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『蹴球部活動紹介-学連編-』 4年 菊地陽向

はじめまして。
B類社会専攻 4年の菊地陽向です。

日頃より東京学芸大学蹴球部にご支援くださる皆さま、
東京学芸大学にめでたくご入学された皆さま、
このnoteを閲覧いただいている全ての皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございます。

 「蹴球部活動紹介-学連編-」。昨年、一昨年は私「じゃない方」が担当していましたが、最終学年にしてようやく担当することになりました。2年も筆を持たせてもらえないのであれば、それはもはや私の方が「じゃない方」なのかもしれませんね。長くなりますので、お腹が痛くてしばらく個室から出られなさそうな時にでも読んでください。

 「蹴球部活動紹介-学連編-」。学連、ってなんでしょう。多くの方にとっては聞き馴染みがない言葉だと思います。わからないことはGoogle検索、便利な時代です。実際に検索してみると、おそらく「関東学生陸上競技連盟」がヒットすると思います。「サッカー部なのに陸上?」と疑問を持たれたかと思います。当然違います。

 では、学連、ってなんでしょう。ここでの正解は、「大学サッカー連盟」です。ここでの、と言ったのは、「関東学生陸上競技連盟」も学連だし、「関東大学バスケットボール連盟」も学連だからです。つまり、学連とは、学生連盟とか大学連盟とか、そういう組織の略称だということですね。
 したがって、学連というのは、誰か特定の個人につける役職名としては正しくない、というのが私の見解です。が、ネチネチした奴は嫌われますので、蹴球部内では学連という役職名を甘んじて受け入れています。面白味に欠ける、役職名に対するあまりにも些細でどうでも良い不満を述べ終わったところで、本題に移りましょう。

 「あなたは蹴球部員として普段どんな活動をしていますか?」これは中々難しい質問です。正直に、実直に答えるならば、「何もしていない」が正しい回答となるでしょう。では、自分に投げかける質問を少し変えてみます。
 「あなたは蹴球部員のために普段どんな活動をしていますか?」これも中々難しい質問です。が、これは先ほどと難しさのベクトルが違います。なぜなら、蹴球部員のために一言では表せないほど実に色々な活動をしているからです。

 私は、関東大学サッカー連盟と全日本大学サッカー連盟に所属して、活動をしています。兼任ってやつです。連盟と言われても中々イメージつかないでしょうか。日本サッカー協会(JFA)の大学サッカー版、というのが一番スマートな説明なように思います。

 連盟の構成員として活動する大学生は「学生幹事」と呼ばれますが、その活動は多岐に渡ります。大会エントリーの確認、選手情報の登録作業、大会プログラム作成、協賛企業など関係各所とのやり取り、当日の試合運営、委員会のサポート…あげればキリがありません。大学サッカーの大会が円滑に運営されるよう、また、多くの人に注目してもらえるように、ありとあらゆることをしています。
 また、大学サッカー連盟としての活動ではありませんが、様々な人との繋がりで、プロや日本代表の試合運営など、ここでしかできない貴重な体験もできます。

 ここまで、私の活動の概要を紹介しましたが、なかなかイメージつきにくいと思いますので、とある日の私の日常をまとめてみました。

 起床、それと同時にLINEとメールを確認。連盟には昼夜問わず、各チームからの連絡があります。急ぎで対応すべきものがあればその対応を、そうでなければ幸せの二度寝タイムです。不在着信は絶望の合図です。
 二度寝を終えて、朝食をとり、身支度を済ませて家を出ます。空前絶後のミニマリズムブームの中、バッグのサイズはどんどん小さくなりますが、学生幹事は小さいバッグで外出しません。パソコンが入らないからです。学生幹事はどこでもパソコンで作業をします。野生でパソコンを触る人がいたら声をかけてみてください。5人に2人は学生幹事です。
帰宅して、手を洗ったらパソコンを開きます。パソコンは友達です。週に一度、夜にミーティングがありますので、そこへの参加も欠かしません。
 就寝前、再度メールを確認します。ここで踏ん張って翌朝8:00のメールを送信予約できるかどうかが非常に重要です。なんとか踏ん張れると、翌朝までの安眠がほぼ確実に保障されます。

私の日常、いかがでしたか。パソコンで作業して、メールを返して、電話をして、またパソコンで作業して…この日常を見て、興味を持ってくれる人は果たしているのだろうかと我ながら思います。

 しかし、それなりにやりがいもあります。それなりどころか、やりがいの塊、いや、やりがいにまみれていると言っても過言ではないでしょう。仕事を任せられて、試行錯誤してみて、困難を乗り越えながらなんとかやり切った後の達成感、爽快感。これは何物にも変え難いです。私はそういう、ほとんど利己的な満足感と特別感によってのみ動き続けていられているように思います。動機に高尚も下劣もありません。親切心に溢れた医者でも、銭ゲバの医者でも、患者を救えたらなんでもいいと、私は思います。

 さて、学連もとい学生幹事の活動内容は少しでも伝わったでしょうか。マネージャーやトレーナーのように、選手を直接支えることはできませんが、しかし、私たちがいなければ蹴球部はおろか、全ての大学のサッカー部がまともに活動できません。縁の下の力持ち、それが私たち学連です。

 指先の動くままに、2年分のありったけを書いてきましたが、学連の魅力を伝え切るには、この紙面はあまりに狭すぎました。
 東京学芸大学に進学するあなたも、そうでないあなたも、最後の青春を学連で過ごしてみませんか。
興味のある方はぜひ。ご連絡お待ちしております。

 Googleで検索した時に、「関東学生陸上競技連盟」よりも上にこのnoteが表示される日が来るといいなと、少しばかりの、それでいながら叶いそうもない野望を掲げながら、「蹴球部活動紹介-学連編-」を終わりたいと思います。

稚拙な文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

#紫志尊々 #jufa #大学サッカー

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