てつがく屋

香川県多度津町のサロン型喫茶「Tetugakuya」を拠点に、哲学対話・哲学読書会など…

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香川県多度津町のサロン型喫茶「Tetugakuya」を拠点に、哲学対話・哲学読書会など様々な学びの場づくりを行っています。 noteでは、哲学対話の記録の一部を掲載しています。

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正しいことを知っている人は、正しいことをする? (こどもてつがく 高学年)

コミュニティボールを使ったアイスブレイク みんなで集まるのはこれで3回め。 まずはちょっとした遊びから始めます。 コミュニティボールを名前を呼びながら、投げて渡します。 ルールは ・隣の人には渡さない ・同じ人には渡さないよう、覚えておく 時間を測って、できるだけ短い時間でみんなに回るように。ボールを楽しく投げあいながら、お互いの名前も少しずつ覚えて行きます。 1回めは、1分17秒、記録を塗り替えようと気合を入れて臨んだ2回めは、なぜか1分19秒……。 高学年は人数

    • 自然といちばん関係があるのはどれ?  (こどもてつがく 低学年)

      集中するためのちょっとした儀式 「みんなが普段考えてることって、どんなこと?」 集まった子ども達にファシリテーターが問いかけます。 「お腹空いた~」 「ごはん何かな? とか」 そんな日常から離れて、今からは集中してお話する時間、そのことをはっきりさせるために今回からちょっとした儀式を取り入れます。 「いまからみなさんは、ちいさな哲学者ですよ」 「なんでちっちゃいん?」 小気味よいツッコミでスタート。 対話のルールの確認 まずは対話のルールの確認をします。 「対話で

      • こどもてつがく低学年 こころをぎゅっとするってどういうこと?

        R6年度こどもてつがく低学年5月25日 初回の人見知りが溶けてしまったのか、2回目となった今回は、集まった瞬間からとても賑やかです。 参加者のひとりが駆け寄ってきて 「てつがくに使えると思って。私の大好きな本。持ってきた」 と話してくれました。 他の参加者も、みんなこの絵本に興味津々です。 まずは、朗読を行いますが、みんな落ち着きません。 みんながあちこちで同時に話していて、進行の舵取りの難しさを感じます。 こどもたちは、とにかく静かになんてしていられません。それぞ

        • こどもてつがく 「私/あなた」は何者なのか?

          R6年度こどもてつがく高学年4月スタート! 新年度になり、小学校5年生から6年生までの18名が集まりました。 なかには、3年目の参加になる人もいます。 高学年の参加者は、隣に座った人同士、世間話や雑談に花を咲かせるようなことは難しく、お互いに、横のつながりができにくいようです。 「哲学しよう」なんていう志を持った人が集まっているなんて、杉原から見ると、気が合う仲間がいる可能性もあるので、ぜひ友達になっておきたいと思うものですが……。 なんとか、参加者同士がもう少し交流す

        正しいことを知っている人は、正しいことをする? (こどもてつがく 高学年)

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        • 哲学対話
          31本
        • こどもてつがく
          20本
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          13本
        • オンライン&オフラインハイブリッド型哲学対話
          4本
        • 法人運営
          1本
        • オンライン哲学対話
          10本

        記事

          4月7日哲学対話 ファシリテーターを終えて

           どうも、こんばんは。  そろそろ学校が始まるので憂鬱な、りょうくんこと松井康太朗です。  今回は、4月7日の哲学対話(テーマは「肩書きってなんだろう?」)のファシリテーターをした感想を書きたいと思います。 感想 今回は、ホワイトボードを使わずに、ファシリテーターをしました。やっぱり、楽ですね。  書記は書記で楽しいし、ホワイトボードがあると分かりやすいときもあるんですよ。  ただ、ファシリテーターとしては他の参加者が手を挙げているかなどが見えた方が良いのかもです。  前回

          4月7日哲学対話 ファシリテーターを終えて

          初めてのファシリテーターを終えて

          はじめに  どうも、はじめまして。テツガクヤのお手伝いをさせてもらっている、松井康太朗です。テツガクヤではりょうくんって呼ばれていたりします。その経緯はまた機会が会ったら話したいと思います……。  早いものでもう三月です。僕が初めてのファシリテーターをしたのが1月13日みたいなので、もう二ヶ月ぐらい経ってますね。その間に実はもう一度ファシリテーターをしたのでそれも踏まえて書きます。  どうしてこうなってしまったんでしょう……。早く書かなくてはと思いつつなかなか取り掛かれない

          初めてのファシリテーターを終えて

          勉強は役に立つのが遅すぎる

          おはようございます。テツガクヤの運営を手伝っています、松井康太朗です。昨日、10代不思議の部屋で話したことをもとに僕が考えたことを、記憶の確かな今のうちに残してい置こうと思います。    昨日は人数が少なかったため、テーマを決めた対話というよりは雑談のような話のなかから、不思議な点、疑問を見つけていくような時間でした。  学校の話などをしていく中で、勉強の話もしました。  そこで考えたことの一つが、タイトルにもしている、『勉強は役に立つのが遅すぎる』です。  冷静に考えて

          勉強は役に立つのが遅すぎる

          なぜ人形はしゃべらないのか?

          日 時:2023年10月28日(土)10:00〜11:30 場 所:飯山総合学習センター 参 加 者:5名(小学校低学年) ファシリテーター:杉原・内藤・小西 テーマ:「なぜ人形はしゃべらないのか」 ▼なぜ人形はしゃべらないのか ▼「人間しゃべる」と「ぬいぐるみのしゃべる」はどう違うのか ▼気持ち(こころ)が有るものと無いものはどう分けられるか 「例年と比べて今年は暖かい」と言われていたけれど、この日は朝から少しだけひんやりとしていた。開講時刻の30分前に男の

          なぜ人形はしゃべらないのか?

