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ユニバーシティ・ハウスってなに?

高校生のみなさん、こんにちは!
大学院工学研究科 化学工学専攻 博士課程前期2年の斉藤です。

東北大学では、学生向けの住居として
ユニバーシティ・ハウス」と「学寮」の2種類が用意されています。
入学してから2年間ユニバーシティ・ハウス(以降UH)に住んでいた私が、通常の学生寮とは異なるUHの魅力をお伝えします!

ユニバーシティ・ハウスの概要

東北大学公式ホームページによると

ユニバーシティ・ハウス(UH)は、国際化をけん引できる人材の育成、8人を1ユニットとする入居構成、安心・安全・高品質な生活環境などを基本コンセプトとした教育的施設の学生寄宿舎です。

とあります。

この通りUHでは、日本人学生と留学生が一緒に暮らします。具体的には、日本人と留学生合わせて8人を1ユニットとし、このユニットで設備などを共有します。ユニットあたりの留学生の数は3~4人ほどです。入居中の入れ替わりもあり、私が入居したときは、中国、ドイツ、ウクライナ、マレーシアと多様な国籍のメンバーとの交流がありました。なお、メンバーの学部は文理を問わず様々です

リビング・台所・洗濯機はユニット内で共用となります。トイレとシャワールームは、共有のところと、個室に付属しているところがあります。
また、個人にベッドと机のある個室が与えられるので、勉強は1人で集中して取り組むことができます。

↓ 外観(UH三条II)

ユニバ三条2

↓ 共有リビング(UH三条)
画像1

↓ 個室(UH三条)

画像2

(写真出典:UHハウスホームページ/パンフレットhttp://www.tohoku.ac.jp/japanese/studentinfo/studentlife/05/studentlife0501/booklet2019.pdf)

なお、学寮には日本人学生しか入居できません。UHと学寮の違いは
・UH:国際交流など学びの場としての側面が強い
・学寮:経済支援という厚生施設としての側面が強い

という点です。

UHの魅力


UHの魅力は、なんといっても様々な人との交流があるということです。
大学では、学部によって受ける講義が決まっていることが多いため、他学部の学生と交流する機会はあまりありません。また、留学生は日本人学生と異なる講義を受けることが多いため、いざ交流しようと思ってもなかなか難しいといえます。
UHは、様々な学生と関わる機会をつくる絶好のチャンスです。

共有リビングにはテーブルがあり、夕食をそこで食べる人が多いです。
同じテーブルに座っていると、自然と話をするようになりますね。
私がいたユニットでは、メンバー全員での会食イベント(手巻き寿司パーティーなど)を年に数回開いていました。
協力して買い出しや調理をして、楽しい時間を過ごしました。

共同生活ってどんな感じ?


実際に暮らしてみて感じたのは、「みんなで過ごす時間」と「一人で過ごす時間」のバランスを取ることができ、快適ということです
誰かと話したいときは、共有のリビングに行けば話し相手が見つかります。一人で過ごしたいときは、個室でゆっくりすることができます。

しかし、他の人と共同生活をする上で最低限のマナーは守る必要があります。大学生になり、初めて一人暮らしをする人も多いと思いますが

・食器は流しに置いたままにせず、すぐ洗う
・洗濯機に衣類を入れっぱなしにしない
・食品の賞味期限、消費期限を確認する
・夜間の生活音に配慮する

などの点に気をつけましょう。

このような生活力は、今後の生活でも役立ちます。
UHでの共同生活を通じて、一生使える能力を身につけましょう!


入居・退去もスムーズ


UHは共有スペース・個室のどちらも家具が備え付けてあり、寝具や食器もレンタルサービスが充実しています。そのため、衣類やPCなど最低限の荷物だけで新生活を始めることができます。なおラジカセ・TVなどの家電も、必要に応じてレンタルサービスを利用できます。

入居した時と同様、退去するときも身軽に離れることができます。退去後は民間のアパートに移る人が多いのですが、新しい住まいの紹介なども充実していました。

なお、UHの入居期間は原則として2年ですが、新しい入居者へのアドバイスやイベント運営を行う「アドバイザー」になることで、入居期間を4年まで延長することができます。

英語力はどれくらい必要?


語学力があるに越したことはないのですが、大切なのはコミュニケーションを取ろうとする意志だと思います。
片言の英語でも真剣に話せば通じますし、日本人の先輩もフォローしてくれます。

これは個人的な印象ですが、UHに入居していた日本人学生は、海外研修や留学に積極的な人が多かったように思います。
そのような人と交流するのも、大きな刺激になると思います。

なお東北大学では、英語の講義だけでなく、語学力を伸ばすための様々な機会を提供しています。
例えば、こちらのグローバルラーニングセンターでは、海外研修や実践的な英語レッスンを実施しています

現在は、感染症拡大のため海外渡航は難しいですが、オンラインでの海外研修を実施しています。費用も、実際に渡航する場合と比べ安価です。ぜひ検討してみてください!

画像3キャンパスでの国際交流
(出典:東北大学フォトアルバム https://www.tohoku.ac.jp/photo/)

UHに住みたい!と思ったみなさんへ


ここまでの記事を読んで、UHに住みたい!と思った高校生のみなさんのために、入居までの流れを紹介します。

入試終了後、早めにこちらのホームページで募集要項を確認し、応募書類をダウンロードしましょう。(郵送での資料請求もできます)

AO入試、特別入試では合格発表後に募集開始となります。
一般入試(前期・後期)では、募集締め切りが合格発表の前にあります。

応募の際には、入居理由などをテーマにした作文を提出する必要があり、選考があります。
UHは人気で入居希望者も多いため、応募しても必ず入居できるとは限りません。そのため、民間アパートと併願しての応募も可能です。アパートについては、大学生協でも住居の斡旋をしています。

選考に合格したら、みなさんもUHの住人です!おめでとう!

合格発表~新生活開始までは、想像以上にバタバタします。合格した嬉しさで、住居の準備や入学手続きを忘れないようご注意を。


ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました!
みなさんのご応募、お待ちしております!


ユニバ交流会

UH青葉山でのウェルカムパーティー
(出典:東北大学ホームページ 2018年のニュース
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/10/news20181011-01.html)





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