超自分メモ

これはわたしが電車を待ってるときや、ソファで何をするでもなく転がってるときなどに脳裏に浮かんでくるいろいろをまとめたものです。主に過去を振り返ったり、起きたことについて自分なりの解釈をしたり。
まとめる必要があるかも分からないし、たぶんわたし以外の人が読んでも意味ないけど、何年後かのわたしが見たら面白そうなので。それだけです。
読むんですか?どうぞ。

生きる出力が弱い人間

わたしのことです。思い返すととにかく幼少期から引っ込み思案というか省電力というか、あまり向上心がなく、何かに情熱を燃やすタイプではありませんでした。補助輪なしの自転車に乗れるように練習しようと親から持ち掛けられた際、「補助輪があれば乗れるんだから練習する必要はない」と駄々をこねていた記憶がありますが、これがおそらく5歳ぐらい?のときのことだと思います。このころから人格の骨子が確立していてシンプルにやばい

なんか知らんけどすぐ泣くクラスメイトいましたよね?それがわたしです。元々けっこう怒りっぽい性質がありますが、子どものころは怒りと悲しみが直結していて怒っても泣くし悲しくても泣くので、泣き虫でした。だって喜怒哀楽の半分が涙になるんですもの。
幼稚園のころは先生にベッタリであまり同じ歳の子には心を開いてませんでした。(というか、当たり前だけど同級生は先生ほどは優しくないし意地悪を言ったりしてくるので単純に不快になりたくないので避けてた)
当時から運動神経はゴミカスで、あんまり外で遊ぶのも好きではなく、好きなことといえば絵を描くことぐらい。そんな子どもでした。
小学校に上がったら、5つ上の兄のクラスメイトである6年生のお姉さんたちが「〇〇くんの妹だって~!」とめちゃくちゃ可愛がってくれました。このときはマジで天国で、わたしの天下が来たと思いました。人生で一度だけ過去に戻れるとしたら絶対にこのときに戻りたいと即答できます。今年37歳になるのに、未だにちょっと年上の女性から優しくされると小学生のころみたくゴロニャンしてしまいます(?)

彼女たちの卒業でわたしの天下は終わりを告げ、同級生とも交流を持ち始めるわけですが、どういうわけかわたしの仲良くなる子はみんな支配欲が高め(他の子とは遊んでは駄目とか、勝手な約束事を押し付けてきてそれを守らないと絶交とか)…というか人格に問題があり、さんざん泣かされました。壊れた(金具が割れてバンドが外れてた)腕時計を「はい」と渡され、???となってると突然「〇〇ちゃんが私の時計壊した!直すか弁償するまで絶交ね!」と告げられたり。この件はさすがに親が介入して収まりました。
他の子も、休日や放課後に遊ぶ約束をすると5分おきに電話してきて「今日遊ぶって約束したよね?来るよね?」と確認してくる等の異常行動が見受けられました。(別に過去に約束を反故にしたわけでもないのに…)※他にも万引きしたものを親がもらってきたなどの嘘をつきながらせっせと貢いでくれる子がおり、かなり偏執的な友情を受けていて、どういう引き寄せなのか分かりませんがとにかく子どものころの人間関係はおかしかったです…

自分でも不思議なのは、上のような仕打ちを受けていて楽しいはずがないのに、言うこと聞いて付き従ってたところ(母親曰く奴隷のようだった、と)なんですが、大人の私が分析するにこれはわたしの生物としての出力が弱めなことが起因していると思っています。弱めの人は強めの人の生成する流れに巻き込まれてしまうのです。強めの人は弱い人間を見抜くし、逆らえないことを本能で理解しているようですね。
たまに発生する「そうはならんやろ…」というような洗脳による悲惨な事件も、こういった支配的な関係性が構築されていることも一因としてあるのでは、と勝手に分析しています。

転機①

親はそんなポンコツすぎるわたしの将来を危惧したのか、小学5年生のときに半ば強制的にミニバスケットボール部にぶちこまれます。(ここでも入部届を出せずにいったん持ち帰り、母親にドヤされるというエピソード付き)
前述のとおりわたしは運動神経皆無なため、ここでの経験は本当にキツかったです。顧問の熱意もあり、最終的に県大会で準優勝するような強豪チームになるに至ったので練習はほぼ放課後毎日&土日もやっていたし、体力的にはもちろんしんどいんですが、何より「自分ができない人間である」ということを見せつけられるというか…万年ベンチどころかベンチにすら入れない自分!そして(これはわたしは色んな意味で可愛くない生徒だったなと思うので特に責める気はないですが)顧問の先生からも冷遇されていたので二重にキツかった。バスケは結局中学生まで5年間続けましたが、別に上手にはなりませんでしたね…あ、指の上でボールをクルクル回すのはけっこうやれます。自分やれます。(?)苦手なことを要求されて何も結果を残せない自分と向き合うのって端的に言って地獄ですよね…
でも嫌なことばかりでもなくて、特に中学生あたりからの学校生活は所謂スクールカースト的なものの影響を受けるようになりますよね。その点「バスケ部に所属している」というのは強かったです。常に印籠を丸出しにして歩いてるような気分でした(?)。わたし自身がどうというよりも、圧倒的存在である女子バスケ部レギュラー陣の運動神経もよく見た目も可愛い女子たちのエネルギーの加護により平穏無事に過ごせたという話です。
(それでも人間関係に躓いてプチ不登校みたいな時期もあったけど、あのとき何も言わずに休ませてくれた親には感謝しています)
あとは何だかんだで5年間逃げずに継続できたということは自分の中でも自信になったので、今まで生きてきて「バスケ部時代の地獄に比べたら幾分マシやろ」という感じでつらいことを乗り越えられた場面がたくさんありました。但し、この「過去の地獄を反芻して今の煮え湯を堪え忍ぶ」みたいな戦法は加齢とともに通用しなくなっていくので、皆さんもお気をつけください。

