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FUJIFILM X-H2S を使って競馬を撮影しました

はじめまして。最近、FUJIFILM X-H2S を買ったガジェットオタクです。会社で新しいカメラを買ったという話をしたところ、写真撮影スポットとして競馬場をオススメされたので撮影に行きました。この記事では東京競馬場における適切な焦点距離や、競馬撮影におけるオートフォーカス設定などを紹介します。

免責事項

この記事は個人の見解です。カメラの設定はもっと良い設定がある可能性があり、動作についても状況によって変わる可能性があります。

想定する読者

  • X-H2S が気になる人

  • XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR が気になる人

  • APS-C の300mmで対応できる被写体を知りたい人

  • X-H2S で動体撮影をしたい人

日時、場所、天気

使用機材

  • X-H2S

  • XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR

  • AV PRO CFexpress SE 512GB Type B

レンズは GOOPASS さんからレンタルしました。Xマウントには望遠端が400mmや600mmのレンズもありますが、今回300mmにした理由は1kg越えのレンズは私の腕力的にしんどいためです。こちらのレンズは580gなので問題無かったです。

焦点距離

この日のレースは芝コースとダートコースで行われていて、私はフジビュースタンドの前、ウィナーズサークルの左右で撮影していました。手前の芝コースは焦点距離を135mm、奥のダートコースは焦点距離を300mmにするのが適切な設定だと思いました(※ センサーサイズはAPS-C)。写真はトリミングなしの撮って出しです。

奥のダートコース

ƒ/5.6 1/1600 300 mm ISO 400

手前の芝コース

ƒ/5.6 1/1600 137 mm ISO 500

オートフォーカス

こちらの節は初版から何度か競馬場に行って様々な設定を試して適時更新しています。今の私の見解としては、こちらの設定が良いです。

馬の胴体を狙ってシャッターを押して、ずっとそこにフォーカスを追従させて連射しました。ブラックアウトフリーなのでシャッターを切っていても切って無くてもEVFの見え方は変わらず、馬の走りをファインダーで追うことは容易でした。

他のオートフォーカス設定

以下のような設定も試してみました。

しかし奥の柵にフォーカスを合わせてしまったり、狙った馬や騎手とは違う対象にフォーカスを合わせたり、予想外の動きをしました。私の好みも含まれていたり、検証不足もあると思いますが、シングルポイントで撮れるならば、それで良いと思いました。

連射

電子シャッター40fpsで撮影しました。40fpsは過剰だと思いましたが、すべてのコマで馬の姿勢が違うので、(個人的感覚になりますが)ベストに思う馬の姿勢を選択してSNSにアップロードすることが可能です。
しかし、この設定は見直しが必要だと思いました。後で気がつきましたが、公式の仕様によると約40コマ/秒だとロスレス圧縮RAW+JPEGは133枚の対応になっていました。私は3秒以上シャッターを押していたかもしれないです。そうなると連射速度が遅くなっていたシーンもある可能性があります。こちらは次回撮影までに検証し適切な設定を紹介できればと思います。

秒間40コマ連射?

容量に注意

4時間の撮影で4,228枚の画像が作成され、JPEGだけで57GBの容量になりました。ディスクやクラウドの容量、料金には注意が必要です。

当日の日中最高気温は28度でした。熱警告は表示されました。しかし持てないほど熱くなったり、勝手に電源が切れるということは無かったです。自動電源OFF温度は高に設定してしました。

今後の予定

今回は純正レンズ XF70-300mmF4-5.6 を使用しましたが、タムロンさんからは 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD という望遠端が同じ300mmで広角端が18mmという所謂便利ズームが発売されています。こちらの競馬での撮影体験を紹介する予定です。

ƒ/4.5 1/850 70 mm ISO 320


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