MS GABAergic ⇒ ACC

Zhu J, Yang Y, Du L, Yang W, Yang Y, Yi T, Maoying Q, Chu Y, Wang Y, Mi W. A regulatory role of the medial septum in the chloroquine-induced acute itch through local GABAergic system and GABAergic pathway to the anterior cingulate cortex. Biochem Biophys Res Commun. 2024 Aug 20;721:150145. doi: 10.1016/j.bbrc.2024.150145.

Introduction

・内側中隔（MS）は前脳基底部の構成要素である。
・MSは主にGABA、コリン、グルタミン酸作動性ニューロンの３つのサブポピュレーションから構成されている。
・MSへのGABAAアゴニスト投与は炎症性疼痛を抑制する。
・MSは脊髄SP陽性ニューロンから直接投射を受ける。

Results

C57BL/6にchloroquine、compound 48/80を皮内投与し、MSにおけるc-fos発現を確認した。

MSにAAV-hSyn-GCaMP6sを注入しファイバーフォトメトリーを実施すると、掻き動作中にニューロンの活動が上昇することが分かった。

しかし、そこでhM4Diを発現させても掻き動作は抑制されなかった。

一方、逆にhM3Dqを発現させると、掻き動作は抑制された。また、その時の疼痛評価に有意な差はなかった。

MS GABAergicが活性化しかゆみを抑制する可能性が考えられるため、
MSへのGABAマイクロインジェクションを行った。すると掻き動作を抑制した。

そこでDOシステムを用いてMS non-GABAergicニューロンにhM4Diを発現させると、掻き動作は抑制された。

さらに、MS GABAergicからACCへの経路にhM3Dqを発現させると、掻き動作は抑制された。