【自分用】Differential expression of GluN2 NMDA receptor subunits in the dorsal horn of male and female rats

Santa .T et al., Channels (Austin) (2021)

NMDARのGluN2サブユニットにはGluN2A、2B、2Dが含まれ後角に発現している。それらが病理学的疼痛処理において重要な役割を持っていることが示唆されているが、アイソフォームの分布・機能はよくわかっていない。

そこでラットの雄雌のL4/L5後角においてアイソフォームの相対的発現を調査した。

するとGluN2B、2Dが雄ではDDHに比べSDHに優先的に局在していたのに対し、雌では2BのみがSDHに優先的に局在していた。また、雄においてのみ2Bの内側SDHの優先的発現が観察された。

慢性疼痛の有病率は女性の方が高いし、もしかしたら末梢神経障害性疼痛に対してのプレガバリンの作用も性差があるのかもしれない。


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