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疲れ果てた日に思うこと
家族を支えるために、どんな仕事でも我慢し、多くの人たちに頭を下げ、社会や経済のルールに従い、権力のある人たちに逆らいもせず、毎日疲れ果てている父親たち。
家事や育児の責任を一手に担い、根も葉もない知り合い達の噂に翻弄され、さらに仕事もこなして精神的にも疲弊した母親たち。
疲れていても逃げ出せず、情報の多さに翻弄されて、自分の意見を大っぴらに言えない同調圧力の世の中で、私たちはどんな未来へ進んでいるのだろうか。
甘えるんじゃないよ、親とはそんなものだよと古くから受け継がれてきた文化だが、そんな親に誰がなりたいと思うのだろうか。生活は豊かになって大変感謝しているが、その引き換えに心の豊かさを大切にする気持ちは何処へいってしまったのか。
他人の言いたいことも柔軟に受け入れて、皆がやりたい事をやればいいという社会となり、みんな生き生きと暮らせる未来は来るのだろうか。
幸せは足もとに転がっていると信じて毎日自分を励ましてきた。モノは捉え方次第と信じて頑張ってきた。だが、まだ心の豊かさを感じることが出来ていない。自分の心に余裕がない。義務だらけの毎日を必死に泳いでいる。
井の中の蛙が空の青さを知ったら、やっぱり外に出たいと思うよね。現実を受け入れるだけでいいのか、それとも変えようと少しでも努力したほうがいいのか。
疲れ果てた日には、そんな事を考えてしまう。
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