「トンネル」4年 佐々木蒼
僕たち東京学芸大学蹴球部は今、出口の見えない暗いトンネルの中にいる。
あると言われている出口に向けて1人で進まなければならない。歩き始めて4ヶ月が経つ。
出口の光がみえたと思ったら、目の前でその出口が無くなったことも何度もあった。
「おいおい、この生活まだ続くのかよ。」
多くの部員が思ったことだろう。
こんな中でメンタルを保つ方法は1つ。トンネルをぬけた先にある、僕達の目標、関東リーグ昇格を心に描き続けることだ。
トンネルを照らす光となるのは、自分自身の心だ。
時々上を見上げると、トンネルの天井に関東リーグでサッカーをしている他大学の選手たちが映る。
「羨ましい」
「はやくサッカーがしたい」
何度そう思ったことか。
だが僕らに出来ること、すべきことは上を向くことではなく、あると言われてる出口に向けて、僕達の目的に向けて、ひたすら前に進むことだ。
もしかするとその出口はなくなるかもしれない。もしかすると、すぐに見えてくるのかもしれない。どちらにせよ、決して希望を捨てずに僕達の目的を達成するために今出来ることは1つずつ積み重ねていくしかない。
小学校1年生から大学4年までの16年間のサッカー人生はあと4ヶ月くらいで終わりを迎えようとしている。
まだ指導者としてサッカーに携わること、遊びで友達とサッカーをすることはあるだろう。
ただ、自分の身体をギリギリまで追い込んで、目の前の1勝に全力をかけるサッカーはたぶん大学で終わりだろう。
どこまで自分を追い込めるか。どこまで関東リーグ昇格のために闘えるか。悔いのないようにやり尽くしたい。
長いトンネルを抜けて、またみんなで再会できた時、僕達はより強くなっているだろう。
振り返れば暗かったトンネルは、僕達の努力のあとで輝いてみえるはずだ。そう思えるように今できることをそれぞれが頑張ろう。
くさい文を書いてしまったが、きっとこういうくさい文をブログ担当の俊は望んでいると思う。ブログ書くの正直大変だという気持ちは言わないでおくけど。
遼太郎はちゃんと読んでくれてるかな?
キャプテンなんだからしっかり読んでくれよな。
「そうって意外と熱い心もってるよな」
って同期に言われたけど、意外とじゃなくて普通に持ってるよ。
佐々木蒼
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