヴィンがなんでそこに?ということで、最初誰が決めたのか分かりませんでした。
しかし何故そこにいた?

前半はそのまま1-0で折り返し迎えた後半。
タールアはいつもの癖で1点を取ったところで若干引き気味になります。
ずるずるとラインが下がりそこを攻め込まれるという、もうお馴染みのパターン。

なんかまた終盤に失点するんじゃないかって不安になっていたところで、タールアに待望の追加点が生まれます。

決めたのは途中出場の17番チャヌクン!
同じく途中から交代で入ってきた18番パトンポンからのクロスを頭で合わせゴール!

88分のゴールだったので、さすがにこのまま2-0で終わるだろう。4分のロスタイムは穏やかに過ごせるだろうと思ったところで、プラチュアップに1点を返されます。

こうなると俄然不安になるのがタールアサポーター。今まで味わった嫌なシーン、辛いシーンが走馬灯のように駆け巡ります。
しかし今年のタールアは違う!
終了間際にカウンターからティーラサックが相手GKをかわし、ダメ押しの3点目!
これが本当のダメ押しゴールだというくらいのダメ押しゴールでした。

そしてそのプレーの後にすぐ主審がホイッスルを吹き、3-1でタールアが勝利を飾りました。

試合の感想なぞ・・・

3-1というスコアだけ見ると楽勝とか快勝という印象がありますが、4点中3点は88分以降に決まってますので、実際に観ている側からすると薄氷を踏むような勝利でした。

多分タールアの観戦記では毎回言ってますが、先制するとその1点を守ろうとする傾向にあるんですよね。
あんなに攻撃力をウリにしているチームなのに。だったら2点目、3点目を取りにいって、相手のやる気をなくさせればいいと思うんですけどね。
どうせ守ったって点を取られるんだし。
そもそもタールアに1-0の勝利なんて誰も期待してないですよ。
4-2とか、5-3とかそんなスコアがタールアっぽいってもんです。

とはいえ別に守備陣に期待してないとかそういう意味じゃないんですよ。
この日スタメンだった13番アッキーと16番チンナワットの両CBは悪くなかったですよ。
2人とも今シーズンに加入したばかりでしかも2人同時にスタメンは初ということで、どこまで信頼してよいのか分からない状態なので、どうなんだろうという目で見てしまいましたけど、プレーは安定してました。

ただ、やっぱりタールアといえば攻撃。ノーガードの殴り合いが得意なファイティングスタイルなチームだけに、1点目を取ってから守りに入るのではなく、2点目いや3点目を狙いにいってほしいなって話です。

と、勝ったのに愚痴みたいになるのも嫌なので良いことも。
その欲しかった2点目と3点目を決めたのは、17番チャヌクンと14番ティーラサック。しかもアシストも18番パトンポンと7番パコーンと全て途中出場の選手なんです。

これは選手層が厚くなったことと、選手交代が的確だったということだと思うんです。

前線の25番ハミルトン、10番ボーディン、37番のタルデリを代えたわけですが、いずれも主力中の主力なわけで、そんな彼らを下げるのは勇気がいることだと思います。実際は疲れなのか動きは明らかに悪くなっていたので代えてほしいなとは思っていましたけど。
それに代わって出た選手のレベルがガクンと下がると、相手としてはいける!って思うだろうし。

そんな中で途中出場の選手がこうやってしっかりと結果を残してくれることで、終盤になっても選手の質を落とさずに戦えるのは非常に大きいです。

残念ながらACLの出場権は逃してしまったものの、FAカップもリーグカップもありますし、怪我人や出場停止で主力選手が出られなくなる可能性だってあるわけですし、選手層は厚ければ厚いほどいいですしね。

ということで、若干ヒヤヒヤさせる内容ではあるものの、しっかりと勝ったのは大きいですし、チームの総合力で勝った感があるのも嬉しいなあと。

さて、これで3勝1分けになって、得失点差の関係で3位ですが首位のバンコク・ユナイテッド、2位のブリーラム・ユナイテッドとは勝ち点10で並びました。あと4位のチェンライ・ユナイテッドもですね。

まだ開幕して4試合ですが、5位のBGパトゥムも含め今シーズンは強豪クラブが順当なスタートを切った感じがあります。

バンコク・ユナイテッドとブリーラムはこれからACLもあるので厳しい戦いを強いられると思いますし、そうなるとタールアは更に上に行けるチャンスは十分にあるはず。

上位クラブと対戦するシーズン中盤まではしっかりと勝っておかないと。
ということで次節はアウェイで昇格組のトラートFCと対戦します。
アウェイで且つ金曜開催なので残念ながら現地観戦はできませんが、テレビの前で応援します。

ということで頑張れタールア!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!

読んでいただきありがとうございます。あなたのサポートできーきあっはもっと食べてもっと太っちゃいます。