50ccの各区分での記録集と、チーム近兼

「世界一速い50ccバイク」とかweb検索すれば"I.A1.C.V.I.50cc"の
「BuddFabストリームライナー」が出てくるはずもさね。
こういうマシンもさ。
これが今のところ、型式を越えて世界最速50ccバイクもさ。
 画像では停止状態で引き込み補助輪が出ているもさが、走行輪でバランス取れる速力になると引き込み補助輪はライダーのスイッチ操作で収容されるもさ。

引用元:旧ジオシティーズにあったチームBuddFab公式サイト

その記録は2008年に記録されたもさ。
1km区間平均:233.417 km/h
1マイル区間平均:233.180 km/h
もさ。
FIM公式サイトhttps://results.fim.ch/wrecord/wrframecurrent 
のデフォルト表示順序ではかなりスクロールしないと出てこないもさが。「広義のクラス」(黒背景に白文字で"Class"とあるところ)を何回かクリックして並べ替えれば出てくるもさ。

こんな風に。

青文字表記されている広義のクラスはハイパーリンクで、クリックすれば旧記録と併記の記録が表示されるはずもさ。なお上に示したのは単なるキャプチャ画像でクリッカブルでは「ない」もさ。

お手数もさがFIM公式サイトを別窓なり別タブなりで開いてみて欲しいもさね。それが現在のところ、50ccのクラス分けを超えた最高速記録もさ。上述のとおり旧記録も読めるもさ。

https://results.fim.ch/wrecord/wrframe?idwrc=10  

ディビジョンCの50ccの旧記録はなんと1981年まで遡るもさ。2008年まで更新されなかったもさね。
なお、旧記録は"A3"つまりモペッドだと書いてあるもさが、これはたぶん誤植かバグもさ。

https://en.motospot-oldnews.com/single-post/1981-casal-the-50cc-world-speed-record  
より引用。旧記録を持っていたマシン。テスト走行時の画像らしい。
https://en.motospot-oldnews.com/single-post/1981-casal-the-50cc-world-speed-record  
より引用。記録達成しパラシュートで減速中のひとこま。
https://en.motospot-oldnews.com/single-post/1981-casal-the-50cc-world-speed-record
より引用。
「記録達成時の乗車姿勢では前輪がライダーの前方視界の中央に来る」と
思った読者さんは正解もさ。今ではこういう設計は禁止もさ。

このマシンはモペッドには見えないもさね。
とは言っても1981年のレギュレーションは手元にないもさ。
手元にある2009年以降はモペッド=自動クラッチ装備とかCVT装備とか、ユニットスイング方式といった感じで変遷し、そして「モペッドのストリームライナー」はそもそも禁止もさ。
とりあえず「FIMの公式サイトでも検索方法によってはこのマシンが"A1"表記になる」と書いておくもさ。
問い合わせメールも送ったもさ。
もしかして「当時のモペッド定義を満たした」とか回答が来たらお知らせ記事を書くもさ。

さて。
狭義のクラス「50cc」での各区分(さすがに50ccの2輪駆動はなかったもさ、全てカテゴリーIもさ)の記録を並べてみるもさね。
達成された記録の数字の高い方から降順もさ。

クリックすれば拡大するはず。

FIMの本来の用語では「パーシャルストリームライナー」と書くところを文字数節約のために「フルカウル」と書いたもさ。
同じく「ノンストリームラインド」と書くところを「ノンカウル」と書いたもさ。

 過給ストリームライナーが最上位にいるのは当然もさ、過給ストリームライナーサイドカーが3番手と言うのもさほど驚きはないもさ。
 が、無過給パーシャルストリームライナーが2番手。
 しかも動画を見るにA.トールセンが走らせたパーシャルストリームライナーは、トールセン本人が1970年の2輪ロードレース世界選手権50ccクラスで年間2位となった(なお、その年のチャンピオンはA.ニエト)時のマシンに実に良く似ているクライドラーのマシンもさ。
 中身はどうなのか?
 つまりA.トールセンがクライドラーのワークスライダーだったころのマシンなのかレプリカなのかは、モサには判らないもさ。
 ともあれなんらかの拘りを持っての出走だったもさね。
 なおトールセンは翌年にそのクライドラーの動力系を移植したストリームライナーを建造して挑んだもさが、残念ながら1981年の旧記録(上に画像を示したマシン)にも届かなかったもさ。
 1970年のエンジンを載せた今のレギュレーションの、視界規定等で前面投影面積が不利になったストリームライナーで挑むのは、ちょっと拘りが過ぎたもさかな?
 こういうマシンだったもさ。

出走前の画像。引用元:画像右下に示されているURLのサイト。

 トールセンはGPライダーとしての現役時代にスパ・フランコルシャンの旧コースを平均145km/h近い速力で「50ccで」「地上速度記録の用語で言えばパーシャルストリームライナーで」走ったことがあるもさ。
「本格的なストリームライナーに、スパで145km/hアベレージで走れた思い出のエンジンを載せれば!」と言う挑戦だったのかどうかは、モサには判らないもさ。
 ともあれ、トールセンのマシンの外観から「今はライダーの前方視界の真ん中に視線を遮るものはあってはダメ」だと判ると思うもさね。

 総合4位のフルカウルスクーターの記録にも注目もさ。

https://bikereview.com.au/news/pirelli-moto-club-benelli-malossi-set-new-scooter-records/
より引用。

 これが、モサが2023年秋にとある個人ブログでご迷惑をおかけした遠因もさ。直接原因はもちろん、年度ごとのレギュレーションをチェックしていなかったこともさね。
 改めて、お詫びするもさ。

 さて、次の行から「チーム近兼」への批判を含むもさ。
 なぜか最近は「批判=否定、非難、中傷」と受け取る人、さらに「批判するなら代案を示せ」なる暴言があるもさ。

 そんなのは「問題を発見したものがその問題の対策を任される」「文句あるならお前が引き受けろよ」がまかりとおるブラック企業の中でだけ仲良くやっていてほしいもさが、念のために次行からは有料記事としておくもさね。

ここから先は

2,786字 / 3画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?