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充さんは、カラスと寝言が恐ろしいという。 恋人の愛理さんは非常に物知りで、ある時、叉骨のおまじないをしたいと言い出した。 それは鳥の喉元にある骨を用いる、願い事を叶えるタイプのものであった。 叉骨は二又に分かれていて、頂点にはつまみのようなでっぱりがある。 端を引っ張り合い、割れた際にでっぱりが付いていた側の願いが叶うと説明された。 いざ「そおれ」と二人で引っ張り合うと充さん側にでっぱりがついていた。 結果を見て、愛理さんは非常に残念そうな顔をする。 普段から強請ることが