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声を大にはしないが、こっそり言っておきたい。ネクストCaptured TracksはDais Recordsだ。

Drab MajestyのModern Mirrorがリリースされて、日本でも某レコ屋さんに通う人々を中心に市民権を得てきた感がある。
今のボブウィッグ、サングラス姿になる前から僕はDrab Majesty信者だ。

これは僕がDrab Majestyを売れる前から知ってたよと言う話ではなく、世界と比較して日本だけが信じられないくらい知名度が低いのだ。
批判めいた事を言いたいわけでは無く、そう言う話はどうでも良いのだが、とにかくDrab MajestyをリリースしているDaisがまた熱いと言う話を聞いて貰いたい。

話は変わるが、2011年頃のCaptured Tracksのリリースは常にワクワク感があった。
8年経った2019年現在でもCaptured Tracks周辺と言うとDIIV、Beach Fossils、Wild Nothingのアルバム『Gemini』のテイストの代名詞となっており、いかに影響力があったかが伺える。
しかし、今は2019年。新譜を追ってる人間からすると、おいおい、ChastityとかDrahlaとか全然DIIVっぽく無いけど?なんならMolly Burchなんかも居るよ?となるが、DIIVの2ndアルバムでようやくCaptured Tracksを認識した層とってはこの説明が一番使い勝手が良いのもまた事実。

たしかにあの頃のCaptured Tracksと言えば、まだザカリー・コール・スミスがBeach Fossilsのギタリストで、脱退はしてなくて、DIIV(まだ改名前でDive)の活動と並走していた時期でもあり、他にもMinksやBlouse、Craft Spellsなど素晴らしいリリースが目白押しの状態だった。
僕自身も影響をうけ、シューゲイズの未来はこうなるであろうと楽曲のアレンジの方向はそちらよりになり、2012年にリリースされた海外レーベルのコンピにはまさにCaptured Tracksテイストの楽曲を提供している。

次から次へとリリースするがジャケットから音楽まで全て魅力的。
そんなかつてのCaptured Tracksの熱を今のDais Recordsに感じるのだ。

たしかにDais Recordsはどれもクセの強いアーティストばかりではあるが、これこそ時代の音なので、伝わらない人には伝わらなのだろう。
なぜならCaptured Tracksだって2010~2011年頃は全く話題になっていなかった。
2020年のインディー・シーンを作って行くのは「“Captured Tracks周辺”が好き」と言う層でも、あの頃のCaptured Tracksが帰って来て欲しいと言う層でも無く、Dais Records信者が作って行く事はどうやら間違いは無さそうである。


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