見出し画像

【FaB道場】Dash I/O解体新書~Dioを使いこなすための十ヶ条~

こんにちは、ふぁぶ通のみやし(pyromancer_mtg)です。Road to Nationalお疲れさまでした!
HeavyHittersのヒーロー達が活躍してる中、従来のヒーローもしっかり結果が出ている良環境と言えます。今が始め時!
とそんな中で見かけないのが今回紹介するDash IO(以下Dio)
Bright Lights発売直後に注目されたのですが動きのややこしさや弱点が目立つ事で定着しなかったようです。
しかし、とても面白い動きと柔軟性を備えた可能性あるヒーローだと感じたので使い手が増えるように今回はみやしがRoad to Nationalでtop8入りしたリストを元に紹介していきます
これを見ればDash IOが分かる!



その一 Dash I/O

あなたはいつでも自分のデッキの一番上のカードを確認してもよい(自分に優先権があるときのみ)
1ターンに1度、あなたのデッキの一番上のカードが1コストか0コストのメカノロジストアイテムの場合、それを1コスト追加で支払うことによりインスタントでプレイしてもよい

冒頭で言うのもなんですが変な能力です!
Flesh and Blood(以下FaB)のヒーローはライフ40が一般的ですが能力の強いヒーローはライフを減らすことでバランス調整しています。
つまりライフ36のDioは強いということです。
順番に見ていきましょう。
まず「自分のデッキトップを見ていい能力」
これはルールを捻じ曲げた能力です。非公開領域を自分だけ見てもいいというのは要は
【次のターンに引くカードがわかる】
ということで想像以上にヤバいです。
例えばCrown of Providence(以下Cop)

コレでディフェンスしたとき、アーセナルか手札1枚をデッキ下に戻して1ドロー

最強装備筆頭のCop!
手札入れ替えは説明不要の強さがあります。
しかしDioではさらに上の使い方ができます。
デッキトップを知っている。ということはCopによって入れ替えるかどうかを自由に選択できるということです。
もし必殺技のためのパーツがデッキトップにあったなら確実に手に入れられる。もしリソースが足りないなら青のカードを引きに行ける。
しかもメカノロジストにはBoost(自分のデッキトップを変える能力)もあるので状況に合わせたカードに変えられるのです!
なのでCopがあるDioは実質知性5なのです。


次は「デッキトップが1コスト以下のアイテムなら追加で1コスト支払っていつでも使える能力」
余ったリソースを使ってデッキトップからアイテムが出るので実質手札1枚増える効果です。
インスタントとして出せるのでCrankしてアイテムを出せばアクションポイントが増えます!
しかしアイテムは場に出ただけでは何もしてくれないので
【有効に使うことでとてつもないアドバンテージを生み出せるのです】
例えばBoom Granade

Crank(場に出るときにカウンターを取り除くとアクションポイント+1
手札から使うと実質Go again、デッキトップから使うとアクションポイントが増える)
大体1~2ターン場に残るアイテム。
メカのアタックヒットで1度だけ追加4点ダメージ!

これが場に出ていると相手は大体ブロックしてきます。追加の4点ダメージは痛いですからね…しかしデッキトップから出てくるGranadeは対処できません。Dio能力によりいつでもプレイできるので相手のブロックを見てから
ヒットしそうならGranadeを飛ばせます。
手札を使うことなく急に4点ダメージを与えられる事からライフ差は開く一方でしょう。
このようにDioの神髄とはアイテムを最大限に活用することにあります

その二 アイテム

Dioの神髄はアイテムだといいました。ではどのようにアイテムを有効活用するのかに触れます。
メカには本当に沢山のアイテムが存在します。
それぞれの良さを活かして戦いましょう。
そのためにアイテムを別のカードに例えて使っています。
このアイテムが有効に作用すれば実質○○のカードをプレイした。という具合です。それで欠かしてはならないのがSymbiosis Shotの存在です

場にアイテムが出るたびにカウンターが乗る(最大6)
カウンターを1個取り除くことで0コス2点のアタックができる(ターン制限なし)

FaB武器の中で最強だと思っています。アイテムを設置するだけで特に条件なし、しかもアタックの制限も無いのでアクションポイントさえあれば
1ターンに5回も6回もアタックすることができます。
つまりすべてのアイテムは「プレイした時2点のアタックがついてくる」
と言い換えることができます。
これがアイテムを沢山プレイする理由になる!
※Crankアイテムは出る際にカウンターが乗って出ます。次のターンにも維持するためにはカウンターが必要です。

