贈与

ここ数日でNetflixのサンクチュアリを観た。

評判通りの面白さ。
役作りがすごいのか役者集めがすごいのか知らないが、よくあれだけ太ってる演技上手がいたもんだ。

面白かったとこはいくつもあったが、気になったひとつが「タニマチ」と呼ばれるスポンサーのような存在。

以下Wikiより抜粋


主にひいきにしている力士やスポーツ選手、歌手などの芸能人に多額の援助という形で後援し、後見人的立場となっている人物のこと。援助の形態としては繁華街等での豪遊から、本業における多人数分のチケット費負担及び人数動員による客集め、私生活での金銭援助や副業への協力、異性問題等の不祥事処理など多岐にわたる

ドラマにもあったが不祥事の処理ってとこもなかなか闇深くて面白かった。

ただご存知の通り、相撲はテレビだとNHK。国営放送の為、広告物は映らない。
スポンサーとはいえ、相撲のタニマチは他のスポーツなどのスポンサーとは違って見返りが少ないようにも感じるが、見栄とかもあるのかな。
見返りを求めない贈与的な側面も感じられた。

私の思索のタグに常にある「贈与」
贈与は利他的な行いだが、受け取る側が有難迷惑になる可能性もある為、受け取られてはじめて贈与は完成する。受け取った側が、こんなに受け取るなんて、という負目が生じてはじめて贈与なのだ。

そこで大前提として不可欠になってくるの「性善」である。
見返りを求めないにしたって、贈与する他者が生まれながらに悪であったとしたら、受け取った側は負目を感じることはない。
ドラマで出てくる力士も性格などに難がありそうな面々だが、なんだかんだで根が良い奴らだ。
贈与は性善の上に成り立っているというのが私の見解だ。
体も大きいが受け取る器も大きいお相撲さんのように「ごっつあんです!」がなければ成立しないのだ。

というわけで長くなりそうな雰囲気になってきたので「性善説」についてはまた今度書くことにします。

読んでくれてたらありがとうございます。ごっつあんです!

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