転機②

そんなこんなで無事中学を卒業し、公立高校に進学し、文化祭の実行委員って面白そう!と生徒会室の扉を叩いたが最後、最終的に生徒会長になっていました。言っておくけど全然向いてなかったです。オフラインで面識のある皆さんは、「いや、お前には無理やろ」って思いますよね?わたしが一番思ってました。でも自分がやるしかない(と言われ、そのように思いこんでたフシがありますが)と思ったのでどうにかこうにかやっていた…多分やれてなかった…とりあえず任期は全うしました。卒業式の答辞も読んだよ。
なんか謎の脳内物質によってあの1年間だけバフがかかって行事のたびに全校生徒の前で挨拶するとか余裕だったんですけど、今じゃ10数人の社内で15分プレゼンするだけでも胃がキリキリします…若さって怖い…
生徒会時代、未だにトラウマになって書けないようなつらいことが死ぬほどあって、まぁそれは思い出すのもしんどいので書けないんですけど、それでもあのときの経験というのはやっぱりわたしの人生にとってはプラスな影響がたくさんあったと思うんですよね。かなり色んなことを議論する場面があって、明確な正解?答えがない事柄を色んな考えの人間が集まって考え続けること、意見をぶつけ合うこと、学生のうちに経験しておいて本当によかったと思います。
当時は自覚なかったけれど、後から振り返るとこのタイミングで人間的な大いなる成長を遂げたんだと言い切れるし、そう言えることがもう財産だなと思っています。

それでも基本は逃げたい

自転車を補助輪つきで一生乗っていこうとしていた5歳のころを思えば成長しましたが、人生において逃げの傾向があることは否めません。
まず、受験勉強というものをしたことがないです。高校は一般推薦、大学は指定校推薦で合格しているので、センター試験(共通テスト)も未経験。受験に関しては処女と言えます(言ってどうする)。他にも資格や免許もない、自動車の免許すらない(わたしが車を運転したらすぐ死ぬという確信がある)、人生が省電力モードなのです。就活もかなり適当でした、3社ぐらいしか受けてない。思えば人生というものをかなり適当に考えていて、ていうか完全に舐めていて、なるようになれというか極力苦労しない方向で生きていきたいって思っていたんですよね。今も思ってます。なので、国家資格などを持っていてそれを生かして働いている人への憧れとコンプレックスがあります。(なんも頑張ってないんだからコンプ持つのもおかしな話ですが…)

わたしって何

そんな適当なわたしですが大学に行って、某量販店に就職し、ご縁があって今の会社で雇ってもらって11年目、もはや社内では生き字引となっておりますが、おかげさまで楽しく働いてまぁまぁ遊んで面白おかしく暮らしています。
先日、会社で役員との面談があり、話の流れで「〇〇さんは今後、2年後5年後どういう人間になっていきたいとか、そういう展望はあるんですか?」と問われました。根っこの部分では人生を適当に考えているので特に展望という展望はないけど、そう問われたら考えないといけないなぁと。

とはいえ省電力なわたしなので、そんな大それたことはできないんですよね。それでも生まれてきたし、生きていかないといけないし、とりあえずちっぽけな存在ではあるけど、この身体でできる限りのことをして、持てる力のすべてで誰かの役に立ちたいなぁという気持ちはあります。
「誰か」っていうのはあんまり広い範囲はカバーできなさそうなので、とりあえず今周りにいる人ですね。今後ともよろしくお願いします。


自分が正社員でほぼ休まず15年ぐらい働き続けていることに自分が一番驚いています。もしかしたらわたしは意外と真面目なのかもしれない…?人生舐めてるとしか思えない逃げのムーブで生きてきたけど、そういうアンビバレントな状態でバランス取ってたりするのかもしれないですね。そしてこの自分語りで4000字を超えたことにも驚いています。そろそろ終わりにしたいと思います。

読んでいただいてありがとうございました。

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