①Boom Granade

毎度おなじみ

このアイテムが有効になれば実質Cast Bonesです。
Cast Bonesの最大値は次ターンの最初のアタックに+6とGo again付与です。
Granadeの赤は作用すれば4ダメージ、Crankすればアクションポイント+1です。
さらに武器でアタック+2なので実質Cast Bonesの最大値なのです。

デッキトップ6枚めくってその中のアタック6以上のカード1枚につき次のターンの最初のアタックが+1。6枚あったら次ターンの最初のアタックにGo again付与
最大アタック+6(期待値+4)

②Dissolving Shield

カウンターが3つ乗って出てくる。場に出る際に1つ使うと実質Go againやアクションポイントが増えたりする。
インスタントでカウンターを取り除くと取り除いた分だけダメージ軽減
2~3点防いでくれる。便利

このアイテムはデッキトップから使用すると実質Prismatic Shieldです。
元カードが3コストなことを考えるとデッキトップから出てくる性能としては破格です。

ダメージを軽減するスペクトラルシールドを3つ作る。
軽減するタイミングを選べる分Dissolving Shieldの方が強い

③Convection Amplifier

カウンターが2個乗った状態で出る。
1つ取り除くことで次のアタックにDominateを付与する。
HeistとかMaximum Velocityにつけよう

これは言わずもがな実質BravoのHero能力です。
2回使えるので4リソース得している計算です。
このカードの偉いところはCrankと違い場に残り続けることです。
Galvanizeと相性が良く、Dominate効果は終盤の2~3点を削りたい時にも役立ちます。

2コストDominate付与。

④インフラ

あとは場にあればあるだけ強い方達です。
強すぎて例えれるカードがありません!強いて言うなら
BackupはCodex of Bloodrot
Teklo coreはEnergy potion×2

インスタントで2コスト払うと墓地から赤いメカのアタックを回収できる
 手札の黄色や青色が強いアタックに変わる
カウンターが2個乗った状態で出る。
アクションフェイズの開始に強制的にカウンターを使って2リソース出す。

この2枚がセットで揃うと実質「墓地の赤アタックを何でも加えられる
できれば毎ターン場にほしいです!がそんなに都合よくは無いのでSpark of Geniusからサーチ筆頭候補として覚えてください。

デッキからアイテムを場に出す。
デッキの中には0か1コストしか入ってないはずなので大体0コストで打ちます。
Boostしてるとなんと1ドロー付き。

その三 必殺技

Dioには2種類の必殺技があります。逆に言うと必殺技以外は無印のDashと同じです。1ゲームに何回必殺技につなげられるかで勝率も変わってくるので覚えておいてください

①Maximum Velocity

Maximum Velocity(以下MaxV)はDioデッキの花形です。このカードを1ゲームで2回も3回も使うのが本命ですので1回プレイして安心しないように!
上記のインフラアイテム(Back up,Teklo core)があれば概ねプレイできるのでインフラが整っていればMaxVをアーセナルに仕込みましょう。
逆に使わないと勝てないマッチアップもあるので積極的にアーセナルへ

2コス10点!
3回Boostしないと使えない

②High Octane▶Tome of Fyendal

不可能を可能にしてくれるセット。High Octaneでアクションポイントを増やし、武器の連続アタックにつなげてもよし、Tomeからさらなるアタックを引いてきてもよし!
最大値は
HighOctane→Boost→Tome→Boost→Boost→MaxV→MaxV(35点くらい)
大事なのはドローできる事です。
Dioで引くカードを確認できるので強いタイミングで使いましょう。

1ドローしてBoostするたびにアクションポイントが増える
ドローできます!
2ドロー。アーセナルから使うと手札の枚数分回復。
大体4~6点回復しドローできます!

