修正前記事 CPTライセンス問題 現在「景表法」「仕事の質」「興行ビザ」「報酬と賞金」の問題で、議論の進展は完全に凍結している。

※こちらの記事は中盤以降を修正して、新たに⑤として上げ直しました。
修正した⑤の記事の方を観覧していただければと思います。



ももちさんの主張が正しいとするための
消費者庁のpdf回答文章の読解
回答文章原文
https://www.caa.go.jp/law/nal/pdf/info_nal_190903_0002.pdf
ブログ主が全文テキストに起こしたもの
https://note.mu/tetugakunohito/n/n95a99490c3f1

実は 景表法の問題というのは
ゲームの高額賞金競技大会を開く上で、
法律的に、まったく賞金制限にかかることはなく
普通に大会開催ができることが明らかになってきました。

eスポーツ賞金競技大会で
景表法が問題にならないというのは 今更のことになっています。
しかしそれは法律の専門家などから
法解釈を引っ張ってくるなどして
ずっとこの問題に、取り組んでいる人達の見解であり、
一般の人達はこの問題がどう進んでるなど、
ほとんど把握はしていません。

景表法の問題は未だに根強く残っている

多くの人は、まだまだその理解にまで至ってません。

その理由の1つとして
競技大会の入賞賞金において、国内と海外においては
「賞金・報酬」の違いがあると言われてます。

景表法は問題ないと考えている人達で
賞金の法律の扱いの違いを説明できる人がいるでしょうか。

「民法」の「契約の成立」第五百二十九条 (懸賞広告)
「ある行為をした者に一定の報酬を与える旨を広告した者」
これが競技大会で提示された、懸賞賞金の報酬の話になります。
他には人にお金を送る、「贈与」の法律があり、
その扱いの違い、どう区別するのか
説明するのは難しいかと思います。
結論は全部まとめて「仕事の報酬」なのですが。

これを説明できないために
「国内と海外の選手では、賞金・報酬の違いが出てくるために 
景表法の適用が違ってくるから
実際には景表法の賞金制限は必要になってくる。」という認識で
おおむね問題ないかということで、止まっているのが現状なのです。

そして海外の選手には、こういう対応もしています。

参照先:https://twitter.com/Harada_TEKKEN/status/1174504161615859712?s=19

画像1


興行ビザを発行するという対応をとっています。
企業として報酬の扱いで問題ないように、法務省に
「これで大丈夫か」と質問をし
「大丈夫」と回答をもらっていると報告した
ツイートをしてます。

一般人から見れば 
これが共通見解でしょう。
深くまでライセンス問題の法解釈を理解することは、
すでに意味のない行為です。
ライセンスのあり方を問われる議論は進んでないのです。

海外選手には 何らかの報酬・収益の計上で問題が出てくるために、
興行ビザでリスク回避をする。

報酬の扱いが違えば、景表法の扱いも違ってくる。
競技大会の興行性も認めてもらうために
競技の質も高めなくてはならない。

まだまだ賞金大会には「リスク」が
つきものなのであり、そのリスクを回避するために
「ライセンス発行」は仕方ない道だったと
結論付けるのが妥当という考えになります。

企業の法的遵守の観点から見ても、ライセンスが必要なのは当然の対応。
eスポーツ全体としてみても、発展に意味のある制度だったという
見解で決まるかと思います。

つまり現在のライセンス制度が必要な理由に
「リスク管理」という理由があるために、
いくらライセンス不要論が叫ばれても、
ライセンスの必要・不必要の対立が膠着し
完全に議論が凍結したまま終わっているというのが
現在の格闘ゲームシーンであり、
議論の余地はもうない状態なのです。

リスク管理を無視するというのは
企業組織が興行する競技大会運営において、
到底、馬鹿げた行動となります。


そのために、議論を膠着から進めるためには、
賞金競技大会の運営においての
「景表法」
「支払いの報酬・賞金の違い」
「仕事の質の証明」
「興行ビザ」
を、六法全書を使って 
法解釈で完全に外す必要があります。

そうすれば議論の膠着はとけるかはわかりませんが、
溶かすことに繋がります。
そもそもこれ以上を議論を進める意味があるのか、
企業・組織はプロの人達はライセンス規約のあり方を見直す可能性は低いのに。

実はあるのです。
法律解除の有料のライセンス問題には、
リスク回避ができてない性質があります。


法律解除の有料のプロライセンスが抱える大きな闇

現在のの格闘ゲームの有料ライセンス制度には
「リスク管理」という根幹を大きく揺るがす問題を
含んだままになっています。。
つまり「リスク」が放置されているのです。

