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音楽家の音階(スケール)知識の重要性

音階

音階(スケール)というのは英語でいうところのアルファベットです。アルファベットが順番に言えない、アルファベットが書けない、アルファベットが読めない・・・こんな状態で「英語が話せるようになりません」とか、「英語が苦手です」とか言うのはおかしいですよね。

あろうことか「英語で生活するにはどうするんですか?」と訊く人がいたら驚きですよね。

でも音楽ではいるのです。音階(スケール)を覚えきっていないのに「音楽で生活するにはどうするんですか?」と訊く人が・・・

気持ちは分かる

お気持ちは分かります。アルファベットをどれだけ覚え込んでも英語で生活することに直結しないからです。音階をどれだけ覚えても音楽で生活する状態に結び付かないのです。基礎ですから直接繋がるはずありません。

実は私も

私は料理ができないので、「どうやったら自炊生活ができるのだろう」と考えています。実際、卵を割ることすらできませんし、電子レンジが使えないのはもちろん、お湯を沸かすこともできません。過去50年間、母親、彼女、妻、秘書がずっと横にいるので、トライすらしていないのです。

アルファベット、スケールに該当することが何かが分かっていないのです。一生自炊することができないでしょう。

あなたは?

アマチュアの音楽家の方は音階(スケール)をマスターしていますか?

どの順番でどの音階(スケール)をどのテンポでどのように考えながら覚えればいいか分かっていますか? 演奏時の脳内も大切です。

プリンシパル・インストゥルメント

自分のメインの楽器のことをプリンシパル・インストゥルメントと言います。こんな言葉があるということはセカンダリー・インストゥルメントを元とする、自分の第2楽器、第3楽器を持つ必要があるからです。最低三種類の楽器で音階(スケール)をマスターするのがバークリー音楽大学でも推奨されていることです。

ギターが楽

ギターがプリンシパル・インストゥルメントの方も、ピアノやヴァイオリンがプリンシパル・インストゥルメントの方もとりあえずギターで音階を覚えるのが簡単だと思います。半音でフレットで区切られている楽器だからです。

たまたま

たまたま私が昔ギタリストとして生活していたので、スケールはマスターしています。その方法を4時間30分かけて一緒に練習できるコースを作りました。

ギターがプリンシパル・インストゥルメントの方は必修ですが、セカンダリー・インストゥルメントの方もやってみてください。

恐らくギタリストでこの4時間30分が乗り越えられないなら、音楽で生活するのは無理です。ひとつでも欠けたらアウトです。「アルファベットひとつだけ覚えてないのある」なんて許されないですからね。





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