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総理大臣杯に向けて 4年 武沢一翔

東京学芸大学蹴球部4年、副主将の武沢一翔です。
日頃より、東京学芸大学蹴球部への多大なる御支援と御声援を頂きまして、厚く御礼申し上げます。
私たち蹴球部は、7月中旬に行われた「アミノバイタル®︎」カップ(関東大会)で3位となり、夏の全国大会である総理大臣杯への出場権を14年ぶりに獲得することができました。
この成績は間違いなく、私たち部員の力だけではなく、監督をはじめとするスタッフの方々や顧問の新海先生、学校の先生方、これまで歴史を作ってこられたOBの方々、そして、日頃から応援してくださる学芸ファミリーの皆さま全員の力で掴み取れたものだと思っています。
改めて、蹴球部を代表して感謝申し上げます。
そして、今回のブログでは、明日(8月24日)初戦を迎える総理大臣杯に向けての意気込みを綴らせていただきます。



『目の前の一瞬、1秒、1試合に全てをかける』

明日から始まる総理大臣杯だが、当然、チャンスがある限り頂上を目指す。大学日本一を掴み取る。
しかし、私たちは常にチャレンジャーだということを忘れてはいけない。前期リーグや「アミノバイタル®︎」カップで結果が出ている時期も常にその意識は持つように話し合ってきた。
とにかく目の前の1試合にチームとしても個人としても全てを出し切る。スタメン、ベンチ、メンバー外、Bチーム、Cチーム、スタッフなど様々な立場で試合に関わる人がいるが、全員が当事者意識を持ち、それぞれの立場で出来ることを100%でやることが大切だ。
試合が90分間または120分間、PK戦まであるかも分からないが、その一瞬、1秒を積み重ねた先に勝利を掴み取れると思っている。
その意味では、私たちの目標は「優勝する」というよりも「5試合すべて勝つ」という表現の方が適していると感じる。

ここで、キャプテンである将(4年・住田)が今シーズンの始動ミーティングの最後に部員全員の前で話した内容を紹介させてもらう。
私も将が話したことを一語一句覚えている訳ではないため、あくまで私の解釈で言葉にさせてもらうが、頭の中でイメージしながら聞いてほしい。

「長い階段を想像してほしい。その一番上に目標とするものがあり、私たちはそこを目指す。しかし、階段を見上げるとたくさんの雲がかかっていて、目標がどれだけ先にあるのかすら分からず、見えるのは1つ先の階段だけである。このような状況で大切なのは、目の前の階段を一つずつしっかりと登っていくこと。前にあるものは壁ではなく、雲なのだから、前進していけば必ず目標が見えてくる。」

私は、この話を聞いて改めて考えさせられた。

『一瞬、1秒、1試合の大切さを。』

これを疎かにするものには先は見えない。
言い方を変えれば、これが目標への1番の近道である。
そして、この話で出てきた階段の一段一段が何であるかは、それぞれの立場で考えるべきだ。
私自身は、一つの球際で負けない、一つのこぼれ球をマイボールにする、相手より一歩でも多く走る、一瞬でも早く切り替える、そして、一点でも多く点を取る。こんなことを考える。試合前のトレーニングや休息、食事などの準備も一つの積み重ねだ。
これらは全て当たり前のことかもしれない。しかし、当たり前のことを当たり前にやることがどれだけ難しいか。逆に言えばそれを全員がやればどれだけ大きな力になるのか。一人一人の一つ一つの積み重ねがチームの最大限の力を引き出すことにつながる。この事を今大会でも私たちが証明していきたい。

私たちの目指す大学日本一の場所は誰も経験したことがなく、完全に雲がかかった状態にあることは間違いない。だからこそ、目の前の1試合を勝つために一人一人が最高の準備をし、チームとして一段ずつ階段を登っていけるように取り組んでいきたい。
私たちはチャレンジャーとして、まず明日の初戦に必ず勝つ。
目に見えるところ見えないところで私たちを支えてくれている人や応援してくれている人に対して結果で恩返しできるように闘いたい。
これは綺麗事ではない。どのチームよりも必死に泥臭くボールに食らいついて勝利を掴み取る。

明日8月24日火曜日17:30キックオフ
vs松本大学戦
がYouTubeにて配信されますので、是非、熱いご声援のほどよろしくお願い致します。

🟣ビバ学芸🟣

#紫志尊々  #jufa #大学サッカー #総理大臣杯

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