なぜライセンスを有料にしたのか。
なぜ無料にしなかったのかと思います。
他のスポーツのプロライセンスと同じように、
ライセンスに会員費を取るのが当たり前と考えるなら、
法的遵守をしっかりしてるつもりじゃなく、
法的遵守を守れるように法律を理解しないと。

景表法で仕事の報酬に制限をかけ、
その法的制限を解除するために法的効力のない
有料のライセンスをとらせることは、
詐欺行為です。

そしてその状態で、第3者が
有料のライセンスを取ることに価値があることを、口に出すことは、
第3者が契約の同意に介入をして
契約する本人の 事実と認識の錯乱を強める、
詐欺の幇助に当たります。
実際は当人が正当な情報のもと、
ちゃんとライセンスを契約するかどうか、
契約を任せれば良いのです。有料のものなんだから。

もともと自分達が賞金制限を勝手にかけているものなので、
プロには賞金の制限は関係ないが、
賞金を満額払う有料ライセンスを
契約させるという情報の公開した上で契約をすれば、合法です。
事実と認識の錯乱が起きてないためです。

ちょっとした情報のはぐらかしのようですが、
そのはぐらかしのせいで、
ライセンスの必要性、意義、制度としての価値がかさましされ、
第3者は「ライセンス制度は意味がある」「大会運営に必要だ」
「みらいのためのものだ」と主張するようになり、
ライセンスを受け取らないアマチュア選手への
相当な圧力に変わっていきます。
第3者は当人の契約に口を出しちゃ駄目だから
無駄に煽ってもしょうがないのに、
企業がライセンスの意義を必要以上に掲げることを
問題としてないのです。


本当にライセンス制度を必要とした理由は、
「プロプレイヤーの囲い込み」であり、
「高額賞金大会の運営にライセンスが必要という理由」とは、
全く違うものです。
本当の狙いなど、わざわざ言う必要はありませんが、
ライセンスの意義を必要以上に主張することは
第3者が、目に見えてライセンスの必要性と価値を
自分でも説くのは明らかなことであり、
ライセンスの取得を断る人間に相当な圧力がかかります。

ライセンスはただのライセンスです。
プロになるための契約に過ぎません。
企業は、プロ達にライセンスには
個人の賛同意見を出さないようにと通達して、、
そして第3者が必要以上の価値の主張をしないように、
ライセンスはただのライセンスということを
正しい情報として価値を示さないといけません。

ライセンスに価値を主張したい気持ちはわかりますが、
第3者にどうしても、その価値を信じ込ませることになり、
有料なものを契約する当人に取得させるという圧力に変わります。
第3者が 契約を判断する当人の判断を尊重しない圧力をかけることは、
刑法の恐喝、人の財産を取る行為に当たります。

刑法 第三十二章 (恐喝)
第二百四十九条 人を恐喝して財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

だから、企業は優良なものを契約させる制度を作るのであれば、
法的遵守をしっかりしなくてならないのです。
ライセンスの意義を必要以上に設けることは「しっかりしてない」です。

ライセンスは、ただライセンスです。
自分達の大会規約を全て正当化する 便利なものじゃありません。
アマチュア規約も、規約にアマチュアと書かれているから、
「あっ、アマチュアだから自分のことだな」と対象を指し示して
認識させるだけの、語句にしか過ぎません。
ライセンスになんの法的効力もありません。認識の強化だけです。
最大の法的効力を発揮する「契約の同意」に、認識の対象の語句として
役立つにすぎません。


プロの人間たちには、ライセンスの意義を口にしては駄目と
ちゃんと組織から注意として、通達しないとなりません。
この部分もまた、法的遵守をしっかりするところです。
どの世界のスポーツライセンスで、プロがアマチュアに
「ライセンスを取るべき」「ライセンスの価値がある」と
口に出す世界があるのかと言うのでしょう。



大会運営にライセンスは全く必要ありません。
それをわざわざ言う必要はないのですが、
有料のものに 存在しない法律の制限を解除する
必要性と正当性の意義を強調し、
法律上必要なことだと有料ライセンスを取らせることは、
事実と認識を錯乱させる詐欺行為です。

その意義で第3者の賛同を得るとともに、
第3者が当人の意思判断を操作して契約させることは
詐欺の幇助であり、当人に無理やり契約させて財産
その行為を第3者が助けて、本人の契約の判断に介入するのは
詐欺幇助に当たります。

詳しい 詐欺の民法の法律、刑法の法律の扱いは 次回 ⑥
法律解除の有料のプロライセンスが抱える闇 で
解説していきたいと思います。