文章を発信する・・その3

理由
③なにか趣味をもちたい


もともと趣味と呼べるようなものはもってなかった。
そこについて特になんとも思わずに生活してきた。

その私が趣味を求めるようになったのは
1年半ほど前から交際している彼が大きく影響している。

彼は自他ともに認める趣味人間である。

ギター、ドラム、作曲を含めた音楽
野球、フットサル
サッカー観戦、プロレス観戦
自転車、キャンプ
釣り、麻雀、遊戯王    など

今思いついただけでも
彼の趣味はこれだけある。
思いついただけなので、実際はもっとある。

そしてどれも薄い知識ではない。 

はまるととことんやりつくす性格の彼は
どの趣味もそれなりにしっかりやりこんでいて
人にレクチャーできるほどの
知識と技術を持ち合わせている。

(彼の趣味についてはしっかり書きたいので、また別の機会に)


多趣味で多才な彼を私はとても尊敬していて
そこは彼の大きな魅力である。

知識がある人ほど、その知り得た知識を誰かに披露したくなるらしく、
私は彼の趣味について、今まで一通り説明を受けてきた。
こちらから説明を求めた訳ではないけれど
彼はいつも得意気に、そして一生懸命に
自分の興味のあることについて説明してくれた。

無趣味な私にとって、彼の趣味トークはとても新鮮で
いつも楽しく聞いていたのだけれど、
ある時彼から

「いつも俺ばかりしゃべっているけれど、
なにか趣味はないの?
なにか俺に説明できるようなことはないの?
なにか俺に教えてよ。」
と言われた。



なにも思いつかなかった。
彼ほどの熱をもって説明できることが
私にはなかった。



そこから長い私の趣味探しが始まる。

彼の趣味はいくつか一緒にやってみた。

興味を持てそうなものはあったけれど
彼を超える熱量で取り組めそうなものは1つもなかった。

誘われたら一緒にやってもいい。
でも1人ではやらない。その程度。



友人や職場の同僚、
担当の美容師さんにも趣味について聞いてみた。

もちろん私と同じように無趣味な人もいたけれど
趣味とはいわないまでも、
なにかしら興味を持っているものがある人は多くて

料理好きな同僚は料理教室に通い、
最近はお皿を集めるのが楽しいといっていたし、

絵をかくのが趣味な友人は
描いた絵をネットで販売していると言っていた。

植物好きな美容師さんは
休日になると子供そっちのけで
植物のメンテナンスに精をだしているそうだし

姉は最近畑の野菜を熱心に育てている。

妹はいまだにポケモンGOに夢中で
ポケモン収集のため
ウォーキングがてら近所を徘徊している。



羨ましい。
私にはなにもない。




「私なんでもすぐ飽きちゃうからな」
と彼に言ったら
「じゃあ今まで何に飽きてきたの?」
と聞かれた。


あ、違う。
私は飽きるほど何にも取り組んでいない。
飽きてすらいない。


趣味がないのは飽きっぽい性格のせいだと
思い込んでいたけれど
どうやら違っていたようだ。


何に対してもとにかく腰が重く
提案されても
なかなかやってみようとしなかった。

「お金がかかりそうだし」とか
「なんか怖いし」とか
「私にはできる気がしない」とか
「また機会があれば」とか


そんな言い訳ばかり並べて
なかなか何も始めようとしなかった。





そんなこんなでずっと無趣味な私。

でもなにか趣味をもちたいと
ずっと思っていた私。






そう
私はこのエッセイを趣味にしたいのです。




やっと始めた理由を書き終えました。



まだまだ書きたいことはたくさんある。




しばし、私の趣味にお付き合い下さい。

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