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私とベリーダンスとの出会い2

アメリカから帰国して、二日後に(アメリカ着いた時と一緒笑)、東京の先生のスタジオに行きました。東中野にある、ZIZI先生のスタジオです。

アメリカにいる時に、唯一一冊だけ買って持って行った、ベリーダンスジャパン(ベリーダンスの専門誌。現在は廃刊。)に載っていたZIZI先生の笑顔がすごく素敵で、この方のダンス観てみたいなーとYouTubeを検索したら、動画がいくつかありました。そして釘付けに。
今まで観てきたベリーダンスと違うものを感じて、この人から醸し出されるものは一体なんなんだ?!なんだかわからないけど、とても深いものを感じる!目が離せない!すごいダンスだ!と感じて、速攻メール。
今、アメリカにいます!ダンスを動画で拝見し、あまりに素敵で習いたいです!帰国したらスタジオ行きます!的なメールを送った記憶があります。


スタジオに行くと、生徒さんのあまりのレベルの高さにびっくり!みんな真剣だし、人数も多いし、習っている振り付けが難解すぎて。ヨースリーシャリフ(NY在住。エジプト人振り付け家)のモダンな振り付けだったのですが、今まで習ってきた振り付けと全然違うし、なんやこれ!めっちゃむずい!でも、すごいかっこいい!踊りたい!って思って、自分の踊れなさ具合に凹みつつも、とにかく踊れるようになりたくて、暇さえあればレッスンに通ってました。


そんなこんなで数年間、無我夢中でオリエンタルを習い、思えばかなり初期の頃から自分で振り付けを作っていました。いつも自分が踊りたいなと選ぶのは激しめのかっこいい系の楽曲やモダンな曲。そして、よく「ミキティの踊りはハンサムだね」とか「さっぱりしている」と言われていました。
オリエンタルはもっとしっとり、可愛く色っぽく踊らなきゃいけないはずなのに、それがなかなか出せない。そして、恋愛を濃密に表現した曲が苦手だ、ということに気づきはじめていきます。

基本的にベリーダンスはアラブの楽曲を使用し、中でもクラシカルソングと呼ばれているものは濃厚な男女の愛の曲、歌詞が多い。(祖国への愛を政治的な理由で歌えなかったから男女の恋愛を装って表現したとういう話もあります)
人が踊っているのを観るのは素敵!と思うのですが、自分がいざ踊るとその世界に入れないし、しっくりこない。

もっと自然的なものや抽象的なものを表現したいな、、、そんな流れで、どんどん違う方向に流れていき、小さい頃から好きなクラシック(ピアノをずっと習っていたのと、母がクラシック音楽が好きで、家でよく流れていた)や、アンビエントな音楽、大人になってからかっけー!と一時期聴きまくっていた、アルゼンチンの作曲家、アストル・ピアソラの楽曲、ジャズ曲等、色々な曲で振り付けを作り、自分の好きな世界を作っていました。





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