おれの『ドラマ愛』 4年 久保太輔
平素より東京学芸大学蹴球部への多大なるご支援・ご声援を賜りまして、誠にありがとうございます。
右肩の亜脱臼と2度の体調不良という幸先の悪すぎる22歳のスタートを迎えた、A類社会選修4年の久保太輔です。
昨日の井上のブログにもあったように地元愛は強いです。
街がコンパクトな上に、生活に必要な全てが揃っている広島は日本一住みやすい都市だと自負しております。
これ、余談なんですけど、広島人は広島のお好み焼きを広島「風」とか広島「焼き」と言うと怒ります。僕も然りです。許しません。気をつけていただきたいです。
余談はここまでにしておいて、今回のブログのテーマが「俺の〇〇」で、自由にテーマを決めていいということで、どんなこだわりや想いを綴っていこうか、色々考えました。
1〜3年のブログでは、非常に真面目な内容のものを書いたので、今回は自分の趣味について書いていこうと思いますので、気軽に読んでいただけると幸いです。
思い返してみると、自分って趣味が多いな、という感想です。
候補として挙げたものの一つは、心の底から応援している「広島東洋カープ」。ですが、広島人しか興味ないと思うので、今回は泣く泣く不採用にしました。今年は下馬評を覆す結果を出しているのですが、現地観戦した2試合は両方とも負けたので、勝ち試合を観に行きたいものです。
そのほかでは、1年半で約10kgの増量に成功した「筋トレ」、世界一面白いリーグであり、愛してやまない「セリエA」、昨シーズンのスポーツの中で、一番試合を見たであろう「Bリーグ」。
「俺の〇〇」の第二弾があるならば、このどれかを採用したいと思っています。
このような候補の中から、今回最も想いを綴りたいと思ったものは「ドラマ」です。
ここで言うドラマは「イカゲーム」や「サンクチュアリ-聖域-」などのサブスクで配信されているドラマではなく、地上波で放送されているいわゆる「連ドラ」です。
「若者のテレビ離れ」という言葉がよく聞かれますが、僕もものすごく実感しています。
「昨日の〇〇見たー?」
「見たよー。おもしろかったよね!」
小学生の時、ほとんどの人がこのような会話をしていたと思いますが、今は誰ともこのような会話ができません。テレビを観ている人が本当に少なくて困っているんです。
僕は、部内で一番のテレビっ子だと自負しており、朝起きて番組表と睨めっこして一日のスケジュールを決めていくほど、テレビを中心に生活しています。今回取り上げるドラマだけでなく、バラエティやニュースなど、観ないといけないものが多いので、大変です。
じゃあその中で、どうしてドラマを取り上げるのか。
まあ、たくさん理由はあるわけですが、最大の理由は「一番話す相手がいないから」です。
バラエティは観ている人が多少いるし、ニュースはテレビを観なくても、情報を得ることができるため、話す相手がいるのですが、ドラマは観ている人が極端に少ないのが現状です。
感想の共有も続きや黒幕の考察もTwitterで見知らぬ人のツイートを見たり、YouTubeで考察動画を見たりして、「うわー、めっちゃわかる」とか「確かに、そういう考えもあるな」とか思いながら、1人で楽しんでいる、寂しい状況です。
唯一共有できるのは、二週に一度ぐらいの母との電話だけです。
「あのドラマいいよね〜」
「あの俳優かっこいいよね〜」
と1時間ぐらい話してます。
これも十分楽しいですが、もっといろんな人と感想を共有したいという思いから、今回はドラマを取り上げようと思いました。
このブログを読んで、「よし、ドラマを観てみよう」と思ってくれる人を少しでも増やそうという想いで書き進めていきます。
まず、ドラマを観るメリットからプレゼンしたいと思います。
一つ目は、毎日・毎週の楽しみが増えるということです。
僕はこの4〜6月期のドラマを15作品観てきたので、気になっていた各ドラマの続きを毎日観ることができていました。
どれだけきついことがあっても、「夜、続きが観られるから頑張ろう」と思えます。
これは、サブスクで観るドラマとの違いですね。1週間頑張ってきたから、観られるんだとドラマを観ることを自分へのご褒美にすることができます。
「いや、そんな数観る暇ないよ」
と、思われる方も多いと思いますが、観たいと思ったドラマを観ればいいと思います。
また、Tverだと最大⒈75倍速で観られるため、テレビで1時間のドラマでも、30分ぐらいで観ることができます。(倍速で観ることに賛否あると思いますが、僕は賛成派です)
二つ目は、好きな俳優や女優、脚本家に出会えることです。容姿だけでなく、ドラマを観れば観るほど、演技の上手さが分かってきている気がします。(ど素人のくせに何言ってんだって感じですが)
僕自身、「彼女はキレイだった」を観てから小芝風花さん、「鎌倉殿の13人」を観てから堀田真由さんのファンになりました。あと、岡田惠和さん脚本のドラマにハズレはないと思っています。
