【外伝】ハケンの品評.無知の知編4.5日／66日

時に他人の人生にふみこまなければならないことがある、そして人を評価するのは不完全な人間であることは意外と見逃しがちな真実である。
彼が私の部下になる前の評判は散々であった、一応一部上場のインテリたちの評価ですら当てにならないことを皆は後に思い知ることとなる。人は私のことを教育係の優ということがあるがそれは間違いだと思う、それこそが無知の知である（ソクラテスの言葉を引用）

私に彼の評定なんてもは見せてくれない、当然だ。私は派遣社員なのだから
そのような機密情報は流せない。それにしても派遣社員が教育係とは本体も上手い事を考えたものだ。通常、プロパーならば研修があり教育論なども叩き込まれるのだがそれには当然コストがかかる、それを派遣社員に任せるというのは何とも頭の宜しいことで

まずは現状の実力値を計るのだが通常は一般業務を任せてOJT的にというのが一般的ではないだろうか
私はそういうスタイルは好まないし前評判の悪い部下を一日でも早く底上げする必要があったので…そうしないと私のキャリアにも傷がつく…わたしは少し特異な方法をとることとした。

つづく
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