舞台裏からの 「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」④(野外劇場ができるまで)
舞台裏からの「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」。
最終回となる今回は、池袋西口公園に舞台が設営されていく様子をお伝えします。
初日
本日より池袋西口公園に野外劇場の設営がスタートしました。
こちらが「空っぽ」の公園の様子。
まずは照明や舞台美術のための足場の設営。
鳶職人の皆さんによって、イントレの足場が設営されていきます。
一気に劇場の祝祭的な雰囲気が高まっていきます。
心配していた台風や雨もなく、順調に作業が進んでいきました。
この調子で本番も迎えたいものです…!
この日はご覧のとおりの立派なイントレが組まれ、
無事作業は終了しました。
2日目
仕込み2日目の様子です。
本日よりいよいよ舞台美術と照明の設営がスタートしました。
まずはメインとなる中央のステージが組まれます。
そこから延びていくように背後の家々のセットや通路が設営されていきます。
それと同時進行で、音響機材・照明機材も設置されていきます。
いよいよ舞台の大まかな形が見えてまいりました。
通行人の方々も、「何かあるの?」と声をかけてくれたりします。
こうして街全体を巻き込んでいけるのが、野外劇の魅力だともいえますね。
3日目
いよいよ舞台のセットが仕上げられていきます。
客席も組み上げられ、ついに劇場完成、といった雰囲気ですね。
今回のセットは日の丸をモチーフとしていて、舞台裏から見るとその様子がより分かりますね。
まさに『NIPPON・CHA!CHA!CHA!』といったセットではないでしょうか?
また、日が落ちて暗くなると、照明の灯り作りも進んでいきます。
夜の池袋の景色と、大規模なライティングの合わせ技は、圧倒的なスケール感で私たちを圧倒します。これに関しては是非劇場で味わっていただきたい!
本番に向けて
舞台の仕込みが終わると、実際の劇場での稽古がスタートしました。
本番と同じ空間で、俳優の動きや見え方など、様々なところを微調整していきます。
街の風景という壮大な景色が、この町の空気感が、この舞台を特別なものに変えていきます。
それに渋さ知らズの音楽も加わり、すごい熱量が生まれていくのを感じます。
コロナ禍で苦境に立たされる演劇ですが、その中でもこうしたエネルギーのある作品が発表され、多くの人にご覧いただけるのは素晴らしいことと思います。
いよいよ明日から本番、
10月17日現在、雨の降る池袋は冬の風が吹いてとても寒い!
ぜひとも防寒具や厚手のコート等をご準備の上ご来場ください!
(文責:豊川涼太)
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