三つ目は、感情の起伏や刺激を与えてもらえることです。
僕は、「図書館で勉強、グラウンドでサッカー、時々バイト」の三つで毎日の生活が終わっています。
個人的には満足のいく毎日を過ごせていますが、客観的に見ると、なんの刺激もなく、変わり映えのない毎日だなとつくづく思います。
そんなつまらない毎日に彩りをもたらしてくれるのがドラマです。ドラマを通して感動したり、癒されたり、考えさせられたりすることで非日常を感じることができます。
そろそろ僕のドラマ愛に引いてきた頃でしょうか。
読み返してみて、僕自身も若干引いています。
もう少々、お付き合いしていただけると幸いです。
ここからは個人的に観てほしいと思った、最近のドラマを紹介しようと思います。今回は「最愛」や「silent」、「ブラッシュアップライフ」といった、話題になったドラマではなく、あまり知られていないであろうドラマを二つ紹介したいと思います。
1️⃣『日曜の夜ぐらいは...』
先日、7/2(日)に最終話があったドラマで、悩みや事情を抱える3人の女性が運命的な出会いを果たす、友情を描いた物語です。
現代人が抱える悩みや生きづらさ、理不尽さを友情で乗り越えていくというストーリーで、心が温まり癒されるドラマでした。
毎話良いセリフがあった中で、個人的に良いと思ったのが、
「嫌な過去はなかったことにはならない。幸せになること
が復讐だよね。毎日楽しいなと思うことが一番の復讐。」
僕自身、嫌な過去がない、恵まれた人生ですが、社会に出て嫌なことや辛いことがあった時、誰かのせいにしたり仕返しをしたりするのではなく、自分にベクトルを向けて、毎日を楽しく過ごして復讐していこうと思わされました。
もう一つ、最終話の最後のセリフであるこの言葉もとても良いなと思いました。
本当にいい言葉です。
僕は傷だらけというほど、傷を負ってないですが、日曜の夜ぐらいは1週間頑張った自分を労い、また月曜から戦っていこうと思います。
「いや、最終話の最後のセリフ出すなよ。」
とお思いの方もいるかもしれませんが、ドラマのストーリーを知って聞くと、この言葉の重みが全く違うので、ぜひ観て聞いてほしいです。
2️⃣『リエゾン-こどものこころの診療所-』
マンガが原作で、「Dr.コトー診療所」の脚本家が描く、凸凹を抱える子どもたちと向き合う児童精神科のクリニックを舞台にしたドラマです。
発達障害の可能性がある小中学生が通常学級に8.8%いると言われている中で、大学の授業で学んだものの教員はどのように支援・指導するべきなのか、考えさせられました。
また、発達障害の子を持つ親になった時、親としてどのように振る舞い、接していくべきなのか、考えたことのなかったことを考える機会になりました。
発達障害のみならず、ステップファミリーやヤングケアラーなど知る機会があまりない事例を、作中で取り上げているので、知識としてはまだまだ足りないものの、多くの学びを得られました。
毎話泣けるし、勉強になるから、是非観てほしいと同期の三重野に言ったところ、今頃になってマンガで読み始め、ハマっていました。マンガで読んでもらうのも十分嬉しいですが、出演している子役の演技の凄さも見てもらいたいという気持ちもあるので、ドラマで観てほしいなと思います。
この二つのドラマはU-NEXTで観ることができるので、観られる人は是非観ていただきたいです。
最後に、良いドラマと出会うコツとして、とりあえず全ドラマの1話を一通り網羅するのがいいと思います。面白いドラマや良いドラマは1話だけで大体わかります。そこから取捨選択すれば、見落とすことなく、良いドラマに出会えると思います。
そんな時間ないし、面倒だという人は僕が「これを観て!」と伝えるので、是非聞いてきてください。7月に入って新ドラマが続々と始まっていくので、観始めるにはもってこいの時期だと思います!
さて、ここまで書き進めてきたものの、果たして蹴球部のブログの内容としてふさわしいのか葛藤し、この内容に興味のある人はいるのかと疑心暗鬼しながら、綴ってきました。
「いや、昨日のブログの内容とギャップありすぎでしょ。」
自分でもそう思います。
ですが、明日から書いていく部員たちが自由に書きやすくなったとポジティブに捉えることにします。
このブログを読んで「よし、そこまで言うならドラマ観てみよう」と思ってくれる人がいたならば、嬉しい限りです。
ここまでこのブログを読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
明日は、A=B=CのBにあたる、同期の九州男児です。(内輪ネタです。ごめんなさい。)
彼はこだわりとか想いをしっかりと持っていると思うので、何を綴ってくれるのか、非常に楽しみです!
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