③インフラ

上記必殺技にはBoostすることが大事になります。
Twin Driveで2回BoostすることでMaxVにつなげたりHigh Octaneでアクションポイント+2などDioに欠かせないカードです

概ね1回Boost
必殺技の時は2回Boost

その四 使い方

Dioで大事なのは
①アイテムでセットアップすること
②必殺技につなげること
の2つだけです。
【Boostで平均高いアタック→アイテムを置く→必殺技】と繋がるのが理想ですが試合の流れを見ながら必殺技に繋がらない場合は諦める覚悟も大事です。固執しすぎるとMaxVがドヤ顔でアーセナルを占拠します
最初から防御の事は考えなくて良いですが慣れてきたら手札から引き算していって防御するようにしましょう!

動画

実際に動いてる所は動画でお確かめください!


その五 弱点

これまでさんざん強い部分を挙げてきましたが弱点に目を瞑るわけにはいきません。弱点を明確にし付き合っていく覚悟がなければ
きっとDioのことが嫌いになってしまうからです。
しかし弱点を乗りこなして勝った時の達成感が一入なのです。

アイテム引き過ぎ

諦めるしかない

結論から言うと諦めるしかありません。
こういう手札の場合はブロック値も無くて返しのターンはアイテムを置くしかありません。RunebladeやAzaleaと似たような物なので気にしたら負けですが解決策を3つ紹介します。

①アイテムを置くターンは弱いのか

そもそもアイテムを置くだけのターンは弱いのか
もちろん相手へのプレッシャーは無いですが
【アイテムを置くと武器にカウンターが貯まる】
のでコレは後半への布石、2点なんだ!!
と心に留れば大丈夫です。
特にDissolving Shieldは置いた時点で2~3点の仕事をして武器の2点にもなるのでブロック出来ないだけで1枚で5点分仕事をする素晴らしいアイテムなのです。便利。

②アーセナルにアタックを置いておく

 現実的な解決策です。いつ事故るか分からないので前ターンにアタックが出来るタイミングでも敢えて貯めるのは効果的です。
Backup Protocolがあれば余ったリソースをアタックに変えられるので準備しておくのも覚えておきましょう。

保険適用

③デッキトップをアイテム以外にしておく

Dioの能力を活かして敢えてBoostせずに固定する事で1枚は有効なカードを引く事が約束されます

デッキ切れ

Dioはアイテム展開やBoostを行うのでデッキが物凄い速度でなくなります。
残り少なくなってくると相手もFatigueを見越してブロック主体になってきたりします。必要ではないBoostやTeklo Foundry Heartは起動しないなどで対応していきましょう。デッキが切れかけて勝てた時が一番達成感を得られます。

トップのTome

これも避けられない事案ではありますが
Achilles Acceleratorでアクションポイントを増やしたり、Teklo Foundry Hertの能力を起動したり、Twin Driveで2回Boostする等で回避する事が出来ます。もし余力があるなら強いカードなのでCoPで引き込んだりBoostせずにターンを終えても良いかもしれません

Bruteでダイス1が出る様なもの

その六 デッキリスト①

Go again RtNでTOP8入りしたリストです。
画像をクリックするとFabraryで詳細なリストを見ることができます

オーソドックス

Tomeが入ってるリスト。
特徴的なのはGrenadeが9枚とConvection Amplifierが2枚入ってる事でしょうか。
個人的にGrenadeは9枚いれたいです。色配分的に青も確保したいしアイテムもそこそこ欲しいとなると青いアイテムを入れたい中で1番強いのがGrenadeです。
ヒットで2点、武器で2点。青で4点出せる。凄い
Convection2枚は信者なためです。
DominateがGrenadeをヒットさせる為にも残り数点を削るためにもHeistの効果を使うためにも強すぎます。
特に2枚あると後半の10点くらいを簡単に削る事ができます。
後はAdaptive Platingが2枚入ってる事でしょうか

Modular(何処に装備してもいいよ)
Galvanize(アイテムを犠牲に防御値+2)
何処に付けても良いので2枚使える!
余ったアイテムを使って3点防御に!

コレが2枚あるとDominateのCrippling Crushが手札を使わずに止まります。Dissolving Shieldと合わせると2回止めるのも簡単です。
この硬さが他のアグロデッキには無い魅力です!

‪✂︎‬------------------キリトリ線-----------------‪✂︎
この先は有料記事となります。
内容としては以下の物になります。

・プラン
・サイドボーディング
・デッキリスト②
・小テク

DIOの事をもっと深く知りたいという方は、是非ご購入下さい!

ここから先は

2,577字 / 5画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?