【自分用】Spinal GABAergic neurons are under feed-forward inhibitory control driven by Aδ and C fibers in Gad2 td-Tomato mice

Peng Liu et al., Mol Pain.(2021)


脊髄のGABAergicなニューロンは、抑制性のフィードフォワード制御回路を形成しているだろうと示唆されているが詳しくは調べられていない。

そこでGad65(GABA合成酵素)発現神経にtd-Tomatoを共発現させたTgマウスを用いてルートを残して作製した脊髄スライスからパッチクランプで記録した。

・Ⅰ層からⅢ層のニューロンの約30% がGABAergic
・Aδ線維とC線維はⅠ、Ⅱ層に侵害性の情報を伝達するがAβ線維は非侵害性の情報をⅡi~Ⅳ層まで伝達する
・Ⅰ層,Ⅱo層の区別にはCGRP、Ⅱo,Ⅱi層の間にはIB4、Ⅱ,Ⅲ層の間にはPKCγが使われる

以前までの研究では、GABAergic神経への興奮性の入力が示されていたが、本研究で抑制性の入力もあることが分かった。さらにGABAergic介在ニューロンは、C,Aδ線維によってactivateされる他の抑制性介在ニューロンからのフィードフォワード抑制制御下にあることも示された。

(発火タイプごとに分類して考察もしていたが、そこはまた勉強してからよむこととしよう。。。)

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