          これまでの研究や理論は本当にあっているの?

          こどもてつがく高学年10月 文 サブファシリ 高校一年 松井康太朗 みんなで議論する問いを決める この日は、最初に、みんなでテキストを輪読しました。そして、読んだ内容からみんなで議論したいテーマを考えることにしました。 二つのグループに分かれたうちのだいちゃんグループは、 『これまでの研究や理論は本当にあっているの? またあってるとしたらどうして分かったの?』という問いで哲学対話を行いました。    この問いについて話し合う前に、まずはそれぞれ対話の前の考えを用紙に

          これまでの研究や理論は本当にあっているの?

          植物と人間はどう違う?

          2023/10/15  こども哲学高学年レポート 「🌲植物と人間はどう違う?🌲」 【哲学するということのおさらい】 今回は哲学するということを、本を読んでおさらいすることから始めました📕 スウェーデンの作家ベーテル・エクベリの『自分で考えよう~世界を知るための哲学入門』をみんなで少しずつ担当して朗読します。 その本は、こんなことについて触れています。「理性」というと仰々しく聞こえますが、たとえばそれは、私たちがなくした鍵を探すようなときにも働いている。自分が置き忘れ

          植物と人間はどう違う?

          不思議の部屋 どうやって人とそれ以外を見分けるの?ー人間とは?ー

          文 不思議の部屋参加者 りょう 編集 てつがく屋 杉原あやの R5年度丸亀市市民学級 丸亀市生涯学習センター 不思議の部屋 てつがくラボ 9月のレポート   今回は、前回話し合った「なぜ神様や仏様のルックスは人間なの?」という問いから生まれた、さらなる問いについて深めていきました。  まずは、「なぜ神様や仏様のルックスは人間なの?」という前回の話し合いから生まれた、各々の問いを出していきました。 ⚫︎神様と仏様の違いはなに? ⚫︎神様という概念が存在する社会とは?

          不思議の部屋 どうやって人とそれ以外を見分けるの?ー人間とは?ー

          R5年度 こどもてつがく高学年「自分一人でやっていける?お互いのことは本当に必要かな?」

          こどもてつがく第二期生、高学年クラスの対話がスタートしました。 第一期生の低学年クラスに参加していた子どもたちで、高学年になった子もたくさん参加してくれ、合計14名です。 こどもてつがくの取り組みは日本でも徐々に広がっていますが、こんなにたくさんの子どもたちが年間通して哲学的に考えることは稀かもしれません。 4月、5月は海外の子ども用てつがくワークシートを使って対話を行いました。 まずは、哲学的な「問い」を作るワーク。 ワークシートでは、問いの例として「ものごとの良い

          R5年度 こどもてつがく高学年「自分一人でやっていける?お互いのことは本当に必要かな?」

          R5年度 こどもてつがく低学年初回

          R5年度 こどもてつがく低学年初回の4月1日を迎えました。 全員で9名の子どもたちです。 そのうち新しいメンバーも参加されています。 初回は、自己紹介にとても時間をかけました。 一人づつ自己紹介をしながら2種類の毛糸を巻いていきます。 毛糸の塊は、別の子たちがそれぞれにもち、毛糸を棒状の板に巻いていくのを手伝う仕組みです。糸を通して、繋がっているわけですね。 今ハマっているのもは? 好きなお菓子は? 子どもたちの個性や共通の好みや趣味も見つかったり、自分と似た子を見

          R5年度 こどもてつがく低学年初回

          犯罪はどうしておこるの?こどもてつがく高学年

          こどもてつがく高学年 令和 4年12月11日 飯山総合学習センター 文 成戸洋介 哲学とは「知を愛する」ということです。 とはいっても特別難しいことではなく、例えば、 なんで勉強しなきゃいけないんだろう? なんで友達同士で喧嘩するんだろう? と考えたことがあるなら、それは哲学的に考えたことがあるということです。 今回のこどもてつがくでは、そういった問いを自分たちで考える練習として、話しあってみたい問いを子どもたち自身に挙げてもらいました。 「どうして宿題はあるの?」 「な

          犯罪はどうしておこるの?こどもてつがく高学年

          こどもてつがく低学年 神はいるのだろうか?

          2022.12.03 飯山総合学習センター こどもてつがく  文 杉原あやの 低学年8名との哲学対話の記録 なるべく子どもたちの意見をニュアンスが変わらないように鉤括弧で書きます。丸括弧は、子どもたちの言葉を補うために筆者が補足を書いています。 さて、12月の哲学の時間がやってきました。 はじめに、みんなでより良い対話ができるように、哲学対話のルールをもう一度確認しました。 「相手の話をちゃんと最後まで聞こう」というルールを伝えるだけではなく、どうしてちゃんと話を聞

          こどもてつがく低学年 神はいるのだろうか?

          いつでもしたいことしていいのかな?

          いつでもしたいことして、していいのかな?こどもてつがく低学年 令和 4年 9月 3日(土) 飯山総合学習センター 文 杉原あやの 今回も集まった子どもたちを2つのグループに分け、それぞれファシリテーターが付き対話を行いました。これは、ファシリテーター杉原のグループの記録です。 最初にファシリテーターが、他の人の話を聞くこと、深く考えること、質問することの大 切さについて話しました。 今日のテーマは「いつでもしたいことしていいのかな?」です。 ワークシートに自分の考えをそれ

          いつでもしたいことしていいのかな?