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Stream Deck ステップバイステップ⑤【一発!タイムスタンプ-1 6ヶ月後問題】

今回のSTREAM DECKのシリーズでは

① 一発!テキスト入力
② 一発!ウェブリンク
③ 一発!タイムスタンプ(WINDOWSのみ)
④ フォルタ機能でボタンを増やす

という事をしていこうと思います。

前回までで、

① 一発!テキスト入力
② 一発!ウェブリンク
ができるようになりましたね!?


突然ですが 皆様にクイズです

・2022年3月に来院された緑内障患者さん
・6ヶ月ごとの経過観察を予定
・電子カルテの次回指示に「6ヶ月に再診」と記入されている(つまり2022年9月ですね)

これまでは6ヶ月毎に定期的にお越しになっていて、次回指示も電子カルテのDOボタンで「6ヶ月に再診」となっており特に問題ありませんでした。

しかし、3月から2ヶ月経過した5月 飛蚊症で来院され 散瞳検査を行ったところ問題ありませんでした。

9月に予定通り緑内障の経過観察でお越し下さいと患者さんにお伝えしましたが カルテの次回指示にはどうかけばよろしいでしょうか?

回答例

はいっ!締め切ります。おおよそこの4パターンですね!?

A 9月に再診
B 4ヶ月後に再診
C 6ヶ月後に再診
D 6ヶ月後に再診(2022年3月11日 11:45に記入)

それぞれの回答の良い点と問題点を書かせて頂きます。

A 「9月に再診」と記載
メリット:
3月から6ヶ月後なので9月が予定月です。患者さんにも「9月に来てくださいね」とお伝えしたので 伝えた通り記載するのでわかりやすい。
デメリット:次回9月に次回指示を出そうとした時に その前は何ヶ月間隔だったのかの振り返りが必要になります。本来6ヶ月間隔で良いものを「今日は9月で前回は5月にお越しになっているのかー。じゃ 4ヶ月毎に来ていただくようになっていたんだな」という勘違いが発生する可能性もあります。

B 「4ヶ月後に再診」と記載

メリット:6-2=4なので 4ヶ月というのは引き算が簡単ですね。
デメリット:次回9月に次回指示を出そうとした時に その前は何ヶ月間隔だったのかの振り返りが必要になります。本来6ヶ月間隔で良いものを「前回4ヶ月後の指示が出ているね。じゃ 4ヶ月毎に来ていただくようになっていたんだな」という勘違いが発生する可能性もあります。

C 「6ヶ月後に再診」と記載

メリット:電子カルテのDO機能で前回の「6ヶ月後に再診」をコピペするのは簡単ですね。
デメリット:患者さんには9月(4ヶ月後)にと口頭で伝えているにも関わらず DOで「6ヶ月後」とカルテに記載している場合、後日問い合わせがあった時に 「5月から6ヶ月後の11月ですよ」と伝えてしまう可能性がある。たしかに6ヶ月間隔ことを思い出すには良いですが、 間違った6ヶ月後を指示するトラブルが発生する可能性があります

D 「6ヶ月後に再診(2022年3月11日 11:45に記入)」と記載

メリット:これまでの6ヶ月間隔で見ていたんだなーと思い出せます。それと途中の予定外の診察があったとしても みうらじゅん師匠のSINCE問題が解決されています。 つまり 6ヶ月後SINCE3月11日という表記があるために 3+6=9月という患者さんへの問い合わせにも的確に答えることができます
デメリット:現在日時を入力する方法はあるそうです。THEORETICALLY POSSIBLE、BUT PRACTICALLY IMPOSSIBLEです(理屈上は可能ですが実際は不可能です)。ややこしすぎです。

そんなややこしいこと考えてない!

こんなややこしいこと考えてられない!と言われそうです(笑)

しかし、もっとシンプルな以下のような例でも日時が入っていないとSINCE問題発生します

・「DM 5年前から」>いつから5年前?
・「麻酔いれて30分後」>30分後っていつから?

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ややこしいことの解決策は?

患者さんの突然の問い合わせにも答えることができ、次回の診察間隔の把握にとっても簡単なのはやはり

D 「6ヶ月後に再診(2022年3月11日 11:45に記入)」と記載

とすることです。しかし従来の方法

Windows:Ctrl + Alt + Shift + :
Mac:command(⌘) + option + shift + ;
Chrome OS:Ctrl + Alt + Shift + :

はややこしすぎるので

③ 一発!タイムスタンプ(WINDOWSのみ)の登場なんです

今日はここまで



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