記事一覧
出産に向けて読んだ本
2022年6月上旬、娘が産まれました。
というわけで、備忘的に、今までのことを振り返って書いていきたいと思います。
今回は、出産に向けて読んだ本。
去年7月、子どもを迎えるために準備をしようと、オススメの本をTwitterで募集しました。
色々な本を勧めて頂きました。
全部に目を通すことはできなかったですが、とても役立ちました。
男の私が妊娠するわけではない上、私は人の苦しみや大変さを想像する
Spiritfarerというゲームが本当によかった件
最近やったSpiritfarerというゲームが本当に良かったので、久々にnoteを書きます。
このゲームは、簡単に言えば、船で街を巡りながら、船の中で野菜とかを育て、色々なキャラクターのお願いを叶えていく、というゲームです。
全体的に、優しい気持ちになれるゲームだと思います。
まず、曲やゲーム画面がゆったりとしています。
本当に、ゆったり、のんびりと航海をしている感じです。
ゲーム内でキャラ
臨床心理士さんのアドバイスのおかげで接見や打ち合わせの幅が広がった件
はじめにもう数ヶ月前のことですが,「臨床心理士さんのおかげで接見や打ち合わせの幅が広がった」趣旨のツイートをしたところ,「その話を詳しく聞きたい」と何人かから仰って頂きました。
そこで,この点についてもう少し詳しく書きたいと思います。
臨床心理士は情報収集のプロである(T-TAKA個人の感想)臨床心理士については,かつての私は「カウンセリング」「言葉で心の傷を癒す」というイメージを持っていまし
「新型インフルエンザ等緊急事態宣言の対象となる区域に所在する刑事施設における面会の取扱いについて」の撤回を求める
法務省は昨日,「新型インフルエンザ等緊急事態宣言の対象となる区域に所在する刑事施設における面会の取扱いについて」を発出しました。
これに関し,私の友人の津金貴康弁護士が,
「意見書を書いてみたが,折角の機会なので色々な人に見てもらいたいと思う。何か調べながら書いたわけではないから今後訂正するかもしれないが,とりあえずアップしてみてくれ。」と言ってきました。
撤回を求めるという趣旨自体には賛同したの
判決言渡し前に保釈が認められ,判決言渡し後も保釈が認められたのに,1回分しか報酬が加算されなかったことに対する不服申立書
タイトル長いですね笑
2回保釈されてるのに1回分しか報酬が認められないの,本当に頭がおかしいのではないかと思います。
判決言渡し後に再度保釈するって,そんな簡単ではないと思うのですが。
皆様ご存知とは思いますが,控訴してしまうと一審の弁護人は弁護人ではなくなり保釈請求できなくなるので,控訴前に保釈請求し,保釈が認められ次第控訴することが肝要ですね。
カルテ代を出さないことに対する不服申立書
診断書代は出るのにカルテ代が出ないって,おかしいと思うんですよ。
こちらも,とりあえずのサンプルです。
準抗告申立てにより,接見禁止を一部のみ取り消したときの不服申立書
タイトルのとおり。
とりあえずのサンプルということで,内容の稚拙さはご容赦ください。
法テラスの規定や接見禁止の被疑者への負担を厚く書いて,より説得的にしたいところです。
ちなみに,私は終結報告書の欄外に「準抗告により接見禁止決定を解いた」とか記載しています。
新人弁護士向け刑事事件対処法(5)ー黙秘したときあるある
第1 本稿の目的
本稿の目的は,「こういうのあるあるだよねーww」とネタにするためではありません。
黙秘を指示するときは,指示した直後に依頼者とシミュレーションする必要があります。
「黙秘したら捜査機関がこう言ってくるよ」と予め言うことで,動揺して喋っちゃうことを防げるわけですね。
ということで,シミュレーションの一助になれば幸いです。
第3では,私がそれぞれに対して後でどう説明しているかも記しま
新人弁護士向け刑事事件対処法(4)ー1回で結審を求める事件の公判期日の進め方
前回の続きです。
今回は,公判期日の進め方について,自分なりのチェックポイントについても言及しつつ書きます。
0.裁判所に集合する時間
情状証人(在宅のときは,依頼者も)と裁判所に集合する時間は,私は原則として開廷20分前にしています。
早めに着いて,当日の進行について確認して心を落ち着かせます。
また,開廷10分前には裁判所の職員が来るので,出頭カードと宣誓書に署名押印してもらいます(なので,
新人弁護士向け刑事事件対処法(3)ー1回で結審を求める事件の起訴後~期日前日までの進め方
今回は,1回で結審を求める事件の起訴後~期日前日の自分の活動を大雑把に書いていこうと思います。
ビギナーズが今手元にないのですが,おそらくほぼビギナーズと重なっているように思います。
事案としては,被疑者段階から弁護人になっていて起訴されてしまった事件で,執行猶予がほぼ見込まれて,争点もなく1回で結審できそう,という事案を想定しています。
なお,私は大体以下のように進めていますが,現実にはもうちょ
新人弁護士向け刑事事件対処法(2)ー接見でどう聞くか
1.オススメ書籍
繰り返しになりますが,「刑事弁護ビギナーズver.2」(現代人文社),「取調べ対応・弁護実践マニュアル第3版」(日弁連),「刑事弁護の基礎知識」(有斐閣)はオススメです。
あと,私がとても勧めているのが,季刊刑事弁護の特集の「刑事弁護クリニック」です(特に,季刊刑事弁護87号と88号)。
実際の若手弁護士の活動に対するコメントという形をとっているので,非常に頭に入りやすいです。
修習生向け弁護修習アドバイス1ー予めメモを作るメリット
この記事を投稿する2週間後くらいには71期の実務修習が始まるとのことなので,今回は修習生向けに記事を投稿しようと思います。
今回のテーマは,弁護修習の際に予めメモを作るメリットです。
1.予めメモを作るメリット
弁護士になって私が痛感するのは,「弁護士って,準備がとても大切。」ということです。
私は修習生のとき,弁護修習で起案を一生懸命やっていました。
起案も大事だと思うけれど,私が弁護士になっ
新人弁護士向け刑事事件対処法(1)ー取調べ対応編
もうすぐ70期の方々も弁護士登録するとのことなので,今回は刑事事件での基本的なことに,プラスアルファすることを書いてみようかな,と思いました。
今後シリーズ化する予定……
1.オススメ書籍(※2019年12月に修正)
以前「新人~若手街弁向けオススメ書籍等」でも書きましたが,「刑事弁護ビギナーズver.2.1」(現代人文社)と,「取調べ対応・弁護実践マニュアル第3版」(日弁連)はオススメです。