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新卒2年半の初転職について

2022年11月1日から、MNTSQ(モンテスキュー)株式会社にアルゴリズム・エンジニアとして転職しました、林(リン)です。

この記事は、MNTSQアドベントカレンダー2022の9日目です。


前回は弊社黒柳の「コンサル→NPO経営を経て“面白い”会社に入社しました」という記事でした。

MNTSQアドベントカレンダーの記事かつ私の入社エントリーとして、MNTSQに転職したきっかけ、入社一ヶ月の感想と、これからMNTSQで何をやっていきたいかを書いていきます。

自己紹介

まずは簡単な自己紹介です。学生の身分が長く、社会人歴はまだ2年半しかないです。

・出身地
 中国・広東省

・学歴
 筑波大学自然言語処理研究室 研究生→修士→博士

・職歴
 株式会社マイネット(mynet.aiにも同時所属)
 最初の1年半は社外のPoC(Proof of Concept、概念実証)の案件を複数件担当しました。以降は社内運営しているゲームの分析基盤構築、ユーザー行動分析、プランナー業務向けの運営KPIの設計・可視化を担当しました。

MNTSQへ転職のきっかけ

前職では新卒入社で、上長や先輩たちの充実したサポートを受けながら、学生から社会人への身分転換をスムーズにできましたが、本当はなにをやりたいのかについては、自分の中ではまだはっきりしていませんでした。そしてこの状態のままで2年半を過ごし、会社が事業方針の転換を迎え、自分もキャリアの転換点に立たされたことを感じました。これを機にして、自分が本当に歩みたいキャリアはなんなのかを改めてしっかり考えました。結論として、以下の3点は必須条件だと決めました:

  1. 自然言語処理分野に関わりたい

    • 元々そういう専門で学位を取得したのでそれを活かしたい

  2. ベンチャー企業でチャレンジしたい

    • 新卒のときも、子会社であるmynet.aiに所属して、わりとベンチャー的な雰囲気で仕事をしてきました

  3. 自社プロダクトを持った会社で働きたい

    • これまで何件かの外部PoC案件を担当しましたが、納品したらそれで終わり、自分が実装したものは本当に価値提供できているかのフィードバックが得られにくい状態だと感じました。自社プロダクトを持ち、実装・フィードバックというサイクルが明確に回されている状態で働きたい

この3点ともクリアしている会社に働きたいということを、転職エージェントさんにお話ししたら、「じゃーMNTSQならどうですか」と勧められました。

早速ホームページや社員エントリーブログ、製品紹介などを見させていただきました。中でもこの一枚の資料にとても感動しました。 

MNTSQは、会社のMission「テクノロジーで契約のインフラをつくる」の通り、世の中の契約に関する全ての業務を一気通貫でサポートするCLM(Contract Lifecysle Management)サービスの実現を目指しています。

MNTSQのCLMの実現は、言い方を変えれば、契約に関する全てのプロセスのこれまでのやり方を、テクノロジーの力で刷新することです(行動習慣を変革する)。

私はこれまでに印象に残った行動習慣を変革する体験は2回あって、どちらも、QRコード決済に関する話でした。1回目は2014年前後、中国のAlipay、WeChat Payの普及、そして2回目は2018年前後、日本のPayPayの普及です。どちらも、QRコード決済の普及によって、徐々に現金 / クレジット支払いから、スマホ決済に移り変わり、周りの店もセルフ注文、セルフレジが出始めます。私自身も、出掛ける際には、お財布のチェックより、携帯のバッテリー量チェックのほうが大事だと感じ始めました。この先まだどんな変化が起きるか、ワクワクしながら楽しみにしている毎日です。

そして、MNTSQの資料紹介を見たあと、「これは3回目の行動習慣を変革する体験ができるではないか!」と強く感じました。しかも、今回はいち体験者だけではなく、いち牽引者としても参加できるので、そう考えると、ワクワクした気持ちが止まらないです。

そういうワクワクの気持ちを感じつつ、カジュアル面談と面接を経て、最終的にMNTSQへの入社に至りました。

入社一ヶ月の所感

入社してあっという間に一ヶ月経ちました。初日に、Slackに招待されて、すべてのチャンネルにがアクセスできるようになり、大量の未読メッセージが一気に出てきてしまい、1分以上鳴り続けた通知音を聞きながら、「これがCrystal Clearというものか!」とびっくりしました。
一ヶ月後の今、振り返ってみると、「思った通り」のことも、「思ったより」のこともたくさんあります。いくつかpick upしてシェアしたいと思います。

思った通り

  • 取り組んでいる事業は本当に行動習慣を変革する事業であり、SaaSで最高のCLMの実現に全員一心で尽くしています。

  • プロダクトの進化がとても早く、毎回のリリースMTGに参加する際に、「えっそんなものもできたのですか?」とワクワクしながら聞いています。

  • 優秀なメンバーの集まりで、各自が持つ経験・ノウハウを共有しながらディスカッションを交わしている毎日です。

思ったより

  • Challenge Ourselves 己の限界を越えて成長しつつける姿勢

    • 初タスクで、社内のリーガルメンバーにモデル精度改善について話した際に、recall・precision、TP、FPなど、機械学習の専門用語を熟知しているため、前提知識インプットなしで話がサクサクと進みました(PoC案件では、大体これらの用語の定義から説明する)。一方、アルゴリズム・エンジニアの方も、契約の業務フローや、契約類型、危険条項の定義なども正確に把握できていて、お互いに他のドメインの知識を吸収しつつ成長する姿勢を横でも見て感じました。

    • 代表の板谷が、エンジニア向けの「リーダブルコード」を読んで、「契約書を書くことって、コードを書くことと実は同じですよね」と感想を述べつつ、エンジニア向けのMNTSQのプロダクト戦略の説明も作っているのを見てびっくりしました。私が知る限り社長が忙しい中「リーダブルコード」を読むのはこれが初です。

  • ドキュメント文化がすごい

    • MTGのログはすべて残されます。最終的な意思決定と、それに至るまでの過程もログとして記録されて、途中から参加した私でも、ログを見ればこれまでの経緯が把握できています。

    • 話すことも重要ですが、書くのも大事という意識をメンバー全員が持っています。MTGの際に、あえてモクモクの時間を確保して、各参加者がドキュメント上コメントしたりして、ディスカッションをします。静かなように見えますが、ドキュメント上で熱い議論が進んでいるのはよくある話です。

    • やっている / 言っていることと、書いていることが一致しているかを常に見直す姿勢がすごいです。オンボーディングのディスカッションで板谷が話した言葉は私の中に結構響きます:「やっている / 言っていることと、書いていることを常に一致させなければいけない。ずれたらどちらか一方に合わせるように修正しないといけない。そうしないと会社として長く続けられない」

最後に

長い文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
MNTSQは、組織もプロダクトもこれからもとんでもないスピードで進化していきます。
我々は今、Enterprise向けのCLMサービスを提供するという前人未踏のチャレンジに挑んでいます。そんなチャレンジに一緒に向き合ってくれる仲間を積極的に募集しています。
もし私の話を聞いて、少しでもMNTSQに対して興味が湧いてきたのであれば、お気軽にお声がけください。

MNTSQアドベントカレンダー2022、次回の投稿は、2022年7月にPdMとして入社した石墳にバトンを渡します!お楽しみに!


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