車　残クレの落とし穴

　残価（下取り価格を想定）を新車価格から引いて、安く新車に乗れるという魔法のような販売手法。

　私はお勧めしません。
なぜならリスクが高いから。。あくまでも、下取り価格は想定した価格（確定ではな）。下取り価格がとても低くなることが考えられる。売る側としては下取りを想定より高く設定するセールスもいるかも・・

下取り価格低下要因

・走行距離が長い
・傷や車の状態
・事故
・改造
・不人気
・欠陥車（大きなリコールを含む）

　想定下取りよりも少なければ新車に乗り換える時、その分支払い額が増えますね。3年間で傷をつけない、「事故を起こさない、貰わない」可能性はどれだけあるのだろうか？

　残クレを使用するなら、必ず車両保険に入らないといけません。車両保険はとても高額で加入しない人も多い？？

　もしも事故を起こした・貰った場合（相手が任意保険に入っていない場合）自分自身も車両保険に入っていなかったら。修理代を自腹で払わなければならない。

もちろん下取り価格が下がる

　究極的に、車両保険未加入で事故を起こして廃車となった場合。手元に車もなく、残価も含めたローンだけを払い続ける事になる。

　私が残クレを使っても良いと思う人は！？
・3年～5年/毎に同じメーカーで新車に乗り換えたい人
・車両保険に加入する人
・あまり車に乗らない人（走行距離が短い）
・買い替える度に、ローンが永遠に終わらない事をわかる人

　毎月の支払いを安くして購入しやすくして、さらに定期的に新車に乗り換えると、メーカーが得する事しかないって事がわかりますよね。

　私たちが残クレを使って得をする事を考えてみた！！
300万の車で3年後に下取り100万円。
200万の支払いという事でローンを組みます。
3年後に下取りに出さないで乗り続けます。
残価の100万円に対してローンを組み替えます。

　当初の残クレの金利が安く設定されている事が多いので、最初に200万につく利息の支払い額が低くなります。残り100万円のローン金利は高くなるかもしれませんが元金が少ないので軽減できます。（手数料がどれだけかかるか分かりません。手数料で同等になってしまうのかな？）

「300万を5年ローンで金利3％」と「200万を3年間1.9％。100万円を2年間3％」微妙な金額ですが、この位しかメリットを出せないと思います。

　各種ローンを組んだ車は「車両保険」を付けないと怖くて乗れません。全損や修理しないと走らない状態になったら、ローンの支払いだけが残ります。ローンの残高を苦にならず、「いざ」となったら支払えるなら加入はしなくても良いと思いますけどね。